20250105
数少ない読者の皆様へ・・・
宮仕えのゴールもチラついてきた昨今、あちこちガタのでてきた所もあえて気
にしない姿勢を装いつつ・・・将来に向けた布石を打つ年にすべく行動する一
年にします。
本年もよろしくお願い申し上げます!
で、先ずは長年の懸案事項、「焼きハゼ」です。
近所で望外の冬ハゼ釣り堪能の僥倖も記憶に新しい所で、
臭みのでないよう、帰宅後すぐにエラ、ワタ抜きしよく塩揉み。
この際、爪の先でざっとウロコも掻いておきます。
そして汚れが出なくなるまでよく水洗い。
よく水気を拭き取ったらザルに広げ、冷蔵庫で一日乾燥。
その後、本来であれば炭火で焼きあげたり燻したりが本式のようですが、
お手軽に今回はコンベクションオーブンで焼きあげます。
焦げては興醒めなので、そろり様子を見ながら加熱。
↓ 注視しながら結局、120度位で60分程。
薄っすらキツネ色に。
そして、干しに入ります。
虫よけの網に入れて目標は一週間。
日差し、風通しも程よくイイ感じに。
が、しかし!!
この後、何と!向かいで建築物解体工事が勃発!!
残念ながら、日中冷蔵庫乾燥、夜は風干しのサイクルに・・・
風に当てる程に生臭みが抜けていくような気がしますが!?
まあ、結局10日ほど乾燥させて何とかカチンカチンの焼きハゼ完成。
これを使って仙台(風)の雑煮を作ります。
前の晩から鍋に焼きハゼを入れて浸しておきます。
今回は4~5人分想定でで水1リットル、ハゼ12尾(ちょい小振りだったもので。)使用。
翌日見ると・・・出汁が出た証拠に一回り縮んでいたハゼが見事に戻っています。
火をつけ沸騰したら弱火で15分程出汁を取り、ハゼは崩さないように注意しな
がら取り出しておきます。
醤油大さじ3
酒大さじ2
塩こさじ1
程かな?味見しながら決めていきます。
予め準備しておいた「おひきな※」を投入。
※(大根300g、人参・牛蒡各100gを千切りにし、凍らせておく)
具は本来、ずいき、セリ等も使うようですが、どちらも近所のスーパーでは入手できず。店員さんに聞いても「ずいきって?」の反応でした・・・
仕方なく、凍り豆腐(みすゞの小さいヤツ)、三つ葉、サトイモなど準備。
汁におひきなと凍り豆腐を入れて10分程加熱。
鉢に具を盛り付け、焼餅、蒲鉾、を置いて熱々の汁を掛けます。
最後に焼きハゼ、イクラ、三つ葉をトッピングし完成!!
長年の懸案事項解消。
見た目からは想像もつかないような上品な出汁。
具だくさんの仙台(風)雑煮は冷えた体に染みますよ~。
おまけ
ハゼの甘露煮も作ってみました。
これもやりたくて少し多めにハゼ投入しておいたんですよね~。
引き揚げておいたハゼを小鍋に入れてお屠蘇(熊本赤酒)、醤油、砂糖で
調味。
煮詰まった時の味を想像しつつ醤油の量を調整。
焦げないように注意してね。
これも、実に美味しい一品です。