山と自然の雑学ノート

山歩き&散歩道で出会った植物などの記録

ガンピ(雁皮)~金勝アルプスの花

2009-06-18 21:51:37 | 植物(木本)
鶏冠山から竜王山に至る縦走路は風化した花崗岩が露出し、巨岩奇石が醸し出す特異な景観が魅力です。

その一方で、日当たりは良いが地質的には極端に貧栄養のこの稜線では、それに適応した植物の生育が目につきます。


ガンピ<ジンチョウゲ科 ガンピ属>

古典的な和紙の原料植物です。昔この山の麓、桐生は「雁皮紙の里」と呼ばれ、ガンピによる紙作りが盛んでした。

雁皮紙は表面が滑らかで、適度な吸湿性と風格のある色合いと光沢があり、手紙や写経用の紙として重用されていました。

しかし一方で痩せ地に育つこの木は、肥沃な土地での大量栽培には不適で、その上、紙を漉く際の水垂れが悪いなど

その生産性の低さから時代と共に衰退し、現在の桐生に「雁皮紙の里」の面影を見ることはできません。




水晶谷の上部の景観、標高400mそこそこながら、正に岩の殿堂といった感じ


耳岩


コース中、最大のビュースッポット天狗岩、右後方は鶏冠山


鶏冠山方面から見た天狗岩は、一種異様な雰囲気を醸しています。
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ノギラン(芒蘭)~金勝アルプスの花

2009-06-18 06:33:56 | 単子葉類

ノギラン<ユリ科 ノギラン属>

花の色を見ると少し遅かったのかも知れません。旬のものは黄緑色をしています。

この植物は多く見られる割には、花期を逃しているのか花の咲いたものはあまり見ていません

花茎は長く、40㎝位ありました。1・2枚目の写真は強引ですが一連の写真として見て下さい。



コメント (4)
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