「六ヶ所村ラプソディー」という映画を観てきました。
青森県六ヶ所村に出来た、使用済み核燃料再処理工場をめぐる人々のドキュメンタリー。
本格稼働は11月からの予定。既にここで働いている人は沢山いるけど。
「使用済み核燃料」というのは原子力発電所で出たゴミ。
そこからウランとプルトニウムを取り出す。
取り出したプルトニウムから、また原子力発電をするというのだが
その発電所は開発中で、50年後に出来るかどうかわからないらしい。
結局は、今ある原発を肯定する為の施設?
で、ウランはというと戦争で使われている劣化ウラン弾の材料にもなっているという。
劣化ウラン弾からは放射能が出る。
攻撃された地域では白血病が増加している。
被害にあうのは一般市民だ。
戦争なんてやめてくれと言ってる人でも被爆すれば白血病になる。
放射能に限らないのだろうが、毒性のあるものには体内に入っても
これくらいなら大丈夫(それも疑わしい場合があるが)という基準値がある。
しかしそれは大人の場合。
子供は小さい。
体内の浄化作用も小さいだろう。
それに加えて、子供というのは日に日に大きくなる。
これがどういう事かというと、
体内に取り入れたものが身体の一部となり、蓄積されるという事。
だから白血病になるのも、子供が多い。
子供よりも赤ちゃん。
赤ちゃんよりも胎児。
放射能は遺伝子を汚染して病気や奇形が増える。
アメリカの調査では、原発を閉鎖した周辺地域では稼働していた時期よりも
胎児や乳幼児の死亡率、ガン発生率が大幅に減少したという。
そう言えば原発の周辺地域とそうでないところを比較した健康調査というものは行われているのだろうか?
再処理工場は、原発から出る放射能の1年分をなんと1日で出す。
365倍。
世界に今ある再処理工場はイギリスとフランスのみで、
イギリスのは確か放射能漏れ事故があり、じきに閉鎖するらしい。
イギリスのセラフィールドという所なのだが
白血病の発生率が通常の10倍なのだそうだ。
再処理工場が造られても、目に見える被害が無い時は経済や雇用の問題もあり、
ほとんどの人は放射能汚染に関しては他人事だ。
しかし白血病の増加などにより、声をあげる人が増えたらしい。
でも公的には、再処理工場と白血病の因果関係は認めていない。
廃棄物は空と海とにバラまかれる。
海の中には奇形の生物が沢山いたとセラフィールドの漁師は言っていた。
六ヶ所村やその周辺の地域にも当然、海産物や農作物がある。
工場稼働後は、それらを今までと同じように購入し、口にすることが出来るだろうか?
原子力は夢のエネルギーだなどと言う人がいるが
その本当の理由は大きなお金が動くからなのではないだろうか?
再処理工場が出来る事で、雇用先が出来て助かっている人が大勢いるのは確かだ。
しかしその反面、漁業や農業はますます苦しくなるだろう。
何も知らずに産まれた子供に先天性異常や難病が増える可能性は大いにある。
今は国も電力会社も「安全だ」としか言わない。
かつての水俣病でも、何も問題は無いと言って工場の廃棄物を海に流した。
「安全」だったはずなのだ。
雇用の問題は深刻だ。
しかし、将来、使えるかわからない(使えても危険に変わりは無いが)ものを
取り出す工場を莫大なお金をかけてやるよりは
クリーンエネルギーを普及させる研究や施設の建設に当てる方がよほど良いのではないか?
