四季の彩り

季節の移ろい。その四季折々の彩りを、
写真とエッセーでつづって参ります。
お立ち寄り頂ければ嬉しいです。

「中秋の名月」に咲く 月下美人

2019年09月15日 18時02分45秒 | 日々の歩み
今年の中秋の名月は、9月13日とのことでしたが、「中秋の名月」とは、太陰太陽暦の8月15日の
夜に見える月を指すとのこと。また、中秋の名月をめでる習慣は、平安時代に中国から伝わったと
言われています。



なお、今年は中秋の名月の翌日、9月14日が満月となり、中秋の名月と満月の日付が1日ずれている
ようです。その満月の光を浴びて、我が家の月下美人が、7月に続き二輪開花しました。



夕刻6時頃に細君と共にプールから帰ると、既につぼみが膨らみ始めており、8時頃にはほぼ満開と
なりました。通常と比べ1時間ほど早い開花となりました。





何年かにわたって、デジイチスケッチを行って来た月下美人ですが、眺めるたびに惹かれる花であり、
新たな発見があります。今回も11時頃まで約5時間にわたり撮り続けてしまいました。

ライティングにより全く異なった表情を見せる花であり、透明感に満ちた純白の花弁と、
蕊のコントラスト等、凄みさえ見せる月下美人の花。その花の儚げな姿を、見たとおりに写し
撮ることが出来ないもどかしさを未だ感じます。
そんな花の写真をいくつかを載せたいと思います。



月下美人に寄せて即興で短歌を詠んでみました。
言の葉で月下美人の花の美しさを表現する、その難しさを改めて感じています。

☆かんばせに輝き放つ月下美人 秘める思いの深きがゆえか
☆いのち咲く その歓喜をも秘むるがに月下美人の温き花しべ
☆仲秋の闇を圧する月下美人 白き大輪夢も紡ぐや
☆花蕊に いのちの極み みなぎらせ 月下美人はひと夜を舞うや
☆花しべに光滲むや月下美人 中秋の月 淡く射しいる
☆大輪の香りも雅び月下美人 一夜の花の夢に酔いたし
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