二葉鍼灸療院 院長のドタバタ活動日記

私が日頃行っている活動や、日々の鍼灸臨床で感じたことなどを綴っていきたいと思います。

白山比神社(しらやまひめじんじゃ) 参拝

2010年01月12日 | 日常
1月11日(月祝 成人の日)、星稜野球部の練習を見た後、今年は必ず参拝に行こうと思っていた白山比神社へ行ってきました。初めての参拝です。

練習を見てからでしたから、神社到着が5時くらいでしたので、もう辺りは暗かったです。誰もいないのではと思いましたが、ちらほら参拝にお見えになる方々がおられました。



なぜ今年は白山さんへ行こうかと思ったのかそれは…秘密…ではありませんが、実は白山が偉大な山だなと思ったからでした。変な理由日本の三名山と言われる山は、富士山、立山、白山だそうですね。立山、白山の二山に囲まれているのが石川県です。災害の少ないのもこの山のお蔭なのかも…。水がないと人間は生きていけませんが、人間の利用する水はほとんどが山(森林)から一度地中に吸収され、土地の養分を吸収し伏流水として湧き出てきます。白山はその影響を石川県の広範囲に与えています。ですから美味しいお米もできるし、美味しいお酒もできます(今、ちょうど車多酒蔵の”五凛”という純米酒を頂きながらブログをうってま~す)。その川の養分は海岸の生き物に栄養を与え、そこからの食物連鎖により、元気のいい美味しい魚介類を頂くことができます。食べることばかりですが、石川の人々が様々な恩恵を受けているのが、この白山だと思ったという理由で、今年は感謝の意味を込めて参拝したいな~と思ったのでした。

金沢とは温度が違います。ひんやりと気持ちを引き締めて頂いた感じです。神社周囲のご神木も太く、生命力と、自然のパワーを感じました。ちょっとタッチさせて頂きパワーを注入させて頂きました。

神社にお参りをし、ふと横をみると”おみくじ”がありました。「今年の初おみくじは大吉だったからな~、引かないで帰ろっかな~」「いやいや、せっかく白山(しらやま)さんに来たんだから、やっぱ引いていこう」ということで引かせて頂いたのでした。結果は………大吉、今年はやはり大吉なんでしょうね 

でも、いい言葉が書いてありました「大吉ではあるが、世の中、盛もあれば衰もある、これが人生です。こんな時こそ、謙虚に次にくる衰に備え、今から種をまいておきましょう」というような言葉がありました(文章の意味はこのような感じですが、文面は、もっとちゃんと書いてありました)。



調子の良いとき、成功している時、運がいいと思うときほど、謙虚さを忘れずに、自分の足らないところを見つめて対処しておく。次の変化に備え向上心をもって、広い視野で人生を計画することが大切なことだと訓示を頂きました。参拝に来てよかったと思いました。

生かして頂いて、ありがとうございます。

さて、今年も完走するぞ 

二葉鍼灸療院 田中良和
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星稜野球部 練習を見に行く(2010年 初)

2010年01月12日 | 高校野球
最近は、業界の仕事や行事、会議などが入り、なかなか練習を見に行けませんでしたが、久しぶりに練習を見に行ってきました。今年初ですね。

現在は室内練習場にて、下半身と体幹を中心とした基礎体力作りが練習の内容であるようです。選手は皆、下半身に疲労がたまっているようでした。身体のケアをすることも大事ですが、この季節は身体をいじめる時期でもあり、やや疲労が加重するくらいのほうが筋力やスピード、俊敏性などの基礎体力ができてくるというものです。


体育館を疾走する投手陣 投手は野手の数倍走らないとね 野球の中で一番体力が必要で、試合でもっとも光る存在は投手なのですから

選手個々に身体の完成度や、クセなどあり、筋力や柔軟性なども様々です。その辺りを練習を見ながら、体の動かし方や意識の置き方などワンポイントアドバイスするのも私の仕事のうちです。正しい、選手にあった身体の動きをすることが、この時期、機能的な筋肉をつけていく上で必要になってくるのでしょう。

久しぶりに練習を見ていて、「やっぱりこのチーム面白いな~」と思いましたね。何かチームから出てくる明るさというものがあり、きつい練習だと思いますが悲壮感がありません。これから段階的に練習の強度も増してくると思いますが、この気持ちを忘れずにやって欲しいと思いますね。




練習メニューをみるとスタッフが飽きないように、それでいて総合的に体力がつくようなメニューになっています。これは選手にとって幸せなことでしょう。そんな中で”意識して練習する”ということが、さらに自己のパフォーマンスを高めていきます。このトレーニングはどの筋肉を鍛えているのか、どの野球の動作に関連するのか、この練習の意図は、など練習の内容に関して意識して行う。また、自分の冬季の大きな目標、中期的な目標、日々の目標を立て、それを意識して練習に取り組むこと。筋肉だけの問題ではなしに、脳神経のネットワークも活性化されるわけです。

