東京湾の照りゴチは猛ラッシュののち・・・
沈静化
今年のどう考えても異常なまでの暑さも一服。
やはりM船長の名言「マゴチは熱帯魚だからねぇ~」を思い出しました。
出陣に向け我が家でも攻防戦を繰り広げましたが敗戦
(色々あるんですから。色々。)
・・・日々の読書と晩酌は欠かしません。
我が家のシンボルツリー
十年振りに大輪の花を咲かせました!
つぼみが限界まで膨らむと今夜かな?と思う日にパッと咲いて
朝には閉じちゃうんです。
(砂漠に適応した習性。花粉媒介者は蛾!?)
室内観葉に買って早30年。
もはや大木
今年は異常に枝ぶりがよくなったので(コレも暑さ?)
もしや?と思っていました~。
で、7月読書の記録はこちら。
2015年7月の読書メーター
読んだ本の数:6冊
読んだページ数:1588ページ
ナイス数:26ナイス
日曜日の読書 (新潮文庫)の感想
三読?四読?とにかく、小説の読み方について、非常に多くを教わった本。事あるごとに読み返します。とってもお勧めですよ~。
読了日:7月31日 著者:阿刀田高
何もかも憂鬱な夜に (集英社文庫)の感想
最近、中村文則著作を第一作「銃」、二作「遮光」と読み、三・四・五は飛ばして第六作目。私が言うのもおこがましいが、相変わらず暗いテーマを扱っている。が、しかし、当初作品とは少し違った手触りを感じる。非常に共感しやすいモチーフ。(←阿刀田高「日曜日の読書」※新潮文庫 によると、書き手が小説の中に込める読者へのメッセージ。)随所にちりばめられた「水」のイメージも効果的で、中村ワールドも更なる高みへと昇って行く予感がヒシヒシと伝わってくる。
読了日:7月30日 著者:中村文則
遮光 (新潮文庫)の感想
又吉氏効果で純文学ジャンルも盛り上がっているようで。(自分もその一員といえば確かにそうかな)著者曰く「何の鎧もなく、むき出しの、ある一つの負の精神が、小説として記されている・・・この雰囲気は現代の小説ではあまり見られないのではないかとも思う。」確かにそうでしたが、この現象を見ても、自分の胸の奥にも潜むかもしれない狂気を恐れる人、気づいてしまった人、とにかく作家・中村文則によって新たな井戸が掘られたことは動かしようのない事実なのだと思います。
読了日:7月25日 著者:中村文則
ツーリング・ライフ(春秋社)の感想
久し振りに、そして静かに単車熱がくすぶりだしたところで。(3年以上積んじゃいましたが・・・)著者が盛んに若気の至りとして反省するところ、そのまま全て自分にも当てはまりました。唯ブンブンと音たてて走り回り、ツーリングでも一体何を見て回ったのか。今ならもう少し物事考えながら走れるかもしれません。虎視眈々と出発の日を狙っています。
読了日:7月20日 著者:斎藤純
左腕の誇り―江夏豊自伝 (新潮文庫)の感想
暴露的な内容も多数。江夏の自伝となればそれは避けては通れないところであろうが、何とも型破り。サチ(衣笠)さんや大沢監督とのいやはや破れかぶれなエピソード。阪神球団については様々な事件・事柄がてんこ盛りだが、ファンが読んだらどのような感想を抱くのか、非常に微妙。個人的には巨人のV9後期のあたりが最も熱心にプロ野球を観ていた時代だったので様々な記憶を呼び起こされました。彼こそは大投手にしてパイオニア。そして、チャレンジャーであった・・・。
読了日:7月15日 著者:江夏豊
50ccバイク日本一周2万キロ (日本交通公社)の感想
加曽利アニイの様々なチャレンジの中でも、特にタイトルに惹かれる一冊。自分でもあの頃(初めて原付免許を取った30数年前)に帰って読ませてもらいました。思えば「原付」という語にどれだけ心掻き立てられたか。今の高校生に分かるかな!?じつは先日、随分久しぶりに通勤用バイクを買い替えたので、旅立つチャンスを虎視眈々と狙っているのです。まだ、やったるでぇ~。本書で驚いたのは何とアニイが宮本常一主宰の日本観光文化研究所の所員だったこと。砕けた文章の中に時折覗く鋭い指摘も納得。知らなかったぁ。
読了日:7月10日 著者:賀曽利隆
読書メーター
アジは喰いたしマゴチは惜しし・・・
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