シュルイのブログ「エコ魂」

スケールの大きい小心者のこの私。地球の未来を憂いて早四半世紀。地域活性と持続可能な社会を目指す日々を綴ります。

一人でラーメンを食べる女と、放置プレイをする男

2007年04月17日 | Weblog
「三島まちかど案内所」という企画にシュルイも参加しております。
5つの店舗が案内所となり、地元ならではの情報を提供するというモノ。
うちは元々、通り沿いにありドアを開けたまま営業してるせいか
しょっちゅう道を聞かれるので、
まぁその延長みたいなカンジで。

で、今日の朝日新聞の静岡版に案内所の記事を載せていただきました。
しゃっ、写真入りで・・・・!!
あらま~ど~ありがとうございます~。
すみません~~紙面汚しで~~。

さっそく、よくハンチングを買ってくれるおっちゃんが新聞を持ってやってきました。
「お~~う、お姉ちゃ~~ん載ってるじゃ~~」
私はまだ見てなかったので
「へ~初めて見た!結構大きく載ってますね~」
おっちゃんは新聞を差し出しながら「じゃあ、これやるよ!!」

しかし昼ゴハンを食べたばかりらしく、ツバと食べカスが写真のトコロに
ペッペッととんでいたので丁寧にお断りしました・・・・。
「あ~っ、イイっすよ!朝日新聞の方が送って下さるそうなんで」

おっちゃんの好意だけありがたく頂戴しました。

さて、案内所は各店舗に街の歴史や写真の撮影スポットなど
それぞれ得意分野みたいなのがありまして、
私はガイドブックに載っていないコアなお店の紹介でございます。
ま、私自身がわりと外食好きなので自分が行ってみて良かったトコロを
紹介する、とかそんなカンジですけどね。

・・と、言っても「案内所」のパンフレットにも書いてありますが
シュルイから歩いていける範囲内で、です!!
クルマ無いからね~~。
ま、あっても飲んだら運転出来ないからね、
やっぱ歩いて行くくらいのトコがいいんですよ。
って、呑み前提になってますけど(笑)

さて、飲食店と言えば一般にこだわりのあるのがラーメン屋ですねぇ。
私もたまに行くお気に入りのラーメン屋さんがありますが
そこは味もいいけど雰囲気がイイ!!

私の好きなラーメン屋というのは「ラーメン屋として普通に楽しめる」ラーメン屋である。

さて。私の「ラーメン屋として普通に楽しめるラーメン屋」の条件は・・

1、ラーメンの種類とその他のサイドメニューもそこそこある。
2、テレビがある。
3、新聞がある。
4、店の人の威勢が良い(らっしゃい!!等)
5、常連と話し込まない

1については、2~3種類のラーメンしか無いお店って時々ありますよね。
しょうゆと味噌だけ、とかのこだわりの店。
でも私は席に座っておしぼりで手をフキフキしながら
壁に貼ってある少々汚れた手書きのメニューを眺めつつ
「え~~っと・・どれにしよっかな~~~」と考えるひとときが楽しいのです。
例え、結局はいつも同じモノを頼むとしても!!

2、3は一人の時の手持ち無沙汰対策です。
注文したら、ラーメンが来るまで新聞を読む。
新聞は、今自宅でとってないので(ああっ、朝日新聞さんスミマセン)
あると読まねば!!と思う。
タダで読めるモノは読まねばソンである。

しかし、いつも置いてあるハズのビールケースの上に無い時!!
薄い夕刊しか無い!!
キャーーーッ私の(違うけど)朝刊どこ!?
さり気なく店内に目を走らせる。
するとテーブル席にいるカップルの男の横に畳んで置いてあるではないか。

そう、畳んで置いてあるんです!!
読んでるなら諦めがつくが、読んでない!!
今その新聞は新聞たる役目を果たしていない。
ちくしょう、私の新聞をもてあそびやがって・・・。
ちょっとしたジェラシーを感じる。
読まれてこそ新聞なのに、これでは放置プレイである。
あ、放置プレイなら新聞も悦楽中か。
いやそんな事はどうでも良い。
読み終わったなら定位置のビールケースの上に戻せ!!
それがなぁ、ラーメン屋や定食屋のマナーなんだよ!
しかしその主張をわざわざ声を大にして言うのは、
またそれもマナー違反の様な気がする。
私は歯を食いしばって耐えるしか無いのだろうか・・・。

世の中は不公平だ。
アンタには新聞よりも見るべきモノあるではないか・・・。
そう、連れの彼女が!!
彼女も思ってるはずだ。
「よそ見しないで私だけを見て」って・・・・。

しかしそのカップルの席までわざわざ行って
「新聞、良いですか」というのも何だし・・・。
いっそのこと「返してもらって良いですか」と言ってやろうか。

間違えて彼女に向かって言ってしまったら
あらぬ誤解が生じそうだ。
更に間違えて「返してよ!このドロボウ猫!!」などと言ったら
修羅場になりそうである。

彼女が誤解して「誰!?この女!!」と言ったら
私もつい調子にのって「アタシ?マコトの彼女だけど!?」とか
言ってみたりして。
ま、マコトというのは適当な名前なので「ハァ??」となって一件落着。

・・てな妄想をしているうちに食べ終わって
まったりしていたカップルは店を出て行く。

おっ、やっと新聞が読める!
「待ってました」とばかりに飛びつくのもお下品なので
「あ、何だ・・新聞そこにあるじゃん・・・」
みたいなさり気なさを演出しつつ新聞に手を伸ばす。

でもテレビの音が気になって全然頭に入らないんだけど。
活字を目で追ってるだけだったりする(笑)

しかしテレビがかかっているという、空気のゆるさ、なごみ感。
これが「楽しいラーメン屋」なのである。

えっ、女ひとりでラーメン屋が淋しいですって!?

新聞を読み、ラーメンを食べ、時々はテレビに目をやる多忙な私。
ああ忙しい。淋しいなんて言ってるヒマはありゃしないわよ!!

ふたりで来てるのにどっちかがず~~っと携帯電話いじってるカップルより
百倍マシじゃ!!