山と自然の雑学ノート

山歩き&散歩道で出会った植物などの記録

樹液酒場開店~里の昆虫記(ファイル4)

2010-06-27 21:27:01 | 昆虫
今日は雨こそ降らないものの、空はどんより曇った蒸し暑い一日、

午後から、近くの木津川河川敷の雑木林に「樹液酒場」の偵察に行ってみました。

ここでは、アキニレの木に、この時期から樹液がにじみ出して、それを目当てに

色んな昆虫が集まって来るのです。いよいよ「樹液酒場」のオープンです。

そして私も定点観測を開始します。

先ず、この樹液酒場に最初に現れたのは、常連客のカナブンでした。

仲間を押し除けながら、一心降不乱に樹液を飲んでいます。

別の場所ではキマワリも見られました。

カナブン <コガネムシ科 ハナムグリ亜科>

普通の甲虫類は飛ぶ時に固い前翅を開く必要がありますが、この仲間は前翅と後翅の間に

隙間があって、前翅を閉じたまま飛ぶ特技を持っています。




キマワリ <ゴミムシダマシ科 キマワリ亜科>

カナブンと大体、同じ環境で見られます。危険を感じても飛ぶことはほとんどなく、

長い足を生かして、速足で木の表面を走って逃げます。
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