格安(LCC)航空会社ピーチが、仙台~関空間にも4月12日から就航させたニュースが、Nikkei.Com 4月12日付に出ていた。
具体的な運賃の表示が無かったので、調べてみた。
その前に現在、山形~伊丹間を飛ばしている『JALの運賃』を、格安航空券で検索してみた。 一か月前とか、キャンセル無用とか、平日とかいろいろと料金が細かく分けられているので、ここでは平日の『格安航空券』と単純にして、調べてみた。
山形空港~伊丹空港、往復格安航空券は、27800円~31800円とあった。
http://www.kokuken.net/pricelist24_3.html
『LCCのピーチ』では仙台~関空往復が、6090円という検索結果であった。
http://www.flypeach.com/jp/ja-jp/campaign/sendailaunch_2013.aspx?www_pc_ja-jp_main_banner
手数料や諸税は含まれませんと有るので、幾分かの金銭は余分に見なければならないのだろう。 山形県内から仙台空港までの、電車賃やバス代は往復で、2~3000円くらい掛かるのだろう・・・。 それにしても一人当たりの交通費が、1万円内外で奈良大阪に行って帰ってこれるのなら、これは『ヤバイ』ということになるのだろう・・・。
筆者の気持ちの中には、全て物事を一度否定的に見たい気持ちもあるが、世の中には『光』もあれば『影』もある。 なので、単純に『アベソーリ金融緩和』を全面的否定もしたくもないのだが・・・、 そして『アベソーリ』でなくても、かつてのインフレの昭和40年代のように、年間10%前後の 経済成長と給与の上昇があれば、1000兆円近い国の負債などは、アッという間に無くなるのだろう。 あいにくと、現在の国内の事情は当時とは大違いなのである。 日本の消費税増税の裏には『IMF』が潜んでいるし、日本の国民が蓄積した『金融資産』の横取りする裏には『FRB』が息を潜めているし、その組織の根っこには『国際金融資本』が見え隠れしている。
昭和40年代は、国民すべてが『イケイケドンドン』であったが、現代は大きく様相が異なる。 牛丼屋さんが、値下げに踏み切ったニュースがつい先日流れたばかりであるが、追うようにして『LCC』が、このような手を打って出ている。
政治家も、官僚も、下級公務員も日本の貧困格差の現実を身近に感じて居ないせいも有るのだろう。 日本も世情も、アメリカナイズされて今や貧困格差の主体は、90%の貧困層に移ったのだろう。
公務員上がり夫婦の年金生活者のように、二人で月々50万円もの年金を毎月受け取っている人は、国民の10%内外しか居ないと、あるいは30や40歳になっても、15万円程度の給与で子供はおろか、嫁もなく家庭さえも夢のまた夢という人が、国民の90%を占めていると知るべきである。
こんな事情が国内に於いて長く続けば、国民の中にもも『命』を簡単に投げ出す『テロリスト』が多くなるのは、そう時間を要しないのではないか・・・。 厚生官僚二家族を刺殺しようとした『小泉某』の、その後のニュースが流れないのは、官僚たちが恐れをなしているからなのか・・・ 。 そんなに悪い事をしているという自覚があるのなら、『悔い改め』れば良いのだが、歴史が繰り返すように、権力を手にした人間に、謙遜を求めるのは容易では無い・・・。
PS. 関空~札幌間の、LCC往復料金は、従来から9000円程度で運行されている。