ニワゼキショウは北アメリカ原産の多年草帰化植物で、牧草や芝草の種子に交じって
我が国に渡来したと考えられる植物で、公園や河川の堤防等の芝地でよく見かけます。
最近、この身近に見られるニワゼキショウに混じって、黄色い花を咲かせるものが徐々に
目につくようになってきました。
市販の図鑑や検索サイトにはまだ載っていないので、かなり新しい帰化植物だと思いますが、
記事のタイトルに書いた”キバナニワゼキショウ”にしても正式な和名ではなく、今回は他の人の
ブログ等で使われているものを使いました。
普通、ニワゼキショウの仲間が咲かせる花は1日花ですが、このキバナニワゼキショウの花は
さらに短命で、午後1時頃に花を閉じ、2時過ぎには、まるで幻のように跡形もなく芝生から
姿を消します。言わば半日花なのです。
草丈は普通のニワゼキショウに比べるとかなり低く、およそ5㌢ほどなので、花が咲いていないと
まず気が付く人はいません。
キバナニワゼキショウ <アヤメ科 ニワゼキショウ属> 帰化植物
こちらは一般的にどこでも見られる、普通種のニワゼキショウ
普通種ニワゼキショウの花(赤紫タイプ)
普通種ニワゼキショウの花(白色タイプ)