人里に近い山林や竹林の中などで見られるムラサキツユクサの仲間です。
原産地は南米の帰化植物で、元々は観賞用として、昭和初期に移入されたものですが、
現在では栽培されることはなく、ほとんどが野生化しています。
湿気の多い日陰に適し、条件さえ合えば大繁殖することから、大規模な湿地を持つ
オーストラリア、ニュージランド、アメリカ東南部などでは特に被害が大きいことから
侵略的外来種として法律の規制を受け、駆除対象とされています。
日本では今のところ特に大きな被害はなく、外来生物法の規制も受けていませんが、
里山の日陰部分や竹林などでの大繁殖は要注意で、早目に対策をとったほうがよさそうです。
別名をノハカタカラクサ(野博多唐草)ともいいますが、一般的には使われません。
トキワツユクサ <ツユクサ科 ムラサキツユクサ属> 帰化植物