山と自然の雑学ノート

山歩き&散歩道で出会った植物などの記録

ラクウショウ(落羽松)

2010-06-17 21:41:14 | 植物(木本)
ラクウショウは北米東南部~メキシコの湿地帯が原産の落葉高木で、日本では明治時代に

導入され、植物園や国有の保安林などに植樹されたものが現在も残っています。

かなりの高木で原産地では高さ50㍍、直径3㍍に達するものがあるそうです。

少しメタセコイアに似た雰囲気ですが、変わった点は、木の周囲に膝根と呼ばれる呼吸根を

林立させていることです。

この呼吸根は公園などの普通に植樹されている所では、ほとんど見られませんが、沼や湿潤地

などで土中の根からの酸素の摂取が困難な場所では多く見られるようです。



ラクウショウ <スギ科 ヌマスギ属>  落葉高木 別名/ヌマスギ







膝根と呼ばれる呼吸根、公園などの適湿地や乾燥地では、ほとんど発生しないので、
植えられていても、メタセコイアとの区別は難しいようです。


コメント (2)
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