シュルイのブログ「エコ魂」

スケールの大きい小心者のこの私。地球の未来を憂いて早四半世紀。地域活性と持続可能な社会を目指す日々を綴ります。

世界平和こそがエコなのだ

2020年08月29日 | 持続可能な社会
「未来」というと、少なくとも10年や20年先だというのは、もはや過去の感覚。
コロナ禍で、ほんの数週間の経過でさえ「あの頃はこんな事になるとは思ってなかった」の連続。
毎日続く猛暑も、年々ひどくなって「地球温暖化」という危機が
「そのうち大変な事になる」という認識から、「既に危機が起きている」という恐怖に変わりつつある。

今年は猛暑でエアコンに頼らざるを得ない毎日。
そしてコロナにより、マスクやテイクアウトの容器など使い捨ての消耗品も増えている。
この様な状況は温室効果ガスとなる二酸化炭素をますます多く排出する。

しかし今「地球のためにエアコンの温度を1度上げましょう」というのは適切ではないし
多くの使い捨てのモノを環境にやさしいモノに変える事も、そう容易ではない。

もちろん、工夫して少しずつ変えていく事は出来ると信じているし
そういう個人の気持ちや行動も大切なのだけど、
もっと大きな効果が得られる事をしないと・・と無力感を感じているのも否めない。

とかなんとかの一方で、世界はコロナでロックダウンした時に、経済活動が止まったせいで
インドではガンジス川がキレイになっていたり、大気汚染が改善されてヒマラヤ山脈が良く見えるとか
ベネチアの運河も劇的に透明度が高くなったなど、環境が改善しているという面もある。

もちろん、経済が止まって困っている人達の事を考えなければならないし、
経済活動が再開されれば元に戻ってしまうのだろうけど。
それでも、環境は悪化するばかりではなく、改善させる事が可能なのだと知る良い機会ではあったと思う。

日頃、身の周りの小さなエコ活動を楽しんでいるワタシとしては大きな声で言いたくはないが
小さな努力は地球にとってあまり変化にならないのかもしれない。
もちろん、だからと言ってそれを不要だとは思わないし、
啓蒙という視点では小さなエコ活動を続けたり広めたりする事は大事だし必要なのだけど。

大きな変化をもたらすもので思い出した。
かなり前に環境に関するTV番組で、戦車や戦闘機のCO2排出量を紹介していて
数値は忘れてしまったけど、ビックリするほど多かった!!
10年以上は前だろうか・・民放だったような・・・MCが今田耕司だったような・・うろ覚えなんだけど。
出演者が「ええ~~~っ!!」と驚きの声をあげていた。
一人一人がエコバッグを使うとか、自転車通勤にするとか小さな努力をしていても
そんなのが吹っ飛ぶような排出量。
それが本当に必要なものなのか。
じゃあ不必要かと聞かれたら悩むのだけど。

いきなり世界中の軍隊を解体すれば、とは思わないけど、少しずつでも軍縮がすすめば良いのに。
軍備がある事によって抑止力になるとか、何も備えずもし攻撃されたらどうするんだとか
色々反対意見はあるだろうけど。
でも、
「戦争は儲かるような仕組みが出来ているから、金儲けのために戦争をさせたがる人達がいるんだ」って
世界の紛争地で武装解除を依頼され、メディアで「戦争解決請負人」と紹介される伊勢崎賢治が言ってたよ。
これからは、軍需産業じゃなくて「平和産業」をすすめていこう、とも。

平和産業かー。みんなが幸せになれる社会をつくる産業かなぁ。
格差をなくすとか、後の世代に負担を押しつけないとか。
もし、本当に世界で軍縮が進んだら、
要らなくなった戦車を廃油で動くエコ戦車(戦争ではなく災害時とかに使う)にしたり、
耕耘機とかの農機具(テキトーに書いてます)にカスタムするのが流行ったら面白いなぁ。
丈夫だからシェルターにするというのはどうだろう?
考える方向をね、変えたら色んな良いアイディア出てくると思うんだけどなぁ。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