二葉鍼灸療院 院長のドタバタ活動日記

私が日頃行っている活動や、日々の鍼灸臨床で感じたことなどを綴っていきたいと思います。

きくちゆみ さん ローフードのお話&試食会

2009年05月12日 | その他の活動
5月4日(月祝 みどりの日)、午前中は星稜高校野球部の試合を見に行き、選手を治療してきました。午後からは、”きくちゆみ”さんの『ローフード講座と試食会』へ行ってきました。

きくちゆみさんのブログはいつも拝見しておりました。なかなかアグレッシブに活動し、日本に留まらず、世界に足を運び、平和や環境、健康に関して活動したり、講演を行ったり、書籍を書いたりされています。

いろんなことに積極的なのですが、今回も5月3日(日祝 憲法記念日)に金沢市文教会館ホールで行われた憲法集会にて、平和憲法の大切さと世界の真実を講演されました。ゆみさんは「世界に平和省を!」という運動を展開されています。9・11の真実を紹介したDVDも反響になっています。

そんな”ゆみさん”の興味を持つ『ローフード』とは、どんなものなのか(実は書籍を購入しておきながら、読んでいないのでした)聴いてみたかったのと、ゆみさんが、どんな人物なのか実物の雰囲気を見たかったのが、今回の講座を聴きにいった理由でした。

実は、4日当日の朝に、この情報を入手したです 先着20名でしたので、無理かな~と思い、携帯で担当者に連絡したところ、「大丈夫ですから、いらしてください」と優しく返事を頂き、無理と思っても行動してみるもんだな~なんて思い、いい朝となったのでした。

場所は、メロメロポッチ。金沢の台所「近江町市場」の入口で静かに存在し、階段を下りていくと、すごく懐かしい雰囲気のあるお店です。当初は、生ジュースを出す店としてスタートしたようですが、ライブや映画、イベントなどを行う場でもあるようです。 一度「チベット・チベット」という映画上映があった時に訪れましたが久し振りでした。

時間は、午後1時~3時半。講座開催前に、ゆみさんが近江町市場をまわって購入してきた新鮮な地元産の野菜、果物を使って包丁一本で短時間で、火を使わずにできるローフードを、確か大皿に四皿出来あがっていたと思います。

人数は、18名が集合。うち2名が男性でした。

料理はどんなものか写真を撮ってありませんし、記憶も定かではありませんので、詳しいことは書けませんが、彩がきれいだし、サラダが中心で、にんにくと醤油をベースに野菜たちにかけるタレを作ったり、味噌をつけてそのままかじったり、「えのきだけ、生で食べられるのね~」と少し驚きもありました。

そ・こ・で『ローフード』とは、簡単に説明すると…
”raw food”つまり、生の野菜をベースとして、それに果物を加えたメニューが中心となり、48度未満の温度で加熱した食べ物を指すそうです。なぜ48度以上で加熱処理しないかというと、ローフードの基本は野菜や果物の中に含まれる「水」と「酵素」の摂取にあるからだそうです。

酵素というのは、タンパク質、脂質、炭水化物、ビタミン、ミネラルなどの栄養素を食事で摂取した際の消化・吸収の際に働く物質です。「あなたはこんな形になって、筋肉をつくりましょう」「あなたは骨の形成に働きましょう」「エネルギーになりやすいような形になりましょう」と、触媒として働き、身体を形成し、動かす小さな影の司令塔のような存在です。

ですから、これらが不足すると、身体機能がうまく働かなかったり、新陳代謝が潤滑に機能せず、老廃物が溜まりやすい体になってきます。

この食物から吸収する酵素の弱点は”熱に弱い”ということです。野菜でも48度以上で加熱した食品には、ビタミン・ミネラルは残っていますが、酵素が消失してしまうようです。

私たちの体の中でも酵素が作られ、常に体の新陳代謝に働いています。しかし、体内の酵素というのは無尽蔵につくられるものでもないようです。そこで、ローフードは、野菜や果物に、たっぷり含まれる本来の「水」「酵素」を体に吸収することによって、食べた物の消化・吸収が効率よく行われ、活動するエネルギーに変わり、いらないものは速やかに外に排出され、身体は自然にイヤと言っても健康になっていくという考え方です。

日本や漢方の考え方では、生野菜を食べると体が冷えるということですが、ローでは、30分ほどしたら野菜の酵素が体内で働き出し、体がポカポカしてくるとのことでした。確かに、試食後、話を少し聴いていたら、ポカポカしてきました。新鮮な野菜であったということと、しっかり噛んで食べたということ、身体に良い食べ物を酵素や水を意識して食べたことなど、そんなことが相乗効果で出たのかもしれませんね。

ゆみさん自身は、マクロビオティック(加熱玄米菜食)と自然農法を元々やっており、マクロビの指導も行っていたようですが、友人の、石塚ともさんの、身体の変化(56kg→47kg)、これだけでなく、肌のツヤ、表情が明るくなり、すごく前向きなエネルギーを放っているのにビックリし、ローにはまっていったようです。

その辺りのお話や、ローフードについて興味のある方は、『ローフード 私をキレイにした不思議な食べもの』 石塚とも 著を読んでみてください。この本は、基本は石塚ともさんと友人のアメリカに住む65歳の芸術家のローフード体験物語です。また、ローフードの情報も満載ですよ


食にしても、いろんな考え方があるものです。これはいいかもと思ったのは、簡単であるということ、太陽と地球のエネルギーを蓄えた野菜や果物をそのままとれるということ。牛などの肉を1kg育てるのに必要なトウモロコシや大豆などの飼料は10kg以上必要です。そんなこと考えたら、そのまま野菜を食べたほうが少ない農地で多くの人を養うことができるし、牧場や畑を拡大するのに森林を伐採しなくてもすみ豊かな水、海をつくるために必要不可欠な森林を守ることもできます。ローは火を使わないので、ガスを節約でます。エネルギーの無駄使いもなくすという地球に優しい食事であり、さらに健康になれるのです。

ゆみさんの言葉で印象深かったのは、「平和活動をしながら自分の家庭はたいへんなことになっている人をたくさんみています。健康のことを話しながら、本人は顔色が悪かったり、病気になってしまう人もみています。それではいけないと思います。平和にしてもまず自分の家族から、健康にしてもまず自分の体が健康であることが大事。その点、ローを食べると、体も疲れず健康になり、さらに地球にもいい影響を及ぼす」 「私は一日、6~7割がロー、その他はマクロビや自然農法で得た物を中心に、食べたいものを食べています。私は基本的に食いしん坊ですから。でも、皆さんそれぞれでいいんじゃないですか、完璧でなくてもいいと思いますよ」です。

いいお話を聴かせて頂きました。
ありがとうございます。
長くなりました~

二葉鍼灸療院 田中良和

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