シュルイのブログ「エコ魂」

スケールの大きい小心者のこの私。地球の未来を憂いて早四半世紀。地域活性と持続可能な社会を目指す日々を綴ります。

アースデイ 地球庵

2010年05月11日 | Weblog
おととい、5月9日は三島市大社町にある成真寺での
「地球庵」というアースデイのイベントに行って来ました。

アースデイとは母なる地球に感謝し、行動する「地球の日」で
本来は4月22日なのですが、
この前後に世界各地で様々な環境フェスティバルが行われるのです。

そーいえば、20年くらい前にも三島で行われたアースデイのイベントに参加した事あったなぁ。
環境保護に関するシュプレヒコールをしながら街をねり歩いた記憶が・・・。
シュプレヒコールの他には何をやったか、サッパリ覚えてないや。
この頃は、今のフェスティバルの様な楽しいイベントはあまりなかった気がする。
何でも楽しくやらなきゃ、人には伝わりづらいなぁと改めて思いますねぇ。

さて、地球庵はもちろん楽しいイベントでした。
中でも目当てにしていたのは
アーサー・ビナードさんの講演「エコギな商売?」。
お寺の本堂でやるっつ~のも、またよろし。

彼の事は今回初めて知ったのですが、日本在住のアメリカ人で、詩人だそーです。
詩集、エッセイ集、翻訳本などを出している他、
ラジオのパーソナリティーとしても活躍中なんですって。

で、講演タイトルの「エコギな商売?」の「エコギ」は
もちろん「あこぎ」をもじったコトバ。
エコロジーを謳った商売の
「それホントにエコロジーかぁ?」てなお話をして下さいました。

企業や政府は、売り上げを伸ばしたり自身の権利を守ったりする。
ま、それは当たり前のコトなんだけど、それが一般の国民の希望と異なっている場合もある。
そーいう時に、その核の部分を非難されないために
色んな・・まぁ言ってみれば「ごまかし」をしている、と。

その例として、茨城空港の話。
茨城から、ソウルと神戸に往復する4便しかないという同空港は
開港前からその赤字や税金の無駄遣いばかりが槍玉に挙げられているが
県や国はほとぼりが冷めれば思惑通りなんだそう。

多少なりとも興味のある人には周知の事実なのだろーけど
私は恥ずかしながら初めて聞いた話なんですが、という前置きをしつつ・・・。
茨城空港は航空自衛隊の百里基地に併設しており
何のコトはない、一般の空港としての
フライトだとか搭乗率だとか赤字とか黒字とか、んなこたぁどーでもよくて
自衛隊と米軍が使う滑走路を充実させたかっただけらしい。

表沙汰にしたくない部分を隠すために
わざわざ民間の空港として作って赤字でヤイヤイ言わせておいて
基地として使うコトをぼんやりさせている・・・。

そーいうコトは多々あるので
みんな、しっかり目を見開いて
何が真実か
本当の目的か・・とか
見極めなきゃイカンとゆーお話でした。

まぁ現代ってのは色々ややこしいですな。
政治とか経済とか環境とか。

でも面倒くさがって、目をつぶっていると
将来にツケを回すコトになるので
みなさん、頑張って色んなコトにヤイヤイ言いましょう。