本釣亭日乗2

2022.7.22にt-cupブログの閉鎖に伴い2011.4月からの記事をこちらに引っ越してきました。

マゴチの木の芽鮨

2013-06-25 23:43:00 | 料理







きのめ[木の芽] 木の新芽。(狭義ではサンショウの若芽を指す。)

  [木の芽時] 木の芽が一斉に萌え出る早春のころ。長い冬からの開放感で、精一杯活動したいと心身ともに張り切る時分。(陽気が不順なので身体に不調をきたしやすい時分でもある。)



新明解国語辞典第五版より






「木の芽時」、と言うと、何か体がむず痒くなってくるようでチョットいやな感じもするんですが、6月というのが自分自身の「木の芽時」なのか?と思わせる事柄が・・・。


今年、昨年、一昨年、ともにこの時期のブログ投稿数がup_slowup_slowup_slow増加著しいんです。



まあ、仕事の繁忙期の谷間、ということもありますが、まあ、たまたま気が向く時期ということなんでしょうねぇ・・・。










どんよりした梅雨空に喝!!


鮮烈な香りを添える名脇役です。





木の芽。




小さな木箱に丁寧に並べられた木の芽は埼玉産。


普段はこの量と値段にちょっと手が出にくいんですが、今回は結構リーズナブルに手に入りました。









で、先日の戦果(注:釣果ではナイ!)マゴチで・・・





「木の芽鮨」

と洒落こんでみました。




デコってしまって、M船長に「一本持ってきな!」ともらったコチ。


遠慮がちに一番小さいのをもらってきました。

(でも、とっても肉厚で形はヨロシイ感じ。symbol4


40センチ強の個体だったので、白子在中、と思っていました。




ら、開けてビックリ、立派な真子が入っていました。

この時期の大貫・海保周りはブランドの名に恥じぬ魚体コンディションで、

真子も肝もそれは素晴らしいものでした。



真子は今回もお楽しみの「マゴスミ」に仕込んでみました。

肝はサッと湯通ししてポン酢と紅葉おろしで。アンキモの追随を許さぬ大人の味。

良コンデションのコチキモは本当に美味。カワハギよりもよろし。

(ただし、時期・場所限定ですよ~。)




身肉の方もサイズの割にとても体高があり、期待していたらやはり大当り。

真子に栄養を取られて、もっと脂が抜けているとおもいきや、しっかり脂あり!

歯応えも爽快!




これはどういうことなのかなぁ?

丁度オス→メスへの性転換のサイズではあると思うんですが、メスになった後は毎年産卵するんでしょうから、(釣り上げたメスコチはサイズの差はあれ必ず真子有り。)

きっと、性転換して初回の産卵では気力・体力が桁外れに充実しているのでは?(仮説。)













鮨ついでに、こちらも夏の旬魚「ゴマサバ」。




いつもだと、あっさり「サンサン漬け」にすることが多いんですが、

※塩30分、酢30分ね。




本日はしっかり一夜漬け。



夏は強めの塩・酢でビールが進む進むbeerbeerbeer













 おまけ




ハウス「香り山椒」


最近お気に入りのスグレモノ。


煮物や焼き物、さっと手に取りゴリゴリっとすりゃあ

クセになる魔性の香り。


手軽さ、という点では最高です。

ミル付き山椒、オススメです。









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5月・本との巡り会い

2013-06-22 23:57:00 | 







天気と読書量の相関性やこれ如何に・・・?



やはり爽やかで気候の良い時期は表をブラブラしたり、用事もどんどんこなせて本読みまで時間とエネルギーが回らない日が多いのか?




5月は読書量としては低調でした。





その分現在6月は梅雨真っ盛りで読書量は上昇中↑↑↑。


楽しくて読み終えてしまうのが勿体ない、という本に今年はどのくらい巡り会えるのか??





