二葉鍼灸療院 院長のドタバタ活動日記

私が日頃行っている活動や、日々の鍼灸臨床で感じたことなどを綴っていきたいと思います。

2010 石川県針灸師会 新年会 参加

2010年03月04日 | 鍼灸
2月27日(土)、(社)石川県針灸師会の新年会が開催されましたので参加しました。

 場 所:テルメ金沢
 時 間:午後8時~10時


学術研修会を翌日に予定してあるので、いつも新年会はこの時期になるのです。その学術講習会の演題は、「認知症について」 講師は、医療法人積仁会 岡部病院 理事長 前田先生でした。これから迎える超高齢化時代には鍼灸師としても頭に入れておかなければならない疾患です。

しか~し、翌日は朝から晩まで予定がぎっしり詰まっていて、この学術講習会には参加できないのでした

鍼灸刺激は皮膚や筋肉に刺激を与えます。体性神経や自律神経を介して、脊髄レベルで、脳レベルで、そして液性(ホルモンやサイトカインなど)にも、何らかの変化を与える治療方法です。そして、鍼灸刺激の全てではありませんが、カラダを調整したり、制御したりするのが脳の役割です。そういう意味で、適切な鍼灸刺激は脳に好影響を及ぼし、身体機能にもいい変化が出てくるのだと感じます。鍼灸治療は、自然修復力や恒常性維持機構の管理システムをメンテナンスするといったところでしょうか。

脳の話や鍼灸のメカニズムの話をすると永遠に書いてしまいそうなので、このあたりでやめておきますね。

学術講習会に参加された先生から資料を頂いたのですが、非常に面白そうな話しだったので本当に聴きたかったです。資料を読んでいると質問したいところが満載でしたから…

今年の新年会は、すこし体調を崩された先生方もおり、若干、人数は少なかったですが、久しぶりに皆さんと、酒をのみ、美味しい食事を頂き、いろんなことを話すことができ、いい時間を過ごせたな~と思います。



テルメ金沢に一泊しました。明朝8時過ぎにはここを出ないと、明日の用事に間に合いません。しか~し、ここが人生楽しいところ。新年会終了後、針灸師会の若い先生方と午前3時ころまで飲んでしまいました

若い先生方の話を聞いていると、なぜか若さを感じられないのです。若さとは何か一つの目標に突き進む力といいましょうか、理想に向かって努力する姿勢といいましょうか、やりたいことにほとばしる情熱をかける青春、何か内からにじみ出てくる「氣」が感じられなかったのです。それぞれ持っているとは思うのですが… 
鍼灸師として、また、針灸師会での活動における「意味」「使命」というものをどう考えているのかな~とも思うのです。

私自身は、こう思うのです。

 まず、自分の好きなこと、やりたいことを仕事にできることに感謝。
そして、この仕事は、患者さまあっての仕事であり、患者さまの喜びが自分の喜び。
だから、患者さまに喜んで頂くため、常に学ぶ心をもち、資質向上していく。
よって、患者さまに必要とされ、他人の人生になくてはならない存在となっていく。
そこで、針灸師会は何のためにあるのか思考する。
まずは、誰のためにあるのか。
それは、鍼灸師のためにあるのだが、最後は、患者さまのためにあると分かる。
すると、一人の力では、市民すべてを救うことができないと理解できる。
だから、皆が情報を共有し、協力していく必要がある。
そして、一人の向上心あふれる力が結集すると、足し算では計算できないパワーとなる。
だから、市民のための大きな事業ができるようになり、地域に信頼ができる。
けっか、市民に地域医療の一翼を担う存在として、必要とされるようになる。
そして、その効果は波及し、あらゆる分野で鍼灸医療、鍼灸師が評価されることになる。
それは、鍼灸治療をさらに地域に広げ、根付かせる大きなパワーとなる。
そして、患者さまのためにもなり、原因と結果の法則により鍼灸師自身のためにもなる。
それは、患者さま、鍼灸師の豊かな人生をつくり、明るい元気な社会を創ることとなる。

自分がこの鍼灸師という素晴らしい仕事についた意味、使命とは何なのかということを思考することは大切です。また、いい仲間に恵まれ、目標を同じくする仲間と切磋琢磨できることの有り難さを感謝することも大切です。

患者さまの苦痛からの解放のため、喜びのため、より多くの人を助けるために自分がどうあるべきか常に反省し、思考していくことが、この道には必要だと感じます。
学術、技術の情報を常に学び、それを自分のものになるまで研鑽していく姿勢。それらを活かすのは、自分の「心」がなせる業なのだから、常に人間力を磨く姿勢。そのようなことを日々、意識することが肝心かなと思うのです。

そう考えると、広い視野から見つめることができ、東西南北、深浅、過去・未来など、いろんな方向から自分を客観的に分析できるのではないかと思います。そんなこと言ってる当の本人はまだまだできていないんですがね

深夜3時まで飲むのはどうかと思いますが(カラダが怒っている)、皆と膝を突き合わせて話すと、後輩、同僚、先輩、同業者の区別なく、いい刺激になるんですよね。私は基本的に人見知りですから、そこにお酒が入ると、少し饒舌になるんです。お酒さん ありがとう(失敗も多々ありますが…

目が覚めると…7時半 急いで風呂に入って、石川県鍼灸マッサージ師会の臨時総会へと向かったのでした。昨日のお酒はあまり残っていませんでした。足のある場所に円皮鍼を4か所ほどつけておくと、翌日は胃腸、肝臓ともに相当楽ちんなんですよね…あっ、飲む量やペースにもよりますがね

2月27日も素敵な一日でした~ 

二葉鍼灸療院 田中良和
コメント
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