本日、5月21日、ロシア国防省は、ウクライナ東部のマリウポリで、ウクライナ側の部隊が
拠点としていた製鉄所から司令官を含む2400人余りが投降したと発表し、マリウポリ全域の
掌握を宣言しました。
なお、ウクライナからは、マリウポリ製鉄所での「戦闘任務」は完了したとの宣言があり、
マリウポリの陥落が伝えられていますが、降伏したウクライナ軍兵士の勇気ある決断を
讃えたいと思います。
彼らの長期にわたる、祖国の民と、その誇りを守る戦闘に敬意を表するとともに、ロシアでの
反戦、停戦への民衆の戦いのうねり、さらにそれに連なる地下水脈を支持したいと思います。
なお、このような厳しい国際情勢とは比べては申し訳ないのですが…、我が家でもちょっとした事件がありました。結論から言うと「オレオレ詐欺未遂」でした。
一昨日の事でした。午前9時過ぎに我が家の固定電話が鳴り、細君が近くにいたため出たのですが、息子の一人からの電話でした。
「実は昨日の夜から咳と熱が出てコロナかな~と思って病院へ行こうと思って家を出たんだけど、どこに行けばいいのかな?」と聞かれ、かかりつけにしている病院を二つ教えたとのこと。その時、「はっきりするまでは誰にも言わないでと」言われ「わかった」と伝えたとの事。また、昨夜トイレに携帯を落としてしまって故障しているので、電話は街の公衆電話から
かけていると言ったようでした。何よりもコロナかどうかが心配でしたが・・・、「詳しく分かったら電話するから」と一端電話が切れました。
私は、病院での診察・検査等で少なくとも一時間程度はかかるだろうとのことで、その間近くの遊歩道へ写真を撮りに出向きました。
その留守の間に、30分もたたないうちに、再度息子から電話がかかり、
「検査の結果、コロナは陰性だったけど、ストレス症状が出ている言われた」と言い
「実はずっと言えないでいたのだけど・・・」と「事故の顛末」を語り、
弁護士さんがいろいろ動いてくれているので心配しないでと言い、電話が切れたとの事。
その間、私の携帯に電話を入れたようですが、私の携帯はマナーモードにしてバックに
入れていた為気が付きませんでした。
しばらくしたら又電話がかかり「実は今弁護士さんから電話があって、200万円で示談
しても良いと言ってきている」と言ったとの事。この時点で、携帯が壊れているのに
弁護士さんから[電話]がかかるはずないとの疑問も生じ、また、息子の声がたとえ
コロナでもかなり違い、さらに決定的に違和感を感じたのは細君を「お母さん」と
言ったことだったとの事。我が家の3人の息子たちは誰も「お母さん」とは言わなく
なって久しく、息子を名乗る相手はしきりに「お母さんだけの秘密にして欲しい」と。
この辺で少し冷静になった様です。
電話を受けながら近くにあった自分の携帯を見てふと確かめる気になり、息子に
かけたら、すぐにいつもの息子の声が聞こえ、これで相手は息子ではないと
はっきりしたとのこと。嘘だったことが分かりホッとして相手との電話を切ってしまい、
騙されたふりを装う余裕はなかったとの事。これは経緯から十分うなずけます。
その後息子に事の顛末を話したら、当日は休日でもありすぐに夫婦で駆けつけてくれ、
私も撮影が終わって帰ってきて駐車場で鉢合わせしました。これらの顛末も知らずに、
息子夫婦を見て「コロナじゃなかったの。良かったね」と…、当然話が通じませんでした。
部屋に戻り、細君から全ての顛末を聞き、
「そんなことを信じるのは寂しいな、絶対俺そんなことしないから」と息子。
私も自分のいない間に起きたことにびっくりしてました。
騙されたふりして相手に来させて、逮捕できたのかも知れないと考えましたが、とても
そんな心境にはなれなかったとの事。
「コロナかも」で不安にさせ、実は・・・の話で、相手を絶望に追い込み、詐欺話に
まんまと相手を載せていくストーリー展開は、人の弱さを突き心理作戦も含め、かなり
練られたものと感じました。その演技者も含めて、それらを組織的に展開する詐欺集団に
改めて怒りを感じました。
細君は、体が震えるほどつらい時間だったと言っていましたが、その恐怖感は十分
分りますので、その鎮めと、癒しに少しでも私が役立てればと思っています。
また、家の固定電話に「相手先番号表示」を行うオプション契約を、細君と話し合い
早速申請しました。
私の周辺では、これらの詐欺被害も少なからず起きていますが、まさか私たちが
そのターゲットになるなんてと、思ってしまいました。皆様もご留意願います。
遊歩道にて即興で詠んだ短歌を、一首掲載させて頂きます。
☆木漏れ日に生まれいずるか花ひとつ つゆ草楚々と藍煌めきて
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オレオレ詐欺未遂で何よりでした。
詐欺グループというのは何とも巧妙ですね。
本人の「声」というのを確認するのは、かなり難しいということがよくわかりました。
大いに参考になりました。
それにしてもいつもながらの画像が素晴らしいです。
我が家のバラの花は今月末ぐらいからです。
今のところ生育は順調です。
コメント頂きありがとうございます。
お陰様で、何とか未遂で済みホッとしています。
細君はだいぶ傷ついたようでしたが、途中で気が付き切り抜けることが出来ました。
おっしゃるように、詐欺グループの巧妙さには舌を巻きます。
声の相違を見破るのは、結構難しいと改めて認識しました。心したいと思います。
なお、薔薇の画像に目を留めて頂き嬉しいです。北海道もいよいよ薔薇の季節を