少ないながらも5月はそんな本に巡り合えたのはラッキーでした。



遅ればせながらウチ●の5月の読書の記録です・・・。














2013年5月の読書メーター
読んだ本の数:5冊
読んだページ数:1262ページ
ナイス数:12ナイス






新版 株で1億円作る!新版 株で1億円作る!感想

書架に並べておくとかなりコッパズカしいタイトル。こっそり読みました。物事にはいろいろな切り口があることを教えてくれますが、所詮タラレバ・・・。チャートで成功した人はいないとも・・・。部分的に、売り買いのタイミングについてなどは参考になりそうな項もありましたが。

読了日:5月19日 著者:仁科剛平




風流江戸雀 (新潮文庫)風流江戸雀 (新潮文庫)感想

「柳多留」の世界のヴィジュアライズ。序文に寄せた田辺聖子さんの問い・・・「人生を楽しむすべにおいて、現代人と江戸人とどちらがより深く知っていたろうか。」は、読後に明確になりました。現代人は江戸人の足元にも及んでいない、と思います。解説は玉村豊男さん。数多くの人々に共感を呼び、名作を残した日向子女史もいまは鬼籍に入られましたが、本作品の最後には自身に残されていた時間をまるで予感したように静かに、しかし鬼気迫る様子さえ感じてしまう、まるで「遺書」のようなあとがきが印象に残りました。

読了日:5月11日 著者:杉浦 日向子




芥川龍之介全集〈6〉 (ちくま文庫)芥川龍之介全集〈6〉 (ちくま文庫)感想

高名ながらも未だ読んだことがなかった作品(歯車、河童、或阿呆の一生など)が多数載っていたので買ってみました。若くして文豪に見出され、死しては後世に知らぬ者なしの作家の晩年はあちら側とこちら側を行ったり来たりしていたようですね・・・。歯車を読みながらなぜか、つげ義春「ねじ式」を連想してしまいました。突き放されたような不安感こそが芥川作品の持ち味だと思うんですが、掲載作の中では夢、浅草公園が印象的でした。(教科書に載っていたトロッコ、羅生門は一生のトラウマ。)

読了日:5月2日 著者:芥川 龍之介




クワイエットルームにようこそ (文春文庫)クワイエットルームにようこそ (文春文庫)感想

(意識的に嫌悪感を催すような)イントロでグッと掴んでおいて、一項毎にキャラの立ちまくった人物が登場。あちら側に行ってイロイロあった後に無事こちら側に戻ってくる。流れとしては王道だが、随所に光るオノマトペのグロさ。ズンズビズヤ ズンズズビズーヤ パヤ!ドコドコドン!パヤパヤ!ドコドコドン! 暫く頭の中を「恋のフーガ」がリフレインしました。ラストが爽やか。人間愛を感じます。こういう作品は良いな~。(何!?内田有紀主演で映画化されているとな。要チエックだ。)

読了日:5月1日 著者:松尾 スズキ




素浪人横丁―人情時代小説傑作選 (新潮文庫)素浪人横丁―人情時代小説傑作選 (新潮文庫)感想

浪人ものアンソロジーか。ふむ、山手樹一郎か、読みたかった作家さんだ。山本周五郎以下は鉄板だなぁ。と思いサラっと読了。素晴らしいアンソロジーでした!各篇が見事に場面を瞼の裏に思い描くことができるような作品で、数々の映画監督の目に留まった作品、というのも頷けます。シリーズとして新潮文庫から出ている「親不孝長屋」「世話焼き長屋」「たそがれ長屋」もぜひ読んでみたい。山手樹一郎(やまて・きいちろう)も爽やかな読後感で更に読んでみたい作家さんでした。(←桃太郎侍の原作者として知られている方ですね。)

読了日:5月1日 著者:池波 正太郎,滝口 康彦,峰 隆一郎,山手 樹一郎,山本 周五郎

読書メーター







松尾スズキさんは読トモさんの影響を受け初読みでしたが、よかったなぁ。



「素浪人横丁」もとても良かった。選者は文芸評論家の縄田一男さん。

さしたる期待もせずに手にとった一冊だったが、シンパシーを感じましたgood


読後に思わず新潮文庫のこのシリーズ(人情時代小説傑作選)を大人買いしちゃいましたよ。








今年ももうすぐ折り返し・・・気がついちゃいましたね!?