そして、この時期の身体をつくる大きな要素は”食事”です。食事もトレーニングのうちです。ただお肉(タンパク質)を摂取すれば、疲れにくい、回復しやすい(修復能力が高い)、機能的な(野球に)筋肉がつくというものではありません。人間の身体の消化・代謝システムというのはそんな単純にはできていません。ようはバランスのよい食事を摂るということなのですが、やはりご飯をしっかり食べるということが基本になります。

炭水化物(糖質)をしっかりとり、エネルギーを筋肉に蓄えます。激しい運動をすると身体各所で新陳代謝が活発に起こります。この際もエネルギーが必要になります。脂肪と酸素を反応させてもエネルギーをつくるのですが、運動選手のスタミナにおいて大切なのは細胞内に糖質や瞬時に利用するエネルギー物質がどれだけ蓄えられているかにかかっています。

タンパク質はトレーニング期においてはしっかりとります。鶏・豚・牛・魚などの動物性のものとともに、大豆など植物性のものを一緒にとるようにすると、腸の中に入ってからの毒性が少なくなります。腐るという字は、中腔の器官を表す「府」=腸菅に「肉」という字がつきます。食物繊維のまったくないお肉ばかり食べると、腸壁にひっつき排便が上手くできなくなり、腸のひだの間で腐敗して、免疫力も低下しますし、血管の機能も低下します(循環が悪くなる)。また、疲れすぎて食欲が低下したり、どうしてもタンパク質の摂取量が運動量に対し足らない場合は、プロテインなどで補ってもいいと思います。あくまでの食事がベースであり、補助のプロテインです。

脂質はお肉を食べれば自然に一緒に入ってきます。揚げ物やてんぷらなどはほどほどでいいでしょう。食事を簡単に済まそうとするとどうしても脂肪(揚げ物など)が多くなってしまいます。脂肪は取り過ぎるとエネルギーとして体内の脂肪細胞に蓄えられるわけですが、スポーツ選手でも溜まり過ぎると(肥満)、細胞が糖質を取り込む時に利用されるインシュリンというホルモンの機能が低下し、エネルギー製造システムが上手く循環しなくなります。普通の人なら糖尿病への道に向かっていくということです。

三大栄養素だけでは身体の中では機能的に利用することができません。そこには、ビタミン・ミネラルという微量栄養素が必須となります。これらは身体の中で合成することはできず、食物から摂取しなければいけません。この微量栄養素の摂取不足こそ病気の原因とも言われています。野菜や果物をしっかりとるということです。それも”季節のもの””地元産か産地が近いもの”がベターです。無農薬・有機肥料を使っていればそれに越したことはないのですが、そこまで求めると、現代の食事情からして食べるものがなくなってしまいます。ビタミンはエネルギーの最終段階で必要な補酵素を作るため、ガン化しそうな細胞を除去するため、身体の様々な場所で三大栄養素を援助しています。ミネラルも、神経伝達、筋肉収縮、細胞の新陳代謝など身体の様々シーンでこれがなくては身体機能として成り立たないくらい重要な働きをしています。

もう一つ、食物繊維をとるということです。人間は息を吐くから吸えます。食物もカスが出るから、次が入ってこれるわけです。排便です。食物繊維は腸壁にひっついている腐敗物や便などを外へ排出する刺激となります。また、腸内細菌の餌、特に乳酸菌などの善玉菌の餌にもなり、腸内環境がよくなります。そうすると、朝一番に気持ちよく便が出て、腸管機能(消化・吸収・転換・排泄)がよくなっていますので、よりスムーズに身体に必要な物質(栄養素)が必要な場所へ送られるということにもなります。

また、筋肉の修復・筋肉の増強・疲労の除去を効率的に行うには、練習後、30分~1時間の間にプロテインなどのタンパク質と、バナナやおにぎりなどの炭水化物をいしょに摂取したほうがいいです。

よく考えると量の差こそあれ、身体をつくる食事は普通の学生とそう大きく差はないと感じます。量は別ですよ。食事は各家庭で環境が違ったり、状況が違うので、家族で相談して、栄養もトレーニングのうちであり、成長期には非常に重要な身体づくりの要素になることを話し合って、これも選手自身が意識して食事を行うことが大切です。それにも増して重要なことは「感謝」して頂くということですね

練習も食事も、意識して自分の身体と心を感じることがこの時期には大切です。グランドへ出てからでは、なかなか自分の身体に意識が届きにくいものです。今の内に、しっかり体内意識、体内感覚を研ぎ澄ましておくことが、基礎体力だけに限らず、野球に対する強い意識づけに繋がり、個人のレベルがアップし、チームが強くなっていく原動力の一つになってくると思うのです。

最後のミーティングにおいてもこの話を少しさせて頂きましたが、皆、真剣に、いい目をして話を聴いていました。んん~今年のチームは、なかなか良い成績をを残すと思いますよ 