迎えますね。行雲流水さんの育てておられる「マチルダ」が楽しみです。
リコです。
私は2012年に歌会に入会しましたので、今年で10年に成ります。
当時は詠草を原稿用紙に手書きですからPCに入っていませんので入力していましたら、初めて短歌誌に掲載された詠草(5首)は未熟ですが若々しく、好奇心に溢れていました。
そこで、文語(歴史的かな)の3首を投稿(ご紹介)したいと思います。
既に発表済みの3首が投稿として可能ならですが。
店頭のあけび買ひたし然(さ)にあれど食べ方知らずつくづくと見つ
「美味いよ」に感嘆符など付けたき程肉厚どんこ主菜となりぬ
大屋根に鰹木のごと並びたる川鵜集まり冬近づきぬ
ポエット・Mさんならどう添削されますか。
ご指導をお願いします。
製鉄所から降伏した軍隊こそ、有名なアゾフ連隊。日本外務省も戦争が起こる前までは「ネオナチ」と規定してきた一群の人々です。この彼らこそ実は2014年のマイダン暴力革命以降東部ロシア人を敵視して、武力攻撃を重ねてきた人種差別主義者たちであり、今回の戦争の遠因の一方なのだ。
この連隊は初め民営有志軍として出発し、やがて政府軍に格上げされたいきさつがあるから、そのお金は一体どこから出ていたのか。僕は、この背後にアメリカがいたと思っています。ちょうど、シリアなどでも親米民営軍隊を作っていたように。
いまや、詐欺グループも単純な行為だけではなく、巧妙で悪質な手を使うようになっていますね。
ですから、何時、誰がそのような巧みな誘導に引き込まれるかもわからない状況ですね。
奥さんの「子供を思う母のきもち」もわかりますし息子さんのちょっとやるせないような気持ちもわかりますが、問題は良心の欠片もない悪質な詐欺集団・・・これは絶滅させなければいけませんね。
理由の如何を問わず、故意に人を騙し金品を奪おうとするハンザ愛車には他の抑止力になるようもっともっと重い罪を科して欲しいものです。
さて、明日からはまた新しい週が始まりますね。
心新たに何かを感じ、そしてつかみ取る日々にしたいと思います。
千恵子の独楽吟を提出します。
☆たのしみは 朝一番にアイリスの 黄色い花を眺め見るとき
☆たのしみは 風に乗って飛んでくる 花の香を嗅ぎ街歩きするとき
☆たのしみは 風さわやかな日になりて ゆるりゆるりと街歩くとき
「ブログ友」と認めて頂きありがとうございます。
また、私の世界史の不十分な理解への忠告も含めた、ご指摘頂きありがとうございます。
「アゾフ連隊」は、EUとロシアに挟まれ、その政治力学のはざまで揺れ動いたウクライナの
生んだ「鬼子」との理解をしてきました。
なお、「アゾフ連隊」は2022年4月時点では、白人至上主義者や反イスラーム主義者は排除され、
ウクライナ民族主義に基づく精鋭部隊として報じられていることも事実です。
ただ、今回のロシアの国際法にも違反する侵略に対して、自国の民を守る最前線の戦闘を
担った役割は、大きいと考えますし、これにより首都キーウへの侵略を押し止める役割を
果たしたのではないかと思っています。
歴史の表層のみを見た浅い理解で、あまり情緒的な表現に終始したブログに反省していますが、
ロシアの暴虐とも言える侵略に「ウクライナの民としての誇り」を盾に、最後まで抵抗した
彼らの心情と、勇気を是としたいと思っています。
これからも、色々教えて頂ければ幸いです。
早々に、「水曜サロン」へ出詠頂きありがとうございます。
なお、ご自分の短歌会や、結社への発表済みの短歌であっても、このサロンへの
投稿は制限はしない方針です。
ただ、短歌会によっては他のメディアへの同時発表は「控えるように」との制限が
ある旨伺ったことがあります。
リコさんの方で差し支えなければ、大いに投稿頂ければ嬉しいです。
リコさんの完成度の高い短歌の添削は、荷が重いですが…。
一首目の五句を少し変えてみましたが、いかがでしょうか。
★店頭のあけび買ひたし然(さ)にあれど食べ方知らずため息をつく
いつも心温まるコメントを頂きありがとうございます。
おっしゃるように、詐欺グループは「巧妙で悪質な手を使うように」進化(?)していて
驚かされました。正に人の心の隙間を突く巧妙なストーリー展開は、劇作家なみと
感じてしまいました。
演技者を担った末端を逮捕しても、その指示者や組織を壊滅させないと、また被害は
繰り返されると思っています。その意味で、厳罰は必要と思います。
なお、「水曜サロン」へ出詠頂きありがとうございます。
三首の独樂吟、今回もほのぼのとしていいですね。
特に「風に乗って飛んでくる 花の香を嗅ぎ」の詠歌が素敵です。
これからもよろしくお願いします。
リコです。
添削有難うございました。
結句は確かに「溜息をつく」が良いですね
つくづくと見る、では焦点がずれますね。
私は自分の結社誌に詠草が掲載されてからしか、ブログに載せません。
ご心配ありがとう御座います。
添削はより良い詠草にする為に、お互いに意見交換をするのは上達のコツだと思っていますので、これからも意見交換はさせていただきたいと思います。
私も経験があります。オレオレではなく関西に多い「還付金詐欺」と「銀行協会」からというカード詐欺。いずれも切り抜けられましたが、隣人はやられて根こそぎでした。教師をなされておられた方でしたが、功名な手口にやられたようです。落ち込んでいましたがようやく元の暮らしに戻られました。詐欺犯は捕まっていません。
用心していても「うっかり」があるものだと、自分に警告しています。