四季の彩り

季節の移ろい。その四季折々の彩りを、
写真とエッセーでつづって参ります。
お立ち寄り頂ければ嬉しいです。

第二部「口語短歌・水曜サロンの会」(その153 ネット歌会)

2024年10月16日 04時33分04秒 | 短歌

第二部「口語短歌・水曜サロンの会」(その153 ネット歌会)
            短歌の返歌を歓迎します!!

 ☆☆☆ 楽しく、和やかな短歌の交流広場を目指したいと思います。
 ☆☆☆ 返歌の投稿と共に、投稿歌の歌評、感想、ご意見等もお寄せください。
 ☆☆☆ 「ネット歌会」について
      「ネット歌会」は、「お題」を決めて短歌を詠みあうという方式では
      なく、「水曜サロン」へ掲載された、各位の歌に対して「返歌」する
      という自然発生的な歌会です。従って掲載された歌の中に自分に響く
      ものがありましたら、それへの返歌として大いに詠んで頂き第二部の
      コメント欄に記入して頂ければ幸いです。


     「薔薇 デンティべス」

☆------------☆ 「ネット歌会」開始 ☆-----------☆
  「ネット歌会」として展開された詠歌を掲載致します。
    注) ☆:元歌  ★:返歌

☆秋ナスをご近所さんよりおすそ分け オリーブオイルでサッと炒める
                         西BOOさん
★秋ナスは遠慮しますと冷え性に 悪さするから怖い腰痛 
                         夕庵さん
★腰痛に身体(からだ)全体悪さする 妻が罹りし繊維筋痛症 
                         西BOOさん
★痛みとは気の萎えること甚だし 寄り添い祈る絶対完治を 
                         夕庵さん

☆回覧板開くと中に赤い羽根 僅かながらも一つを胸に
                         西BOOさん
★隣組とは名ばかりの回覧板 お別れできずに旅立ちし人
                         夕庵さん

☆馴染みなる書肆の閉店 秋風に貼り紙揺れて 暮れゆく家路
                         みっちっちさん
★立ち読みも見て見ぬふりの小父さんの 眼鏡の横顔もう見られない
                         夕庵さん
★立ち読みの後ろから来る足音は 秋去る音ぞ背筋ぞくりと
                         みっちっちさん
★後ろから呼ばれた声で振りむけど 萩の花揺る風 通り過ぐ 
                         夕庵さん
★後ろから呼ぶ君の声掠れしは 息切れるほど我の元へと
                         みっちっちさん

☆秋の雲ふはり夢とも現(うつつ)とも いつしかゆらりロッキングチェア
                         みっちっちさん
★夢でいい ロッキングチェアでふわふわの 子犬を膝にまどろみたいね
                         夕庵さん
★ふはふはの綿菓子君と食べたるは 祭太鼓の響きし夜長
                         みっちっちさん
★テレビ消し秋の夜長に反歌詠む 明日は活字に披露されむや 
                         夕庵さん

     「咲き初める 秋明菊」

☆遙かなる千枚田へと 稲雀 夕日の光撒き散らすごと 
                         みっちっちさん
★能登の海千枚田をも飲み込んで 今日は遙かな白山見ゆる
                         夕庵さん
★能登の海ちさき少女を呑み込みて 家族の元へ返さむと波
                         みっちっちさん
★列島に 母なる海の恩恵も 突然牙むき試練を与う
                         夕庵さん
★悲しきは水害犠牲の少女着し ジャージの名にて身元判明
                         みっちっちさん
★目に刺さる制服の娘(こ)のお下げ髪 父の無念は海より深し
                         夕庵さん
★紺碧の海よ 無垢なるたましひの悲しき果てを慰め給へ
                         みっちっちさん
★秋の陽を受けてたゆたうさざ波も 奪いし命恐れつつ見る
                         夕庵さん

☆暑き秋 蘂燃やすがに曼珠沙華 「相思花」の名を深く思えり
                         ポエット・M
★変わらない想いを告げる曼珠沙華 天界に居る君のもとまで
                         夕庵さん
★極楽の浄土彩る曼珠沙華 その花苑に君も憩うや 
                         ポエット・M
★天上に咲くとう白き曼珠沙華 色褪せるなく護り給えよ
                         夕庵さん
★天上を白く清める曼珠沙華 眺めて吾を偲びくれるや
                         ポエット・M
★曼珠沙華 彼岸と此岸を結ぶやに 朝露のなか両手ひろげて
                         夕庵さん
★朝露を まといてなおも曼珠沙華 天界さして蕊伸ばしいる
                         ポエット・M
★赤き蘂 崩れるほどに恋しくて この命さえ狂おしくなる
                         夕庵さん
★この命かけて悔いなき恋もなく 夕凪に聴く最終楽章
                         ポエット・M
★いま少し命永らえ彼岸花 巡りの季節(とき)に会いたきものよ
                         夕庵さん

