山と自然の雑学ノート

山歩き&散歩道で出会った植物などの記録

ヒカゲチョウ

2009-06-24 19:59:02 | 昆虫
ヒカゲチョウ<ジャノメチョウ亜科>

アキニレの木にできた樹液酒場にヒカゲチョウが姿を見せるようになりました。

別名をナミヒカゲと言いますが、この呼び方はあまりいただけません。

よく似た種類のクロヒカゲとの区別から付けられた別名だと思いますが、このような

別名は、知らない人を逆に混乱させるように思われます。

それともう一つには、一般的に「並」とは、良くも悪くもない、平凡で没個性的な、ありふれてつまらない

などの意味合いがあり、この蝶に対して失礼です。

翅表はほぼ無地ですが、翅裏の模様と色合いに美しく落ち着いた趣があります。

性格が優しいのか、他の蝶が来ると争う気配も見せることなく場所を譲っています。

この後、サトキマダラヒカゲが樹液を吸いに来ると、さっさと姿を消してしまいました。

やはり喧嘩が苦手なのでしょうか?






後からやって来たサトキマダラヒカゲ、ヒカゲチョウは何処かへ飛び去りました。

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ハナヒリノキ(鼻嚏の木)

2009-06-24 06:18:55 | 植物(木本)

ハナヒリノキ<ツツジ科 イワナンテン属>

低山~亜高山帯に生えるツツジ科の落葉低木です。

ハナヒリ(鼻嚏)はくしゃみのことで、葉の粉を鼻に入れると

くしゃみが出ることに由来する名前だそうです。

しかし地方名ではウジコロシとも言われるほど強力な殺虫効果があり

有毒植物なので、このような悪ふざけは禁物です。

画像の丸い実のような形をしているのは、坪型の花序で

よく見ると、先端で5裂して反り返っているのが判ります。



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