二葉鍼灸療院 院長のドタバタ活動日記

私が日頃行っている活動や、日々の鍼灸臨床で感じたことなどを綴っていきたいと思います。

「糖尿病のお話 -糖尿病と歯周病-」 平成23年12月 東洋医学研究所コラム

2012年01月05日 | 東洋医学研究所 コラム
東洋医学研究所のコラムが更新されました

 『糖尿病のお話 -糖尿病と歯周病-』 

      東洋医学研究所グループ 二葉はり治療院  中村弘典 先生

      『糖尿病のお話 -糖尿病と歯周病-』 研究所コラムはこちらをクリック!


これまた1カ月遅れの更新です。

12月担当は糖尿病に対する鍼治療を研究されている中村先生です。

糖尿病も今や国民病です。私の母の家系も糖尿病があり、母も糖尿病です。ということは私も糖尿病になる危険があるということです。気をつけないと…

糖尿病は、全身の細かいところから大きなところまで血管が全身にくまなく張り巡らされていることを考えると全身病です。血液中の糖分が多いわけですからね。それが血管を変異させ様々な症状を引き起こし、最悪の場合は脳や腎臓、神経、目などの合併症を引き起こします。これが怖いんですよね。

その糖尿病の一つのバイタルサイン(生命徴候)であるのが「歯周病」なのだそうです。
このようなことを知っておくと自分自身でチェックもできますし、予防もできます。私たちなら診療の一つの判断材料となるわけです。

コラムの中に「自分の歯が多く残っているほど病気が少なく、健康的で自立して生活している」ということが書かれています。歯や口というのは消化管の入り口です。消化管は咀嚼する口や歯、免疫的に重要な咽頭部分にあるワルダイエルのリンパ輪、食べ物を選別して身体に吸収する小腸(ここは腸管免疫でも重要な部分)、食物の糟を排泄する大腸(ここも小腸と同様、腸内細菌と共生し、免疫や身体の健康に重要な部分)、その他に胃も存在しますが、栄養素を身体に吸収したり、細菌やウイルスを排除したり本当に重要な部分なのです。

まあ、発生学的に考えると、原始生物は腸管だけであったようです。脳や各臓器は進化の過程の中で腸管から生まれたことを考えると、やはり腸管は非常に重要ですよね。そのスタート地点である口や歯というのも重要なのは言うまでもありません。

今回のコラムでは、歯周病は自覚症状がほとんど現れず進行する、歯周病は生活習慣病、歯周病には大きな合併症がある、歯周病は糖尿病とどのような関係にあるのか、糖尿病で歯周病が増える理由、歯周病チェック、などの項目で説明がされています。

では、東洋医学研究所コラムをご覧になりまして、ヘルシ~&エンジョイライフの一情報として役立てて頂ければ有難く思います。


二葉鍼灸療院 田中良和
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第7回がん患者大集会 参加 2

2012年01月05日 | 癌(ガン)
平成23年11月27日(日)に開催された第7回がん患者大集会に参加した報告2です。


 最初に小宮山洋子 厚生労働大臣の挨拶がありました




 パネルディスカッションの途中で、川田龍平 衆議院議員(上)、柿沢未途 衆議院議員の挨拶がありました



リフレッシュタイムとして、歌手のエンエンから3曲の歌の披露がありました。歌手活動の一環として「がん患者支援プロジェクト」へ協力し、歌でガン患者さんの心を癒すことができたらという取り組みを行っています。岐阜や愛知を中心に活動しているそうです。CDを買うと500円はプロジェクに寄付されるそうで1枚買いました。

…っていうか歌も良かったし、可愛かったし…買っちゃいました。

こちらは、エンエンさんの公式ファンサイト です。ご興味のある方はどうぞ



パネルデイスカッションでは、司会の吉野ゆりえさん(自身もサルコーマ(肉腫)にかかり現在も治療中)がコーディネーターとなり、基調講演を行った間野先生、藤原先生、落合さん、そこに、林 昇甫 厚生労働省保険局 がん対策推進室 がん医療専門官が加わり「新薬、新しい治療方法を一日も早く利用するために」ということでディスカッションがありました。また、もう一人の司会である堀さんが、時折、ツイッターからの意見や質問を行うと言った形式でした。

厚生労働省の林さんは、医師であり、2年前までは肝胆膵移植外科であり希少ガンを専門にもされたいたというお話でした。

平成24年はガン対策基本法の見直し時期でもあるため、現在、様々な部分が議論されているとのことでした。がん対策推進室では、実用化研究事業として30億円の予算を概算要求として提出し、「ガンワクチン治療法の開発」に力を入れているとのことでした。この事業を早期に治療法確立へ繋げたいということで動いているようです。また、今後、分子標的薬や抗体薬あるいは適応外薬の開発も着手していきたいとのことでした。

この患者大集会の講演を聴いての私のガンに対する考えは、パート1に書きましたが、コーディネーターをつとめた吉野さんが「研究者、医師、患者、家族、それぞれの立場で皆さん頑張っています。今後は情報交換を密にして連携、協力(三つの力を合わせ十の力を得る)して共通の敵であるガンに向かっていきましょう」とパネルディスカッション結ばれていました。鍼灸師はどんな役割で、どんなスタンスでガン患者と向き合っていったらいいいのかということを考えさせられました。
でも、ガンに向かう様々な立場の人たちの話が聞けて、今後のガンに対する鍼灸治療を行って行く上での方針がはっきりしてきました。


 
最後に、厚生労働省の方に「アピール文」を手渡し、第7回がん患者大集会が終了しました。

いい刺激になった大集会でしたし、東京で過ごしたいい一日でした。





帰りは、電車の時刻まで少し時間があったので、東京駅の黒門横丁 「おさかな処 築地奈可嶋」で一杯やって帰路に着きました。ココは東京の友人から「東京駅周辺にはこんな所もあるよ~」と教えてもらったところです。
料理は、なかなか美味しかったです。刺身が量の割に少し高いかな~なんて思いました(隣で注文している人のを見て注文しませんでした

そんなこんなの充実した一日でした。


二葉鍼灸療院 田中良和
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