こんにちは。
最近は、すっかり月一釣行・月一読書の記録、という様相になっておりますが・・・
お付き合いしていただいている皆様ありがとうございます(笑)
5月は遂に沖へは出られずに終わってしましそうな気配です(涙)
天候、タイミング、(あと、魚のやる気もネ)がうまく合わず不成立。
なによりアナゴが不調なのが非常に残念!シーズン中に何とか出漁したいものですが。
ご近所河川にウォーキングに行くと、ウナ釣りが一部のマニアの間で流行っている(?)わけですが、常連さんと話をすると皆さん口を揃えて言うところが「去年はすごく良かった。今年はまるでダメ!」です。
ありゃ、アナゴと一緒じゃないですか。
シラスウナギもノレソレも大陸棚のはるか向こうの海溝で生まれて同じような経路を辿って東京湾へ来るのかもしれませんね。経路のどこかで環境の影響を受けてしまったのか分かりませんが美味いアナゴを心置きなく口にしたいものです。
さてさて、そして以下は消えてしまう前の4月読書の記録です。
冊数こそこのところの低位安定ですが、そこそこ面白い本に出合えましたのはヨカッタ。
4月の読書メーター
読んだ本の数:5
読んだページ数:1273
ナイス数:32
「やりがいのある仕事」という幻想 (朝日新書)の感想
エッセイに限って森博嗣作品を読むのは、単にジャンルとしてミステリーが好みではない、という訳に尽きるが・・・氏のエッセイは総じて面白い。普通そこまで言うか、という領域まで分かりやすい言葉で難しいこと・高等なことをスパイスたっぷりに語る。例えば、「やりがい」何ぞや、という点においても著者の視点は一般的な解とは正反対。正答はあなたが決める。人生のターニングポイントを通過した者として就活生にお勧めしたいが、心構えを再構築せねばならないような事態に至っても当方は一切責任を持ちませんので念のため(笑)
読了日:04月30日 著者:森博嗣
満願(新潮社)の感想
会社のO君のイチオシ!貸してもらいました。普段ミステリーをあまり読まない私にもとても面白かったです。周到に張られた伏線、見事な回収・・・。しかしながら、「神の視点」はやはり私には・・・。最後のページを閉じると全て終わり。フィクションであることを知りながらも、読後もあれこれ考えてしまうような話を欲しているのかな。殺人や大事件等を起こさずに気持ちを大きく揺さぶられるような作品があれば教えていただきたいです!
読了日:04月25日 著者:米澤 穂信
凡宰伝 (文春文庫)の感想
「Y2K」などで世も大騒ぎだった頃。当時、自らの政治生命を賭して開催に漕ぎ付けた「沖縄サミット」の議長を務めることなく、突然の病に倒れた小渕総理は帰らぬ人となった・・・。あの頃のマスコミの論調に反して、その妖怪振りがよく分かる本。中曽根、福田等多数の宰相を輩出した旧群馬三区。親の代から選挙でもまれ身に着けた処世術なのか、ライバルに警戒心を抱かせない、選挙民の懐には見事に飛び込む、肝心なところはとことんやる、執拗なまでやる。色々言われながらも自民党がそれ自体で小さな宇宙だった頃の話。今や昔・・・
読了日:04月15日 著者:佐野 真一
神に頼って走れ!―自転車爆走日本南下旅日記 (集英社文庫)の感想
発作的に高野さんが東京から沖縄の波照間島まで自転車で行きました。二ヶ月程かけて。ゆるい感じが良し。一応、いろいろあって入国を拒否されているインド行きが可能になるように全国の神仏に願をかけて歩く(走る)というのが名目ですが、この間、色々な事を考えられたんだと思います。きっと。その後一皮むけた快作を連発されてますんで、他方でご利益もあったのかな、と。
読了日:04月10日 著者:高野 秀行
ぼくは本屋のおやじさん (就職しないで生きるには 1)の感想
晶文社の「就職しないで生きるには」というシリーズの第1巻。なによりこの本には不思議に良いところが多数。全くもって商売に向いてないと思われる著者(ご本人も重々承知。元伝説のロックバンドをされていた。)が書店を開業し、悪戦苦闘しながらも一本筋を通した経営をしてゆく。本屋のおやじさんになりたい方にはお勧めできませんが、自分、そして仕事というものを見つめ直したい方には一読の価値。著者の後日譚にはかなり深いものがありそうな気配があり、続いての著作も購入済!
読了日:04月05日 著者:早川 義夫
読書メーター
魚料理は結構しているんですがね・・・
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