藤本氏に選対費が支払われず 民主党本部、県連へ“罰則”
http://www.chunichi.co.jp/article/shizuoka/20100524/CK2010052402000143.html?ref=rank
参院選2人目の擁立に協力せず
夏の参院選静岡選挙区で、民主党公認で立候補する現職の藤本祐司・国土交通政務官に対して、同党本部から選挙対策費が支払われていないことが分かった。同党静岡県連は「複数改選区には複数候補を立てる」との党本部の意向に反発し、藤本氏に続く2人目の候補擁立に協力しなかった経緯がある。党本部側からは、不払いについて、同党県連に対する“罰則”ととれる説明があり、選挙本番が近づく中で党本部と県連の間に新たな摩擦の種が生じた。
不払いは23日、静岡市内で開かれた藤本氏支援の集会で、牧野聖修・県連会長らが明らかにした。集会終了後、取材に応じた藤本氏の説明によると、同党公認で今回出馬する現職数人に確認したところ、党から4月に100万円、5月に500万円の計600万円が選挙区総支部などに渡っており、藤本氏側にのみ支払われていなかった。
選挙区の2人目擁立問題で、静岡県連同様に党本部と対立した京都府連の現職にも支払われていたという。ただ、公認決定直後の3月には、藤本氏にも100万円が支払われていた。
牧野会長によると、5日ほど前、党本部の佐藤泰介・財務委員長から牧野会長に直接電話があり、「静岡県連の活動費と藤本氏の選挙対策費を出さない。(小沢一郎)幹事長の方からの話。幹事長に謝ればいい」との説明があった。
佐藤委員長以外にも、同党選対関係者ほか複数の議員からも、牧野会長に「県連が党の方針に反したため、藤本氏への選挙対策費は出さない」との話があったという。
牧野会長は「党の方針に従わなかった県連へのペナルティーなら理解できるが、公認候補に選挙対策費を出さないのは納得できない。言うことを聞かなければ締め付けるという方法論は、民主党らしくない」と憤る。
今月中に支払いがなければ、牧野会長が小沢幹事長に会って支払いを求めるという
2010年5月24日
民主・小沢氏 「活動費について言う必要ない」 静岡県連への支給停止問題
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/100524/stt1005242210009-n1.htm
「資金は私と財務委員長が決定している。マスコミの諸君に言う必要も理由もない」
民主党の小沢一郎幹事長は24日の記者会見で、静岡県連(牧野聖修県連会長)が党本部から参院選活動費の支給を止められたと反発していることへの説明を拒否した。そのうえで「(平成18年に)代表を引き継いで以来、選挙を一切任されてきた。私なりの判断で選挙戦を戦い、今、政権を任されている」と言い切り、自身の判断に誤りはないと強調した。
活動費の支給停止は静岡県連と参院静岡選挙区(改選2)の現職、藤本祐司参院議員に対する措置。県連が小沢氏の改選2議席の選挙区での2候補擁立方針に抵抗したことへの報復と受け止めるむきもある。
2010.5.24 22:08
http://www.chunichi.co.jp/article/shizuoka/20100524/CK2010052402000143.html?ref=rank
参院選2人目の擁立に協力せず
夏の参院選静岡選挙区で、民主党公認で立候補する現職の藤本祐司・国土交通政務官に対して、同党本部から選挙対策費が支払われていないことが分かった。同党静岡県連は「複数改選区には複数候補を立てる」との党本部の意向に反発し、藤本氏に続く2人目の候補擁立に協力しなかった経緯がある。党本部側からは、不払いについて、同党県連に対する“罰則”ととれる説明があり、選挙本番が近づく中で党本部と県連の間に新たな摩擦の種が生じた。
不払いは23日、静岡市内で開かれた藤本氏支援の集会で、牧野聖修・県連会長らが明らかにした。集会終了後、取材に応じた藤本氏の説明によると、同党公認で今回出馬する現職数人に確認したところ、党から4月に100万円、5月に500万円の計600万円が選挙区総支部などに渡っており、藤本氏側にのみ支払われていなかった。
選挙区の2人目擁立問題で、静岡県連同様に党本部と対立した京都府連の現職にも支払われていたという。ただ、公認決定直後の3月には、藤本氏にも100万円が支払われていた。
牧野会長によると、5日ほど前、党本部の佐藤泰介・財務委員長から牧野会長に直接電話があり、「静岡県連の活動費と藤本氏の選挙対策費を出さない。(小沢一郎)幹事長の方からの話。幹事長に謝ればいい」との説明があった。
佐藤委員長以外にも、同党選対関係者ほか複数の議員からも、牧野会長に「県連が党の方針に反したため、藤本氏への選挙対策費は出さない」との話があったという。
牧野会長は「党の方針に従わなかった県連へのペナルティーなら理解できるが、公認候補に選挙対策費を出さないのは納得できない。言うことを聞かなければ締め付けるという方法論は、民主党らしくない」と憤る。
今月中に支払いがなければ、牧野会長が小沢幹事長に会って支払いを求めるという
2010年5月24日
民主・小沢氏 「活動費について言う必要ない」 静岡県連への支給停止問題
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/100524/stt1005242210009-n1.htm
「資金は私と財務委員長が決定している。マスコミの諸君に言う必要も理由もない」
民主党の小沢一郎幹事長は24日の記者会見で、静岡県連(牧野聖修県連会長)が党本部から参院選活動費の支給を止められたと反発していることへの説明を拒否した。そのうえで「(平成18年に)代表を引き継いで以来、選挙を一切任されてきた。私なりの判断で選挙戦を戦い、今、政権を任されている」と言い切り、自身の判断に誤りはないと強調した。
活動費の支給停止は静岡県連と参院静岡選挙区(改選2)の現職、藤本祐司参院議員に対する措置。県連が小沢氏の改選2議席の選挙区での2候補擁立方針に抵抗したことへの報復と受け止めるむきもある。
2010.5.24 22:08