☆------------☆ 「ネット歌会」了 ☆------------☆


     「風に揺れる コスモス」

【運営にあたって】
 (1) 投稿期間は、原則として毎週水曜日から翌週火曜日17:00までと致します。
    なお、変更がある場合は、その都度ご連絡致します。
 (2) 「水曜サロン」に掲載された短歌への返歌を「第二部」のコメント欄へ
    投稿願います。出詠頂いた返歌は、そのまま掲載します。
 (3) 口語短歌を基本としますが、文語混じりでも構いません。
    仮名遣いは新仮名遣いとし、旧仮名遣いは極力避けて頂ければ幸いです。
 (4) 作者名は投稿頂いたペンネーム等を、そのまま掲載します。
 (5) 掲載順序は原則、本ブログのコメント欄への到着順と致します。
 (6) 掲載された短歌の著作権は、投稿者に帰属します。
                     了


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15 コメント

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みっちっちさんへの返歌です ( 夕庵)
2024-10-17 09:11:53
おはようございます。

☆あの星を父の星とし酒を酌む 心で父と語りし 夜長        みっちっちさん


★ほうき星に魔女跨がるを探せども 無念今夜は見つけられずに    夕庵

よろしくお願いします。
返信する
西BOOさんへの返歌です ( 夕庵)
2024-10-17 09:15:30
おはようございます。

☆待っていた柿が赤々色付くも 熟れた柿から雀群がり       西BOOさん

★スーパーにはやも並びぬ柿の列 色浅くてはまだ手だ出ない    夕庵

よろしくお願いします。
返信する
Unknown (みっちっち)
2024-10-17 22:04:11
こんばんは
夕庵さんへの返歌です

⭐️ほうき星に魔女跨がるを探せども 無念今夜は見つけられずに
夕庵さん

★渡りゆくスーパームーンよ 魔女が乗る ほうき星へと夜空を照らせ
みっちっち

よろしくお願いいたします
返信する
Unknown (みっちっち)
2024-10-17 22:29:49
夕庵さんへの返歌です

⭐️われもまた鳴くを忘れし鳩時計 前頭葉が軋みはじめる
夕庵さん

★何度でも電池替へやう 新たなる前頭葉よ しやつきり動け
みっちっち

よろしくお願いいたします
返信する
こんばんは。 ( 夕庵)
2024-10-17 22:31:48
訂正お願いします。
西BOOさんへの返歌で
スーパーに・・・色浅くてはまだ手だ出ない ×
             まだ手がでない ◎

お手数ですがよろしくお願いします。
返信する
みっちっちさんへの返歌です ( 夕庵)
2024-10-18 10:00:58
おはようございます。

☆何度でも電池変えやう 新たなる前頭葉よ しゃつきり動け         みっちっちさん

★毎日の散歩するのも新しき電池と 思(も)いて拾いに出よう        夕庵

☆渡りゆくスーパームーンよ 魔女が乗る ほうき星へと夜空を照らせ     みっちっちさん

★夜の更けに窓より空を見上げては 天体の神秘に言葉よ 光れ        夕庵

よろしくお願いします。
返信する
夕庵さんへ (西BOO)
2024-10-18 14:33:16
こんにちは。
早々に、素晴らしい返歌を頂戴し、誠に有難う御座います。
返信する
Unknown (みっちっち)
2024-10-18 17:59:01
夕庵さんへの返歌です

⭐️毎日の散歩するのも新しき電池と思(も)いて拾いに出よう
夕庵さん

★電池替へ気合ひ一発 前頭葉 今ぞ返歌をひねり出さむと
みっちっち

⭐️夜の更けに窓より空を見上げては 天体の神秘に言葉よ光れ
夕庵さん

★十月の夜の窓辺に君と飲む ミントティへとうつる星くず
みっちっち

よろしくお願いいたします
返信する
みっちっちさんへの返歌です ( 夕庵)
2024-10-19 08:42:31
おはようございます。

☆十月の夜の窓辺に君と飲む ミントティへとうつる星くず         みっちっちさん

★ぞろぞろとおしゃべりたちが溢れだす 空っぽになったあなたのカップ   夕庵

よろしくお願いします。
返信する
西BOOさんへの返歌です ( 夕庵)
2024-10-19 08:51:12
おはようございます。

☆釣りバカを見たのは昨日の気がするも 突如の訃報落雷のごと       西BOOさん

★スーさんが淋しかろうとハマちゃんは 急いで逝ったか まだまだ早い   夕庵

よろしくお願いします。
返信する

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