二葉鍼灸療院 院長のドタバタ活動日記

私が日頃行っている活動や、日々の鍼灸臨床で感じたことなどを綴っていきたいと思います。

「核兵器のない世界へ」 イベント参加 ③

2009年10月22日 | 社会
10月11日(日)の講演内容の続きです。

では「核兵器のない平和な世界をつくる」にはどうしたらいいのか。 解答から言ってしまうと、「自分たち一人一人が平和になった時、核のない世界が創られる」ということでした。自分たちが平和になるということは、自分の内面を見つめて、相手を認め尊重し、どんな人とも仲良くするということです。
んん~私としてはまだ難しい境地かな

日本には多くの平和活動グループがあるそうですが、お互いに仲の悪い団体が多いようです。「私たちとはここの考えや価値観が違うから認めない」ということでしょうか。どこの団体も一緒なんだな~と思いながら聴いていました。さらに、平和活動グループ内でも仲が悪いこともあるようです。 なんのための平和活動なんだ ということです。

平和にしても、医療にしても、誰のためにやっているのかということです。こと平和の道を追求するためには、自分の内面(心)を平和に、平静に、寛容にしておかないと、そこにまた争いが生まれることになってしまいます。

ゆみさんは、現在の彼女の心境について「私の内面の反映が世の中に現象として起こっている」と話されていました。自分の内面をコントロールし、常に人を尊重し、どんな人とも仲良くする、そうすれば自ずと周囲や世界も変わっていくだろうということなのでしょうか。

また真実を知り、気づき、実践すること。例えば、日本には湯水のごとく電気があります。コンセントを差し込めば電気が湧いて出るかのように使用できます。これは湯水のごとく石油や石炭、天然ガスやウランを使い、消費しているということです。日本のエネルギー自給率は1%以下です。食糧のみならず、エネルギーも世界の人たちに依存していることを日本の人たちは認識して、それぞれが出来ることから実践していくことが大切です。

「核兵器のない世界」は「自分の心の内にある」のでしょう。「自分たちの心次第」ということでしょう。「自分たちの思考したようになる」ということでしょう。

最後に講演会を締めくくる言葉として、ゆみさんが尊敬している、インドの偉大なる魂、マハトマ・ガンジーが残した中の大好きな言葉を紹介して頂きました。

”Be the change you wish to see in the world”
『あなたが世界に変化をのぞむなら、あなたが変化になりなさい』


講演終了予定が9時でしたが10時になり、最終電車に乗れなくなり、梅田駅の周辺で食事をしてホテルにでも泊まろうと、バーで食事&を頂いていたところ”3秒あればお友達”の明るい大阪で隣の名古屋のご夫婦と意気投合。深夜…早朝…まで飲みあかし、始発で帰ってきたそ~な。

いろんな意味で、いい時間を過ごさせて頂きました。
明るい大阪、最高 って感じです。

二葉鍼灸療院 田中良和
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「核兵器のない世界へ」 イベント参加 ②

2009年10月22日 | 社会
10月11日(日)に行われてたNO NUKES青年ネットの、きくちゆみさんの講演と鈴木 久さんの講演の内容を引き続き書いておきたいと思います。少し時間も経過したので、話を忘れない内に書いておかないとねほぼ、ゆみさんの話が主になっています。

私の意見も混ぜ込みながらの話になっていくと思いま~す。

ゆみさんは、以前お話をお聴きしたときよりさらにパワフルでしたね。本当に精力的に飛び回っています。瞳の輝きがいいんですよね。瞳力というか眼力とは違う、瞳の輝いている感じが素晴らしいのですよ

話の冒頭は、オバマ大統領のノーベル平和賞についてでした。これは、プラハで行った「核のない世界」の講演をきっかけに核廃絶に向けて取り組んでいこうという計画が評価されたものです。
オバマ大統領はアメリカ大統領選挙前の公約として、イラクに展開中のブッシュの遺産である駐留米軍を撤退させることを約束していましたが、大統領に就任した後は徐々にトーンが下がり、現在も撤退に至っていません。あろうことかアフガニスタンに3万人の軍隊を増員させました。これに限らず様々な公約に関してアメリカ国民は選挙前とは違うオバマさんに失望したのか支持率は半減し40%台になっています。
そんなオバマ大統領がノーベル平和賞を受賞したわけです。前回はゴア元副大統領が「不都合の真実」なる映画を作成し、現在の二酸化炭素の地球温暖化説を世界に啓蒙する原動力となりノーベル平和賞を受賞したわけですが、これにも「不都合な真実」の裏にある不都合な真実が報道されることはほとんどありませんでした。

そんな黒人初のアメリカ大統領がノーベル平和賞を受賞したことに関して、私の意見としては「なぜだ」「ノーベル平和賞って何」と思いましたが、ゆみさんと鈴木さんの共通した意見として、”どのような状況であろうとオバマ大統領が「核のない世界」を宣言したことが大切であり、それを良い方向へ向かうように応援していこう”というスタンスでした。「例えば何かをやろうとする時、頭から否定ばっかりしている人と上手くやっていけますか?」「いくら政治家を批判しても世の中何も変わらない」「だったら、この時期を逃さず、ホワイトハウスに”唯一の被爆国としてオバマさんを応援してます”というメッセージを送りましょう」ということでした。

