山と自然の雑学ノート

山歩き&散歩道で出会った植物などの記録

調子が滝周辺の花~赤坂山PART4

2009-06-04 21:56:01 | 植物(木本)
マキノ高原キャンプ場に向かって下山途中、右に斧研川に沿った道を2㎞程登ると「調子が滝」という落差18mという

先々のスケールの滝があります。時間は十分に余っていたので寄り道をしてみました。

後で知ったことですが、この上にまだ2の滝、3の滝があって、2の滝には不動明王が祀られているそうです。

ところで、全国には「銚子ケ滝」という滝は色々ありますが、「調子が滝」はここだけ


調子が滝




クマシデ<カバノキ科 クマシデ属>

滝のすぐ側に生えていたクマシデの木です。鎧を着たような果穂をいっぱい付けていました。





ホオノキ<モクレン科 モクレン属>

確認していませんが、韓国でよく名字に使われている「朴」はこの木のことかも知れません。

とにかく漢字で書くと「朴の木」と書きます。モクレン科の大きい花です。

この花は山でよく見掛けますが、開花してから形が崩れるまでの期間が短いのか、形の整ったものに中々

出逢えません。ここでも見られたのは、蕾と終わりかけの形の崩れた花だけでした。




コナスビ<サクラソウ科 オカトラノオ属>

名前はコナスビですがナス科の花ではありません。花の後にできる果実が、小さな茄子のような形なので

そう呼ばれています。あまり似ていませんが一応、サクラソウの遠い親戚です。このあたりでは道の端で

水の流れているような場所に点々と咲いていました。中々可愛い顔をしています。






タツナミソウ<シソ科 タツナミソウ属>

房状に並んで立つ姿を、打ち寄せる波頭に見立てた名前です。こうして真正面からみるとナットク~ゥです。

名付けた人のセンスが光ります。滝壺のすぐ側に咲いていました。





ノギラン<ユリ科 ノギラン属>

私の家の近くの里山では、既に花期が終わっていますが、ここでは未だこれから咲くようです。

花と呼ぶほど目立つ花ではありませんが・・・


コメント
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