二葉鍼灸療院 田中良和
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2010 二葉清友会 新年会

2010年01月12日 | その他の活動
1月10日(日)、二葉清友会の新年会に参加しました。この会は、東洋医学研究所 所長 黒野先生が中心になって行われる会であり、東洋医学研究所の重要な人づくりの柱になる会です。日本の精神文化、あるいは、東洋哲学思想をもとに現代の世相、心の在り方を勉強し、それを自己の人生に活かすことのできる人間性を養うための会が二葉清友会です。

金沢を早朝に出発。 雨が強く降っていました。名古屋に着くと曇りのち晴れ、空が高い感じがしました。日が差すと温かささえ感じました。さすが太平洋側は違いますな~。

さて、会が始まる前と終了後、師匠の黒野先生に短い時間ではありますが様々な話を聴かせて頂きました。世界や日本の社会の流れ、政治や経済の話。医療界の話、政治家や医師、あるいは、行政側との話し方、とテクニカルな面の話は、自分の仕事を行っていく上で、非常に幅広い視野で物事を視て、信念を持って事に当たらなければならないことを学びました。ここ数年は世界的に変化のある年になると思っている私にとっては腑に落ちる話が多かったです。広い所から自分の仕事を見つめることが、今後の人生を切り開いていく大切なポイントになると感じましたね。

鍼灸業界、鍼灸学会のお話も聴かせて頂き、身の引き締まる思いでした。これは悲観的にとか、オーバーな話でなく、鍼灸の業団、学術団体が社会からどんな評価を受けているか、医療の中ではどう考えられているのか(特に鍼灸師が)、代替医療の中ではどうなのか、事業仕分けではありませんが、代替医療の仕分けをし、それに力を入れようとしている国としての流れを鍼灸師は理解しているのか、など、非常に我が身を常に磨いて、一般の国民だけでなく、様々な分野の人に認められる鍼灸師、鍼灸医学、鍼灸界になっていかなくては、鍼灸師自体が非常に危い立場にあると自覚させて頂きました。


 黒野先生の開会のご挨拶。向って左は日本棋院中部支部総本山 酒井先生

さてさて、この会は金沢、新潟、広島、浜松、岐阜など各地で開業させて頂いている弟子、愛知県内で開業している弟子、東洋医学研究所で研修中の弟子(専門学校教諭も含む)、弟子以外でも師匠の鍼灸医学に対する姿勢に学ぶ多くの鍼灸師が参加しています。黒野先生の囲碁の仲間、昔からのご友人方も参加されます。総勢50名を超えていました。

11時から3時間、ルブラ王山にて開催され楽しい雰囲気にて進行されました。

やっぱり、この雰囲気がいいですよね。人生、楽しくないと そして同じ価値観を持つ仲間が多くいて、何でも話せるというのは非常にうれしいことですし、感謝しなければいけません。それも、いい師匠に巡り会えたということが重要なポイントであり、これなくして自分の人生はあり得ないと感じます。私は人生の分岐点、分岐点で素晴らしい方々との出会いがあり、そこから何か大きな力で人生の方向が示されているように思うのです。小学校の時は少年野球の野村監督、高校の時は星稜高校野球部 山下監督、仕事を決める時は川本接骨院・鍼灸院の川本先生、そして、仕事・人生を追求する段階では師匠の黒野先生と、各分野で自分のことは省みず他の人たちのため、世の中のため、業界のため、精力的に動いてきた尊敬できる方々に出会えたことが自分の財産だと思います。また、その出会いに報いることができる人間になっていこうと思うのです。



 楽しい~ 美味しい~

 サブちゃん”まつり” 歌っちゃえ~

名古屋は第二の故郷ですが、本当に東洋医学研究所に寄せて頂き、師匠の話を聴き、後輩たちの頑張っている姿を視ると、本当に勉強になることが多いですし、いい刺激、いいストレスになるのです。

また、この会に参加するたびに、人の繋がりの大切さ、心の大切さを実感します。ここ3年はこの二葉清友会で45年以上前から勉強し続けている、日本の精神文化、東洋哲学思想などをもとにした心の在り方、考え方、ものの捉え方が重要になってくると私は思います。変化の時だからこそ自分の心の中はぶれてはいけないのだと思います。ぶれない心とは何なのか…皆それぞれ思う事は違うと思いますが、師匠が最近よく話をされる”本当のことを視て、本当のことを言う”そして”本当のことを言っている人の話を聴く””本当のことを見分ける”本当の、本物を心の中に持つことだと思います。鍼灸業界に限らず、社会でも本当のことを言う人がバカを見る場面が多く見受けられます。そんな業界や社会ではおかしくなっていって当然だろうし、それが原因と結果の法則だろうと思います。

そんな世の中にならないためにも、自分を磨き、自分の人生の一瞬一瞬において、人を思いやり、本当のことを見つめることが大切になってくると思います。本当のことには、愛があり、思いやりがあり、感謝があり、寛大さがあるのだと感じます。そんな社会するには、一人一人の心の在り方、そして実践しだいですよね。

帰りの名古屋の天気は晴れ、日差しも強く、この会に参加し、師匠の話を聴き、太陽の日差しを受け、いろんなエネルギーを頂いた感じです。ありがとうございます 

二葉鍼灸療院 田中良和
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