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サイマキ握り一丁上がり!

2013-06-21 03:01:00 | 料理






先日の釣行で本当はSかもしれないけれど実は優しいM船長に、

お土産にいただいた「サイマキ」。





自分でもクーラーボックスを船に持参する季節(夏ね。飲み物と活き餌暑さよけ。)にはしっかりイカ・フグにかじられたり、グロッキーになったサイマキもって帰ったりするんですが、今回は持ち込んでなかった。

でも、船長がしっかり氷を効かせたクーラーボックスに入れといたサイマキなので鮮度はバッチリ。



車にはクーラーボックス常備してるんでしっかり冷やして持ち帰りました。








でね、


今回はいつもと趣向を変えて



「握り寿司」にしてみようかな、と。









尾羽の黄色と瑠璃色の段だら模様がチャームポイント。







チョット調べてみたら先ず串を打つ、んだそうです。



そうだよね。



丸まっちゃうもんね。




尾羽の真ん中にあるトンガッた部分の下にお尻の穴(?)がある。


そこから喉元(辺り)まで竹串を打ちます。

なるべく腹部ギリギリにしといたほうが格好が良いですよ。






鍋にグラグラ湯を沸かし、美味しい塩を適量。











サイマキを放つと直に綺麗な緋色に変わります。



やがて、海老の馥郁たる香りが立ち込めてきます。





お湯が段々濁ってきたらもうすぐ茹で上がり。


そこから1分したらザルに引き上げます。
(ゆで汁なんだか勿体ない・・・今度は何かに再利用しよ。)




で、氷水にとって冷まします。




十分に冷えてから串を抜く。
(ここポイント。)















そして殻をムキムキします。




頭を取って殻をむき、身を包丁で半分に開きます。




同時進行的に固めに炊き上げたご飯。


すし酢を調合してチビッ子軍団に飯台でパタパタやらしておきました。

(こういうお手伝いは楽しいのかな!?)






手酢を付けながらシャリをニギニギ。




で、開いたサイマキを載せます。











で、見事にサイマキが握り寿司になりました。



どうです?



やっぱり小さくても車海老。





中々格好よい握りになりました。



が、アッという間になくなりました・・・・(嬉・涙)










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2013年度第一回語彙・読解力検定

2013-06-17 00:36:00 | 語彙・読解力検定




今晩は。

久しぶりにたまには「頭の体操」、ということで・・・



本日は、予てからエントリーしてあった「2013年度第一回語彙・読解力検定」受検に行ってまいりました。




一年に二回行われるこの検定、実は昨秋、エントリー締切日時に2分ほど間に合わず受検を予定していた準1級を受けられずじまいでした・・・。





今回は準備万端。



しかし、前回までは準1級が最上級だったんですが・・・




今回からは更に「1級」が設定されました!




ひとまずは目の前の嶺を超えてから次のことは考えるとしますが・・・。



















着実に、手広く浸透しているようです。




公式テキストで一週間前から風呂勉。




前回受検した2級はもっとテキスト内容難しかったような・・・??

多分、本番は難しいと思います。



時間配分さえ間違わなければナントカナルカモネ。










今回の近隣会場は横浜・高島町駅徒歩1分の処にある「八州学園大学」。



普段は行かないようなところに行くのも乙なものかもね。









制限時間80分。



開始20分前にはオリエンテーション開始。



キョロキョロできるうちにしてみると、前回より随分男性の姿が目立ちます。


(半数ぐらい?)


受検者は20歳台位の人と5~60歳台位の方二つのボリュームゾーンがある印象。





今回は自分で決めた時間配分が予定通りビシット決まって上手くいった??



大問1:辞書語彙・・・10分

大問2:新聞語彙・・・35分

大問3:読解  ・・・35分




予定通りこの配分を守れたが、新聞語彙の問題数は半端じゃなく多いので気を付けないと読解にかける時間が無くなってしまうのが悪しきパターン。
何とかこれには陥らずに済みました。




しかし、問題は予想通りワカラン問題が多かった。ヤマカン多数駆使。

新聞語彙は付け焼刃的な対策は難しいですね~。

普段から新聞や本で分からない単語に出会う度に辞書を引く癖をつけるしかないですよ。






集中したらあっという間に1時間20分は過ぎました。


脳みそは本当にエネルギー消費が激しいです。


腹へりました。



(あ、単に試験が昼飯時ってだけか・・・)





チョットだけ遠回りして以前から機会があったら・・・


と、思っていた蕎麦屋さんに寄ってみよっか。












平沼橋1丁目交差点際「角平」




ウ~ン、最高に香ばしい胡麻油の香りが換気扇から漂ってきますね。











あら、満席・・・







今日は「オヤツにケーキ買ってきてね~!」と、頼まれているんで涙を飲んでパス。



横浜そごうでアンテノールのショートケーキを買って帰りました。








自宅で揖保の糸を茹でて食べました・・・。(-_-;)










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早くも午後マゴチ!?すわ参戦!

2013-06-13 02:16:00 | マゴチ





梅雨の始めは毎年雨は少ないんですが、今年は本当に降りませんね・・・



と、思ったら今週から一気に梅雨本格化。





本格的な夏に向けて必要な「恵みの雨」と思って雨降りを楽しんじゃいましょう!?







M船長から「午後船出したら来る?」と連絡もらって、天気は芳しくないけど「行きます。行きます。」と返答。



何せこのところデカいマゴチやらデカいスズキやらが出ている様子ですから!!







本格的に午前船・午後船にするのはもうちょっと先とのことですが、本日は丁度お昼タイムに潮止まり挟んで午前・午後共にいい感じに潮が流れそうですからね。






あ、でも問題が!





右手手持ち竿用リール(スマック左ハンドル)がオーバーホール中なんだ~!!ase2










仕方なく左置き竿用リール(ダイワ・エスブレイド右ハンドル)を右手手持ち竿に使用して左置き竿は以前、夜アナゴ用に買ったアルファタックルのリール(右ハンドル)を使用。




両方右ハンドル・・・いつもと違うせいか、と~っても「やりにくい。」








そのせいでは無いんだけど・・・




デコッちゃいました
(。・゚・(ノ∀`)・゚・。)










左舷の片舷流しで釣り人4名。(一人中乗りさん。)





釣座は左トモ。(始終潮ケツ。)






中々思うように流ず、やっと流れ始めたのは終了間際。



でも、アタリは3回あったんです・・・。



しかし、3スカ。




おまけにアタリ分からずにマキの頭だけ・・・というのも2回。(;´д`)トホホ…。








雨は降ったり止んだりだし、上げる度にアカクラゲの触手が絡みついてくるし、オマケに何かやりにくい潮でした。

(でも中乗りさんはサスガの4本。)






潮が行かない時はアタリがあっても送っちゃダメ。


タナも上気味にしてアタリを出さないと。



アタったらそ~っと糸張ってくるんですよ!




分かっちゃいるけど中々上手くはいきません。








夜勤明けにも優しい午後船。




でも、半日船は結構シビア。チャンスを的確にモノにしないと厳しいなぁ~。




















で、カワイソ~に思ったM船長が土産呉れました。




夏の旬魚トリオ。(ゴマサバ・マコチ・サイマキ)




釣果は無いんで、いつもはやらないような料理でも作ってみっか~。





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