山と自然の雑学ノート

山歩き&散歩道で出会った植物などの記録

キバナニワゼキショウ(黄花庭石菖)

2010-06-20 12:42:21 | 単子葉類

ニワゼキショウは北アメリカ原産の多年草帰化植物で、牧草や芝草の種子に交じって

我が国に渡来したと考えられる植物で、公園や河川の堤防等の芝地でよく見かけます。

最近、この身近に見られるニワゼキショウに混じって、黄色い花を咲かせるものが徐々に

目につくようになってきました。

市販の図鑑や検索サイトにはまだ載っていないので、かなり新しい帰化植物だと思いますが、

記事のタイトルに書いた”キバナニワゼキショウ”にしても正式な和名ではなく、今回は他の人の

ブログ等で使われているものを使いました。

普通、ニワゼキショウの仲間が咲かせる花は1日花ですが、このキバナニワゼキショウの花は

さらに短命で、午後1時頃に花を閉じ、2時過ぎには、まるで幻のように跡形もなく芝生から

姿を消します。言わば半日花なのです。

草丈は普通のニワゼキショウに比べるとかなり低く、およそ5㌢ほどなので、花が咲いていないと

まず気が付く人はいません。



キバナニワゼキショウ <アヤメ科 ニワゼキショウ属>  帰化植物







こちらは一般的にどこでも見られる、普通種のニワゼキショウ

普通種ニワゼキショウの花(赤紫タイプ)

普通種ニワゼキショウの花(白色タイプ)

コメント (2)
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