本釣亭日乗2

2022.7.22にt-cupブログの閉鎖に伴い2011.4月からの記事をこちらに引っ越してきました。

サクラまごち竿2.7m購入。

2013-10-30 01:50:00 | 釣具









11月3日(日)、文化の日恒例の「濱生カップ」開催!!




ご存知濱生丸で東京湾の伝統釣法、「テンヤスミイカ」、「マゴチ」、「ハゼ」の三種を一日のうちに行い、ポイント制により争われる熱い戦いです。





今年は何とか仕事の調整もつき、エントリーすることができました。






先日、開幕早々のスミイカに行けたのは良かったんですが、実は本当はもう一度マゴチにも行っておきたかったんですよねぇ。






それというのも、密かに用意した秘密兵器(?)がこれ↓↓↓







サクラ マゴチ竿2.7m。



初サクラ。


ある意味小学生の頃からのアコガレ。


ビニルケースも布袋もとてもしっかりした作り。ラベルも渋い。








マゴチ船のシーズンもほぼ終わり、例年ベリーネットにチラホラとレア物が出るシーズン。


しかし、幻波マゴチやサクラまごちは最近なかなか出ないのです。





今回たまたまベリーネットで見つけて即ポチ。



何かアバウトな店舗だったようで、全長も詳細も記述がない・・・。




ランクは「B」。52,00円也。(あと送料800円。)




しかし、「3本継ぎ」とあるので「きっと2.7mだろう」と、希望的観測。







「両舷にビッシリ並んだ名手たちを出し抜くのには、少しでも魚に早くエサを届けられる長竿が有利に違いない!」

「が、しかし、今持っている3mのマゴチ竿だとチョット扱いに問題が!?」



と、いうことでの2.7m希望。












届いたのはやはり2.7m!!



ヨカッタ。

















早速各部を点検・確認。

外観はニットウの「江戸前」によく似ています。(こっちが元祖か?)



いつもベリーネットの「B」ランク品は思った以上に美品なことが多いんですがコイツは流石に年季が入っています・・・。

(現在はサクラのマゴチ竿、2.7mはラインアップに無い様子。7~8年前のもの?)






竿尻の剥げなんかは気にしない、気にしない。






し、しかし竿尻が緩んで抜けてしまいます!!



一番手元側のガイド足元に塗装ハゲあり。(ガイドが若干ガタつき)




そして、竿を継いでみると・・・




竿をブルンブルン振ってみると、穂先の継ぎ目あたりから微妙にカクンカクン音が出ます。



少し狂いか減りがあるようです。







今回の品質ランクは明らかに期待以下だ~。





発送元店舗に連絡してみると「ランク付けはB-以下にすべきでした・・・」とのコメントで返品を受け付けます、とのこと。


「返品された後でランクを下げて値下げして売るの?」と、聞いたところ「ランクは下げますが仕入れ値から値段をつけているので価格は下げられません。」とのこと。



それならやはり折角のご縁なのでこのまま使わせてもらいます・・・。



チョット複雑な感じですが、気を取り直してサクラへ電話してみました。




すると、親切な対応でガイド一個から修理可能とのこと。

(狂いや竿尻抜けも合せ、手間賃込みでとってもリーズナブルに直してもらえることが判明。)



流石手作りメーカーは違うなぁ。

下手に素人補修するよりプロに任せたほうが賢明か!?





まあ、修理にだしちゃうと濱生カップには間に合わなくなるんでとりあえず応急処置だけして持っていこう。













15号オモリをぶら下げたところ。


絶妙な感じでしょ!?






シマノ「幻波マゴチ」に比べるとかなり華奢な感じもしますが、ニットウ「江戸前」やダイワ「浦舟マゴチ・メバル」に比べると踏ん張りは効きそうです。







前回釣行で残念ながらテスト使用は叶わなかったけど、逆にスミイカの感触を少し思い出せたのは良かったなぁ。




あとは夜勤明け弾丸釣行につき睡魔に負けないように頑張るのみ!?







同船の皆さん宜しくお願いします~~。










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秋の夜長・9月の読書記録

2013-10-18 01:54:00 | 










[秋の夜長]

とは良く言ったもので・・・



日の暮れるのはすっかり早まり、夜の明けるのもずいぶん遅くなりました。



毎日夜勤の身には夜の開けるのが遅くなるのは好ましい限り。

(何せ夏だと、晩酌読書していると明るくなってきてしまうんです。興醒めなんだなぁ。)



あ、それから釣りの仕掛け作りにももってこいですしね・・・。










もうじきやってくる繁忙期を前にしっかり遊んで、心の柔軟性を高めておかにゃ~ね!!







