二葉鍼灸療院 院長のドタバタ活動日記

私が日頃行っている活動や、日々の鍼灸臨床で感じたことなどを綴っていきたいと思います。

二葉清友会 創立48周年記念祝賀会 参加

2009年09月25日 | 日常
8月20日(日)、名古屋の東洋医学研究所において、二葉清友会 創立48周年記念祝賀会が開催されましたので参加しました。

名古屋はまだ夏のように暑かった

二葉清友会は黒野先生が中心になって行われている会です。鍼灸医学とは別に、鍼灸師に必要な人間性(心)を勉強する会です。心身一如と言うように、鍼をうつのもお灸をすえるのも人間が行うものであり、心が動かし行うものである。その心の動きは鍼灸診療を行う際にも必要不可欠な要素であり、鍼灸診療とは一体となるものであるということで、その勉強を48年も継続して行っています。

黒野先生のお話も聴け、仲間ともいろいろな情報交換や楽しい話ができ、有意義な時間を過ごさせて頂きました。今回は祝賀会がメインでしたから私も少~し、はじけさせて頂いたのでした~

また毎月、東洋医学研究所では囲碁の会があり、A・B・Cと3クラスに分かれて行われるのですが、今回はそれにも参加しました。私はBクラスで、最近はなかなか囲碁を行う機会もなかったので、気分をリフレッシュ、脳をリフレッシュさせる意味でも楽しんできました。

囲碁は本当に奥が深いです。白と黒の碁石で陣地の取り合いを限られた盤面上で行うのですが、その打ち方もいろいろな方法があり、白と黒(陽と陰)しかない中で本当に生き物のように状況によって変化するんですよね。
”囲碁は人生の縮図”と言われているのも納得できるというものです。その場その場の心の状態や、打つ人の考え方や視点、思考などが盤面上に反映される感じです。全体を眺め局所を考える、まるで鍼灸診療のようですよね~

B・Cクラスは、Aクラスとは違う部屋で行います。本日は、黒野先生が懇意にされている日本棋院中部支部総本部に所属されているプロの棋士、酒井義允七段がお見えになっていました(二葉清友会の参与でもあり、お忙しい中、祝賀会にも参加されました)。私たちの囲碁を打っている部屋までお見えになりました。そして、な・な・な・なんと、ひょんなことから私が一局ご指導いただけることになりました。

いや~緊張しましたね 以前からお顔は拝見したり、お話はしたことはありましたが囲碁のご指導は初めてでしたからね~。プロですからね、緊張しないほうがおかしいですよね 脳をフル回転させ全力を尽くした結果、さらに囲碁の楽しさを理解できた感じでした。ありがとうございます

祝賀会は午後5時から7時まで行われ、そして、慌ただしく8時の最終”特急しらさぎ”に乗って帰ってきたのでした。発車してスイマ~がやってきて気づいたら金沢でしたね
朝から慌ただしかったですが素敵な時間を過ごさせて頂きました~

二葉鍼灸療院 田中良和
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石川県鍼灸師会 月例勉強会 参加

2009年09月25日 | 鍼灸
8月19日(土)、午後8時半から11時過ぎまで、石川県鍼灸師会の月例勉強会に参加しました。今回が初参加です。翌20日には始発で名古屋に行かなければいけないので「間に合うように起きれるかな~」と心配でしたが…

なかなか土曜日の午後はスケジュールが詰まっていて時間がとれなかったのです。本日、勉強会で発表される中村先生は若手で活動的な先生です。その先生が日本鍼灸師会の全国大会で発表されるということなので、時間的に(睡眠的に)きつかったのですが参加したしだいなので~す。

◎内 容
 症例報告;鍼治療と生活指導により奏効した
          上腕二頭筋長頭腱炎の症例 
                中村智彦 先生

55歳の女性。初診日の3か月前くらいから右肩関節前面の痛みが発症。ちょうどその頃から介護の仕事を始めた。肩を横に挙げる、衣服の着脱時の痛み、結帯・結髪動作での痛み、寝返りをうつと痛くて目が覚めるなどの症状を訴えて来院した。徒手検査、局所の熱感、腫脹、発赤、症状と除外診察を行い、上腕二頭筋長頭腱炎と推測し治療を行った。仕事の都合で月2回ほどしか治療はできなかったが(鍼治療以外は何もしていない)、その場面に応じた生活指導も効を奏したのか3か月後にはほぼ痛みは消失した。という症例報告でした。

上腕二頭筋長頭腱炎などは広義には五十肩(診断名、病名ではありません)に含まれ、それら肩の痛みに悩まされている一般の人は多く存在します。その意味でもありふれた症候を勉強しておくことも大切です。

今回の発表に関しては、本当に鍼治療が効いたのか、生活指導では場面に応じて対応しなければいけないのでは、など多量に質問させて頂きました。厳しい言い方をすれば、全国大会で今のままで発表するには、まだまだだと思いました。これでいいというなら日本鍼灸師会の全国大会自体のレベルが心配されるというものです(私は参加したことありませんが…)。視点を変え、書き方を変え、誰が見ても分かりやすいように、何をどうしてどうなったらこうなって、私はこう考えるというようなストーリーで症例を把握していかなければいけないんじゃないかなと思ったのでした。そんなことを自分の臨床に照らし合わせ、きっちりやっていかんとな~と心を引き締めるいい機会にもなったと感じましたね。


どんなところでも日々勉強ですよね
自分に何かを吸収しようと思えば、そのチャンスはどこにでも転がっているんだと思います。

二葉鍼灸療院 田中良和
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