ほんのちょっと前に「夏が終わったの・・かな。」
と、思ったら早9月も終わり。
今年はお盆明けから急に涼しくなり、大した暑さのぶり返しも無かったです。
で、今日、半袖短パンでスーパーに行ったら、生鮮食品売り場で結構寒い思いをしてしまいました。
遂に衣替えの季節、ってことですかね。
お目当てのサンマは、北海道産のものが 100円/1尾 で手に入りました。
8月の読書の記録をまとめていなかったことに気づき、焦って集約。
旅の合間に、はたまた深夜にハイボールと共に流し込んだ8月読書の記録です。
2014年8月の読書メーター
読んだ本の数:8冊
読んだページ数:2405ページ
ナイス数:28ナイス
忌野旅日記 (新潮文庫)の感想
故・キヨシローの交友エッセイ。80年代のエピソード多数。現在活躍中の方々はギャップが絶妙。JBや夢のスーパースターとの絡みあり。最後の数編は後年書かれたものを併録しており、大人になり親父になったキヨシローが味わえます。メンフィスで連日思いがけないセッションの日々が最高!タイマーズの面々は筋金入りだったんですね。角田光代が最後に捧げた一文がまた良し。「o・レディングはもちろん、M・ボランにも、深沢七郎にもR・ブローティガンにもまにあわなかったけれど、忌野清志郎には間に合った。それは私の幸福だと思っている。」
読了日:8月30日 著者:忌野清志郎
岬 (文春文庫 な 4-1)の感想
とうとうこれを読む時期が来た。素樹文生に読書体験なるものを教わり、(「旅々オートバイ」P.160雨と読書)中上作のエッセイなどから外堀を埋めてきた。100%に近い純度で文章を味わえる環境とコンディション。一気に読んだ。後記で中上からのメッセージ。私のもとには屹立した声が確かに聞こえた。・・・「叔父、酒、欲しか?酒あるど」親方が言った。彼が、立ち上がった。ビールを一本取り出した。栓を抜き、コップといっしょに、弦叔父の前に置いた。・・・これから折を見て紀州サーガへの旅に出ることとなる・・・。
読了日:8月29日 著者:中上健次
私の身体は頭がいい (文春文庫)の感想
「最近、内田樹をよく読む」と述べたら、「あの人右寄りじゃないの」と言われた。いいえ、いえ、それは誤解ですよ。武道=右寄り、とイメージはあるのでしょうが、一度も著書を読んだことない方だったのでしょう。本作は上梓されてからひと時代経過しているので、現在の内田節とは違ってきている部分もありますが、身体の感受性を重視した数々の文章は現在でもとても良く腑に落ちます。「コミュニケーションとしての医療」で、看護師の仕事を取り上げた一文は一読の価値があります。合気道にも興味津々。
読了日:8月27日 著者:内田樹
<img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/51Yua-LjpEL._SX100_.jpg" alt="ブラック・ジャック創作秘話~手鋓C遒了纏・譴・