てなわけで、結構めっけモンもあった9月に読んだ本達の記録です。








2013年9月の読書メーター
読んだ本の数:7冊
読んだページ数:2040ページ
ナイス数:34ナイス





日本怪魚伝 (角川地球人BOOKS)日本怪魚伝 (角川地球人BOOKS)感想


橋を渡るとき必ず水の中を眺めます。小さな水溜まりの中にも何かいないか、と気にかかります。海水浴には必ず水中メガネ持参。(大人になってからも!)そして、小さな魚でも見つけた日にはもう大変。デートの際にデパ地下の魚売り場に行ったことがある。何度も。繰り返し。おかげでケンカになりました・・・。以上の事柄に、一つでも思い当たる人には絶対オススメします。(私、全てです・・・)夢か幻のようなお話、身につまされる話、T.K.へのオマージュ。イラスト抜きで上製本に仕立てたらなおよろし。(幻は各人の胸の内にあってこそ。)
読了日:9月30日 著者:柴田哲孝





皿の上の人生 (光文社文庫)皿の上の人生 (光文社文庫)感想


著者曰く、「料理の作り方でもなく、薀蓄でもない。食べ物に関わるチャーミングな人間たちの物語をまとめたもの。」第一章「あなたのために握る寿司」から早くもまさかの落涙。各種の飲食店等の主人の来歴、考え方に対し、真摯な取材を重ねたのであろうことが行間から滲んでいます。書名もさることながら、各章のタイトルがまた良し。「中津川のメディチ家」とは如何なるものか・・・まあ、読んでみてください。良い話ですから。
読了日:9月27日 著者:野地秩嘉





国防 (新潮文庫)国防 (新潮文庫)感想


石破茂に対しては正直申し上げて、あまり良いイメージは持っていなかった。(あくまでイメージです。)しかし、この本の中で石破氏が語っている事柄は十分理解できる内容だった。少なくとも元首相のH氏やK氏の語ってきたことと比べると「責任感」というものを感じられた。「国防は票にならない」との理由から、選挙でも俎上には上がりにくい論点であるというが、子供たちの世代のことを考えるともっと人々は勉強すべき事柄。「民主主義はベストの結果は得られなくとも、ワーストは避けうる唯一の制度」との言葉が印象に残った。(誰の言葉かな?)

読了日:9月23日 著者:石破茂





向田邦子の手料理 (講談社のお料理BOOK)向田邦子の手料理 (講談社のお料理BOOK)感想


今や伝説のムック!?レシピの参照はもちろんのこと、読み物としても輝いています。数々の向田作品で脳裏に思い浮かべた美味・佳肴が目の前に。何より誌面に散りばめられたモノクロの向田さん、年と共に自意識は削がれ、優しき中にも矜持を感じさせる表情へ変化されていくのが良いですね。中でも著者で向田さんの末の妹でもある和子さんと写っているショットはとても柔らかな表情。和子さんのことを本当に思っていらしたんでしょうね。様々な方々から寄せられたエピソードの数々を読むと向田さんの人となりが浮かび上がってきます。

読了日:9月20日 著者:向田和子





土 (新潮文庫)土 (新潮文庫)感想


永い中断期間を置き、足掛け3年掛けて読了。この本、途中で投げ出した人も多いのでは?騙されたと思って読み進めてください。9分目位の辺りで急展開がありますから。これがどういう小説なのかについては解説で夏目漱石(!)が余す処なく伝えてくれてます。筋もさることながら正岡子規一門として研ぎ澄まされた一級の「写生文」として捉えると、その情報の重量感に頭も眩む思い。貧農の生活がどんなものだったのか、如何なる写真よりも克明な記録であることは間違いありません。高々我が祖父の時代の話ですが、そこにあるのは紛れも無く「中世」!

読了日:9月19日 著者:長塚節





井伏鱒二対談集 (新潮文庫)井伏鱒二対談集 (新潮文庫)感想


今月は「対談集強化月間」と、いうことで(笑)積ん読より。表紙をめくるとそこには・・・何とも福々しい鱒二氏の笑顔。しかし、よくよく見ると瞳の奥には一筋縄ではいかぬ眼光。深沢七郎、神保光太郎、永井龍男、開高健、尾崎一雄、河上徹太郎、安岡章太郎、河盛好蔵、三浦哲郎・・・いずれ劣らぬ顔触れとの、軽妙な中にも寸鉄の如き言葉の応酬。安岡曰く「井伏さんが対談集を出されるのは、これが最初であるという。」つまるところ、巨匠最後の対談集。巻末の安岡との対談「昭和を送る」にある昭和天皇とのやりとりが最高ですよ!

読了日:9月16日 著者:井伏鱒二





トーク8 (徳間文庫)トーク8 (徳間文庫)感想


筒井康隆が「対談嫌い。」(本人談)のため、「ぼくの唯一の対談集となるであろうことは確かである。」と言い切っている本。1980年6月30日・徳間書店刊。対談相手は山下洋輔、森山威男、中村誠一、河野典生、吉行淳之介、荒巻義雄、中島梓、相倉久人、岸田秀。近頃、巷では80年代~90年代の再評価の動きもあるようですが、70~80年代の空気感に触れたくて読んでみました。内容は・・・聞かないでください・・・。SFがまだジャンルとして生きていた時代のハナシです。純文学に向こうを張って鼻息の荒いこと!