そうかそうか、という思いでしたね。オバマ大統領がブルジンスキー氏の影響を受けていようが、キッシンジャー氏が特別顧問としてホワイトハウスにいようが、黒人初の大統領の良識と平和を願うピュアな心に訴えかけることが大切なんですね。でも、オバマ大統領の背後で動いている大きな力に関してもしっかり把握しておくことは私は大切かなと思います。

少し前のゆみさんだったら「オバマ大統領がノーベル平和賞」「嘘でしょう」となっていたということでしたが、ホ・オポノポノや最近、ゆみさんのマイブームでもあるBe Peace法などを学び実践していることにより自身の内面が変化してきたとのことでした。
この話に関連して、少し前にコスタリカという国へ行ってきたことを話されました。コスタリカは中央アメリカ南部の国ですが軍隊がない国だそうです。そして近々に平和省がコスタリカにできることになったそうです。ゆみさんは、この平和省を日本のみならず世界に創ろうと地球を駆け回っているわけですから、コスタリカは理想の国ですね。 また、先ほどのBe Peace法について、これは(私も理解していないのですが…)自分の内面を見つめる方法の一つであり、”非対立・非暴力・非軍事”など力でねじ伏せたり、押さえつけたり、支配しようとする思考は基本的にとらないということです。確か呼吸法もあったような気がしたが…、コスタリカでは小学校1年生からこの、内面をみつめ心を安定させるこの方法を教えているということでした。心と体の成長期の教育には必要なことだと感じました。

イラクではたった「今」も戦争が続いており、「今」この時も銃弾に倒れ、地雷を踏み、爆弾により尊い命を失っています。この戦争の発端は貿易センタービルで起きた9・11事件です。ゆみさんも当初はテロを憎んだようですが、その後、9・11事件の真実を知るにつれ「これは真実を知らせなければいけない」「地球に住む人たちの命が危ない」「子供の命が危ない」という母性本能が働き、その心がゆみさんを突き動かし、9・11事件の真相を世界に、日本に知ってもらうことが、ひいては世界の社会や経済の構造の真実を知ることになると直感し、あの事件以来、今も日本各地、世界で話をし、情報を流されています。
また、日本では新聞、テレビなど大手メディアは利権や特権に結びついた本当の情報はほとんど流れません。アメリカなどは政府や経済界の不利になることは日本よりもさらに全く本当の情報が国民には知らされないようです。そこで、ゆみさんは、グローバル・ピース・キャンペーンを展開して、規制のされにくいインターネットを使って真実の情報を流すメディアを創ろうと考え実践されています。

9・11事件の首謀者アルカイーダのリーダー、オサマ・ビン・ラディンを匿っているとしてアフガニスタンに戦争を仕掛け、さらに、大量破壊兵器は見つからなかったのに(後に誤報であったと認めた)イラクに戦争を仕掛け、今でも両国の国民は戦争に翻弄されています。結局は地下資源や貨幣をめぐる争いであり、9・11事件はそのための自作自演であるというのが、様々な矛盾点を照らし合わして考えると導き出される答えのようです。

『戦争中毒~アメリカが軍国主義を抜け出せない本当の理由~』という書籍(きくちゆみさん 訳)を今度映画化することが決定し、その予告篇の映像が今回は流れていました。また、イラクやアフガニスタンでは多くの罪もない人たちが戦争により殺害されたり、負傷したりしています。これはアメリカ人にとっても同じことなのです。現在、1500人以上のイラクに派遣されていた軍人を含めた軍関係者が命を失っています。30000人以上の軍関係者が手足を失い、目を失い、顔や体に大火傷をおい、あまりにも過酷な体験に心的外傷後ストレス症候群(PTSD)など精神を患い廃人のようになっています。本人も家族も心に体に傷を負っているのがイラク・アフガニスタン戦争の現実です。このような情報もほとんどアメリカ国内にはメディアを通じては国民に知らされません。

戦争で利益を貪る人たちがいます。不況になると、恐慌になると必ず戦争が起こります。紛争が起きます。金の集まるところには多量に集まり、ないところには生活ができないほど困窮するくらい何もないという格差が生まれています。アメリカの産業は今や風前のともしびなどとも言われています。しかし、唯一お金周りのいいのは、戦争を商売にする軍産複合体企業です。日本の産業界(大企業中心の)もこの軍産複合体企業(ペン○ゴン)の仕事を受注しよとやっきになっているようです。
オバマ大統領が宣言した「核のない世界」に一番反対しているのは日本の外務省と防衛省の上層部であるようです。なぜなのか 日本の大企業も軍産複合体の仕事を得ようとする。なぜなのか 生き残るためなら何でもしていいのか

また、原子力発電から出た「核のゴミ」である放射性廃棄物からプルトニウムを抽出し、それを再び原子炉で燃やしエネルギー利用しようとして、今は相当量のプルトニウムが日本に貯蔵されています。これは核兵器に転用できるので非核三原則にも違反します。アメリカの軍事技術関連では日本の精密で正確な技術が注目されていて、あらゆるところで利用されています。日本にはロケット技術や鉄鋼技術など世界的にも高いレベルの技術があります。これは何を意味するかというと核爆弾をつくることが可能であるということなのです。これでは諸外国から文句を言われても仕方ありません。という状態です。

さて、それでは、「核兵器のない平和な世界をつくる」ためにはどうしたらいいのか

んん~また長くなってしまいましたね。長くなったので、パート3でその辺をちょこっと書きたいと思います。

二葉鍼灸療院 田中良和
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする