本釣亭日乗2

2022.7.22にt-cupブログの閉鎖に伴い2011.4月からの記事をこちらに引っ越してきました。

行く夏・来る秋~マゴチ→スミイカ。

2011-09-26 00:14:00 | ノンジャンル



Tシャツ・短パンの季節もそろそろ終わりかな~、と感じるこの頃。


行ってしまった夏を振り返って・・・

今年は花火大会を遂に見にいけませんでした。ase

来年は是非行きたいです!




去年、たまたまアクアラインの海ほたるPAにて小休止した時のこと。

「妙に今日は混雑しているな・・。」と感じたら、何と本日は打ち上げ花火があるとのこと。

屋外の東京湾が望めるウッドデッキに出て宵闇の中しばし時を待つ・・・(夜風が気持ちいいネ)。



そして、突然の大音響!!突然の大音響!!突然の大音響!!


どこから打ち上げているのかよく判らないけど、ここの打ち上げ花火が炸裂するのはビックリするぐらい目の前なのです!!



ブレブレの写真で見苦しいですが、それでもこの近さ分かります?

他でこの距離で花火の炸裂を見たことはありませんでした。

有名な花火大会のように大型の花火の打ち上げこそありませんが、この近さはそれを補ってなお余りある、感動の大迫力でした。


これを見に行くためにわざわざアクアラインに入るのも十分ありですよ!(残念ながら今年は日程が合わず諦めましたが・・・(/ω\))









他所程は混雑していませんので、マル秘情報ということで・・・。(詳細は時期になると海ほたるのH.P.に掲載されると思いますが、多分1シーズンに1~2回開催されている様子。)





話は変わって・・・秋には私事ながら、「私の誕生日item9」がありまして、

釣魚料理は一切やらないカミサンですが、お菓子作りは好きなようで、子供たちもおてつだいしながら(それはも~う大騒ぎ。)バースデーケーキのプレゼント。


ちいネーチャン(年長)には「お父さん本当は釣竿欲しいんでしょう?」と、しっかり本心見透かされてます。











連休も仕事の日が多かったのですが、9月25日(日)は、お休みでした。


で、「本日のテーマ・秋を見つけに!kinoko」ということで梨狩りに行ってきました。


行き先:三平果樹園(みつひらかじゅえん) 川崎市多摩区登戸


川崎の伝統作物の「梨」。今でも多摩区等には味覚狩りのできる果樹園が点在しています。

昨年お邪魔したときは梨狩りのつもりが時期が遅くミカン狩りになってしまいましたが、今回は二十世紀の真っ盛りとのこと。(時期をずらして数種類の梨狩りが楽しめます。)


入場は無料で、持ち帰りの際に重量に応じた料金を支払います。


入場すると奥行きがかなりありますよ~。梨の枝は横に広~く伸びていて、それを支える番線が縦横に張り巡らされていますが、大人はずっと中腰で歩くことになります。

しかし、小学生には手の届く高さ、幼稚園生でもあちこちにビール箱が置いてあってそれを踏み台にして自分で取ることができます。(ちびっこも自分で取れるのは楽しくて大フィーバー。魚でも果物でも狩りは楽しい・・・本能ですから。)




果樹園のオトっさんによると「大きいのを狙ってね~。」とのこと。(歩留まりが良い。=目方あたりの可食部が多い。)


しかし、梨には皆紙袋がかぶせてあって中身の大きさがよくわかりません。幾つももいだあとで気がついたんだけど↓










大物はぐんぐん成長して、袋が破けているのです。もっと早く気づけばよかったな~。


本日の成果は他にキウイ、落花生(塩ゆでがよいツマミ!)でした。










モンスターゲッチュー!(もうすぐ500グラム。)




秋真っ盛り、季節の移ろいは早いですよね~。ase2

東京湾のマゴチ船もそろそろ最終ラウンドでしょうか・・・。


スミイカの知らせもチラホラ聞こえてきますネ。



何とか今シーズンのマゴチでもう一花咲かせたいですよ!!yellow24











タイのカブトと中秋の名月

2011-09-13 02:30:00 | 料理



日曜出勤したので本日は月曜休みです。



近所のOK(安値で有名)スーパーで魚を物色・・・。



目の下一尺サイズの中々旨そうな鯛の兜がありました!(しかも2個入り200円)

鯛の一番旨いところがこの値段で手に入る幸せ・・・good




マゴチ釣りに行くようになってから、とんと鯛にはご無沙汰なのでたまには良いですね~。

(以前は季節ごとに釣り雑誌の表紙を飾るような釣り物をあちこちに行ってましたが、M船長の「あれこれやったら上達しね~べ~。」のコメント以降、ほぼマゴチ、スミイカ専門です。中々上達しませんが・・・。(~_~;))




早速下ごしらえをし、「あら炊き」に。
(「煮る」より「炊く」、「刺身」より「お造り」、と関西風の表現の方がより美味しそうに感じられると思いませんか?)












子供たちからは「また魚~?」と言われつつも、「いいから食べてみろ!」と箸をつけ始めたらこちらのもの。

やはり、鯛の兜は旨いですから。(ただし、子供は骨には注意!ですよ。)




特に真ん中の子は魚喰いの素質大で、「ブリブリのとこ~」と皮やゼラチン質の部分命ですから、「目玉」も大人気!



骨のありそうなところの身をとってやりながら「鯛の鯛」(※胸びれのところにある鯛の形をした骨。)を見せてやると大喜び。

「財布に入れとくとお金が貯まると言われているよ。」と教えると「小学生になったら財布を買ってもらうからその時までとっといて~!」と訴え。

あいにく、この骨、わりと壊れやすく、今回も二つに割れてしまったので捨てちゃいましたが、後から気づいて写真はないけどイラストにしてみました。









こんな感じの骨。(ちなみに肩甲骨と烏口骨とのこと。)





兜で一杯やった後は団子でお月見でした・・・。


(今年の十五夜は本当に綺麗に見えました・・・電気を消してみると月明かりで自分達の影が畳にくっきり映っていましたよ。)









ピラニア釣ってきて!?

2011-09-08 01:44:00 | ノンジャンル



海にも山にも台風12号の爪痕の残る9月7日、いつもの横浜・八幡橋・鴨下丸(濱生丸)よりマゴチ狙いで出漁です!



月一釣りオヤジとしては、このペースを保っての出漁には「根回し」と「家族サービス」が大切です。


もちろん、それ自体は自分自身も楽しみながらの部分もありますがね~。「お父さんばかり遊びに行ってズルイ~!」といわれないような気配りが必要なのです。yellow18






先日は、台風は何とか通り過ぎたがいまひとつハッキリしない天気の日、子供の自転車の練習に近所の川原に行きました。

南の方角に急に真っ黒な雲が現れ、「こりゃマズイ。」と思って急遽帰宅しようとした矢先に篠突くような雨に。


近くのマンションの駐車場に何とか滑り込みセーフ。
雨宿りも楽しいひと時でしたが、直に薄日が差してきました・・・。


もう大丈夫かな~、と表を見るとそこには・・・






見事な二重のアーチが掛かっていました。(写真では少し分かりにくいですが・・・。)

ちょっとした思い出になりましたョ・・・。






そんなこんなで出漁時期を見計らっていたところ、鴨下丸から「誕生月割引」のはがきが届き、また、マゴチ船はシケ後の荒食いの状態の様子です!!

「こりゃ行くっきゃないね!」



「明日いってくるわ~。」と切り出したところ、家族からは「マゴチは飽きた~」「たまにはマグロ釣ってきてよ~」との声。

「何を贅沢言っているか!」と、そこは譲らず。









と、いう訳で9月7日の午後船にて出漁!

この日の午前船はトップ23本と信じられない爆発振りだ~!!!

期待に胸は膨らみっぱなし
(いつも「釣れすぎちゃったらどうしよう!?」と色々考えるも、そんなことはかつてほとんど無し。無用の心配。)







天気は久しぶりにさわやかに晴れ上がったこの日、あとは「釣るっきゃないでしょう~!。」

準備は万端。

釣り始めちゃうと中々写真も取れないんだろうから、ひとまずポイントまでの景色などパチリ!
(遠くにランドマークタワー、近景には根岸のコンビナートが見えてます。)





この日は根岸~本牧間のお馴染みのポイントを攻め、マゴチのアタリは絶え間なく続く・・(周りでは!)


結果として、マゴチ3本ゲッツ!(一本はチビでリリース。)

6打数3安打、で自分の成績だけ見るとぼちぼちなんだけど、

トップのN名人は午後船もなんと18本!(一日トータルで40越え!乱獲じゃ~!)






キープした2本は40センチ台の食べごろサイズとは言うものの・・・








店先のモンスター魚拓見るたびに何か負け惜しみ言ってるようにも思えてしまいます~!yellow11





本日のM船長の名言:「(テクニックの)引き出しばっかり増やしてもダメだ。頭でっかちになるなよ~!」

ウ~ン、そうか~・・・。確かブルース・リーも映画の中で「Don't think . feel !」(考えるな。感じろ!)と言ってたよな~。






宿では女将さんに獲れたてのアジをおすそ分けいただきました。アリガトウございます!マグロじゃないけど良い土産になります!!




帰宅時には日も暮れていましたが、本日は何とか夕食に間に合い、食べごろサイズのアジのお造り(約10尾分)はあっという間にチビ軍団たちの胃袋の中~。

「マゴチよりアジの方がうまい!」とのこと。


更に無謀なリクエスト~。


「今度はピラニア取ってきて!!」


そんなのアマゾンに行かなきゃいね~よ!!yellow25








オヤジは学習してますから、捌き終えて着席する頃には全て無くなっているのも織り込み済み!

冷蔵庫に冷やしておいた「アジ酢洗いのブツ」を取り出し、一杯やってま~す。










(マゴチはクーラー生簀の中で活きてます・・・。捌きは明日に・・・。)








地上最強の生物

2011-09-02 03:22:00 | 自然(動・植物)





仕事がようやく目処が立ち、エアポケットのような時間・・・


ふと窓に目をやると・・・



くりっとした目が光っている!



「ヤモリだ!」









会社の窓には深夜になると、よくヤモリが出没します。

夜、明かりに集まる虫などを捕食しているようです・・・。蛾などが主食のようですが、場合によっては結構大きなカマキリなども捕まえています。

ガラスなどのつるっとした面にもへばりつき、虫との間合いを計っているようです・・・。

射程距離に獲物が入ったと見るや、最後のステップを踏んで、(目にも止まらぬスピードで!)次の瞬間、獲物はすでに口の中・・・。この間たぶんコンマ何秒の世界。






今日のヤモリ君、よく見ると反対側の桟にもう一匹、更に下の方にももう一匹いるよ!










この方たちが何を狙っているのか?



よく見ると巣に帰れなかったのか、はたまたこれから巣を作る女王なのか、スズメバチが1匹ガラスにアタックを繰り返しています・・・。



スズメバチは若干弱っているのか、ガラスに止まろうとしてずり落ちたり、何度もガラスに衝突をしたりの繰り返しです・・・。



ヤモリ君たちはスズメバチが間合いに入ってきたときには尻尾がクネクネッと動いて臨戦態勢に入ったことがありありと分かりますが、なかなかどうしてスズメバチのその凶暴そうな外観に飛び掛る踏ん切りがつかない様子です!



しばらく見ていたらヤモリは諦めたように視界の範囲から闇の中へ消えていきました・・・。



スズメバチ強し!








最近読んだ本より・・・






なんといってもこいつらを置いて他には「地上最強の生物は無い!?」と断言できそうな生き物がいました。



岩波科学ライブラリー 122
「クマムシ?!小さな怪物」 2006 岩波書店  鈴木 忠 著









そのへんに生えてる苔などに普通にいるらしい「クマムシ」という微生物。(体長0.1~0.8mm位。)


知ってますか?私は名前くらいは聞いたことがありましたが・・・。





こいつらを顕微鏡で覗いてみると・・・









大体こんな感じ・・・。(クマというよりとなりのトトロに出てくる猫バスだね~)



乾燥等で環境が悪くなると、樽型に変身する!


この状態だとまさに最強!!

真空、高温・低温(絶対零度の摂氏-273℃~150℃)、高圧(マリアナ海溝の最深部の約6倍の6,000気圧)、ヒトの致死量の1,000倍以上の放射線、もなんのその、果てはレンジでチンしても平気だという・・・。

水無しの乾燥状態で120年は平気とのウワサも・・・水をかけて3分もすると復活するらしい・・・。


こんな生き物がいるとは驚きですが、更に夢が膨らむのは「宇宙クマムシ!?」



樽型の状態で風などに飛ばされて移動するクマムシも考えられるそうだが、「過去に地球に巨大隕石が衝突した際に宇宙に放り出された樽があったと考えるのは全くの絵空事ではない。」とのこと。また、その逆に宇宙から飛来したという説もあるとか・・・!?



とにかく作者がクマムシ研究が楽しくてしょうがないsymbol1という思いが伝わってくる一冊でしたよ!