読了日:9月6日 著者:筒井康隆






読書メーター








夜のウォーキングはウインドブレーカー越しに冷気が感じられる日もあるようになってきましたね。


寝冷えには気を付けて。







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テンヤスミイカ好感触!

2013-10-16 05:35:00 | スミイカ












夜勤明け弾丸一日船なので厳しかった~。

でも、成果はバッチリ。






色々と書きたいことも多いのだけど・・・簡潔ににね。






濱生丸のコチとスミイカの端境期に当たっておりまして、コチにも未練タラタラなんですが、スミイカの様子も良いようで、本日は一日シャクリます!








コチには新兵器準備したりしてたんですが、スミイカ道具は去年のまま。


前日に急遽引っ張り出してきました。












20号テンヤ。


ひとつは美咲。ひとつは自作ワリバシテンヤ。


美咲のは凄く華奢な作りなんだけど、掛け針が細くて鋭い。

小型中心の初期には良いのでは!?



スッテは定番の赤帽系から。









連休明け平日というのに左に6名、右に8名の盛況。




特に左はトモからN山さん、k池さん、B場さん、M浦さん、ウチ●、Y部さん、とウチ●以外はいずれ劣らぬ名手揃い!








海保周り~木更津周辺までの8~20mを攻めました。


潮は終日上潮とトロリと流れて良い感じ。




心配していた台風の影響も殆どありませんでした。



2時に早上がりするまでは殆ど風なし。









結果はY部さんが流石の28杯でトップ。






ウチ●は13杯。


上出来です。








終日ポツポツ乗りまして、最後のひと流しで欲しかったデカモンゴウをゲット!!



(投入して一シャクリ目で「ガツーン!」ときました。気持ち良かった~あ。)















スミあとも釣れてこその勲章!と言いたいけれど・・・



カミさんに「何で白着てくのよ!」とヒンシュク。



そのとおりですね・・・。









10年に一度の強力台風「26号」の接近により急速に海が悪くなり始めたので2時に早上がり。





おかげで晩ご飯には絶品のスミイカ刺しを載せることができました。




しかし、小型のスミイカは初日から本当ネットリして美味かった~。











オマケ


サバ●●の一汐干






今日もこいつに散々貴重な活きシャコかじられました。



リリースするといつまでもゾンビのごとくついてくる。






チョット試してみます。













細かいことは一年経つとすっかり忘れてますなぁ~。

忘備録作らにゃ・・・。





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2013年のマゴスミ!

2013-10-02 01:18:00 | 料理







いよいよ秋もたけなわになってきましたね。





いろいろなことに取り組むのに最高の季節です。





「●●の秋。」











あなたの●●は何ですか?






私はやはり「味覚の秋」ですかねぇ。



それと共に「ビールの季節」から「日本酒の季節」への切り替わり。








日本酒に於ける最強のアテとは何でしょう?





外飲みでは季節ごとに色々な山海の珍味・佳肴が舌を楽しませてくれます。

(個人的にはホヤ、ナマコ酢、塩辛あたりが優勢。)







しかしねぇ、普段は家飲み派なので「手間なく常備できる。」という点を鑑みるとやはり最強は「カラスミ」かな?







マゴチ釣りに行くようになって、時期によってはかなり立派な真子が入っている個体が多いので、これを何とか有効活用できないか!?と作り始めたのが「マゴスミ」。





最初は濱生丸HPのエイジさんのレシピ参考にし作成。





昨年はオリジナルで大失敗。








そして今回は昨年M浦さんに教えていただいたレシピを参考にしてみたんです・・・。










良い感じです。








今回の手順。



①納得のいく真子を手に入れる。

 初夏の大貫沖のが最高。
  湾奥照りゴチになるとフィロメトラ多数・・・。



②塩漬け3日。(冷蔵)

 まぶす程度に・・・。塩に埋蔵してしまうと塩分過多の失敗作に。
 天塩使用。食塩・食卓塩不可。



③少し良い日本酒漬け5日。(冷蔵)

 純米とは言わずも本醸造程の・・・。




④軽い食塩水で塩抜き半日(冷蔵)





⑤M浦さんレシピだと天日干し5日で完成!とのことです。

 が、天日5日の監視は結構難問だったのです・・・。



 結局、冷蔵庫で保管。
 
 ステントレー二枚に挟んで上に重しを載せて。
 
 初日は脱水のために「ピチットシート」でくるみます。
 
 その後は乾燥予防にラップを巻きます。











秋風も爽やかになってきましたので、監視のできる日は日光浴させます。

(ラップはもちろん剥がします。)
















ハエよけは忘れずに。






かなり熟成は進んできたようですが、チョット食べるのが勿体ないような怖いような・・・。



食味はまたの機会にご報告~。






もっとコンスタントにコチ釣りに行けたらドンドン味見しても良いんですがねぇ~~。











東京湾のマゴチも終盤戦に入りましたが、「まさか!?の大爆発」がでましたねぇ~。
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