それに現在世界的に見ても非常に食糧自給率の低い日本で、
もっと農業や酪農や漁業を活性化させる方が将来的にも良いし
それらとクリーンエネルギー事業を絡めて、観光業につなげる事も出来ると思う。
国や大きな企業は、なしくずし的に原子力事業を進めている。
多くの人はそれには逆らえないと思っているが本当にそうなのだろうか。
六ヶ所村の工場の11月の稼働をなんとか食い止めようと頑張っている人達がいる。
何を指示するか、選択するか、行動するか、
それは国でも企業でもなく個人個人なんだよなー。
私は原子力発電は過去のものだと思う。
エネルギーを無限かのように使う便利すぎる生活も過去のものだと思う。
みんなが「ちょっと不便でも良いじゃん」って思うことが一番大切なのかも。
青森県六ヶ所村に出来た、使用済み核燃料再処理工場をめぐる人々のドキュメンタリー。
本格稼働は11月からの予定。既にここで働いている人は沢山いるけど。
「使用済み核燃料」というのは原子力発電所で出たゴミ。
そこからウランとプルトニウムを取り出す。
取り出したプルトニウムから、また原子力発電をするというのだが
その発電所は開発中で、50年後に出来るかどうかわからないらしい。
結局は、今ある原発を肯定する為の施設?
で、ウランはというと戦争で使われている劣化ウラン弾の材料にもなっているという。
劣化ウラン弾からは放射能が出る。
攻撃された地域では白血病が増加している。
被害にあうのは一般市民だ。
戦争なんてやめてくれと言ってる人でも被爆すれば白血病になる。
放射能に限らないのだろうが、毒性のあるものには体内に入っても
これくらいなら大丈夫(それも疑わしい場合があるが)という基準値がある。
しかしそれは大人の場合。
子供は小さい。
体内の浄化作用も小さいだろう。
それに加えて、子供というのは日に日に大きくなる。
これがどういう事かというと、
体内に取り入れたものが身体の一部となり、蓄積されるという事。
だから白血病になるのも、子供が多い。
子供よりも赤ちゃん。
赤ちゃんよりも胎児。
放射能は遺伝子を汚染して病気や奇形が増える。
アメリカの調査では、原発を閉鎖した周辺地域では稼働していた時期よりも
胎児や乳幼児の死亡率、ガン発生率が大幅に減少したという。
そう言えば原発の周辺地域とそうでないところを比較した健康調査というものは行われているのだろうか?
再処理工場は、原発から出る放射能の1年分をなんと1日で出す。
365倍。
世界に今ある再処理工場はイギリスとフランスのみで、
イギリスのは確か放射能漏れ事故があり、じきに閉鎖するらしい。
イギリスのセラフィールドという所なのだが
白血病の発生率が通常の10倍なのだそうだ。
再処理工場が造られても、目に見える被害が無い時は経済や雇用の問題もあり、
ほとんどの人は放射能汚染に関しては他人事だ。
しかし白血病の増加などにより、声をあげる人が増えたらしい。
でも公的には、再処理工場と白血病の因果関係は認めていない。
廃棄物は空と海とにバラまかれる。
海の中には奇形の生物が沢山いたとセラフィールドの漁師は言っていた。
六ヶ所村やその周辺の地域にも当然、海産物や農作物がある。
工場稼働後は、それらを今までと同じように購入し、口にすることが出来るだろうか?
原子力は夢のエネルギーだなどと言う人がいるが
その本当の理由は大きなお金が動くからなのではないだろうか?
再処理工場が出来る事で、雇用先が出来て助かっている人が大勢いるのは確かだ。
しかしその反面、漁業や農業はますます苦しくなるだろう。
何も知らずに産まれた子供に先天性異常や難病が増える可能性は大いにある。
今は国も電力会社も「安全だ」としか言わない。
かつての水俣病でも、何も問題は無いと言って工場の廃棄物を海に流した。
「安全」だったはずなのだ。
雇用の問題は深刻だ。
しかし、将来、使えるかわからない(使えても危険に変わりは無いが)ものを
取り出す工場を莫大なお金をかけてやるよりは
クリーンエネルギーを普及させる研究や施設の建設に当てる方がよほど良いのではないか?
それに現在世界的に見ても非常に食糧自給率の低い日本で、
もっと農業や酪農や漁業を活性化させる方が将来的にも良いし
それらとクリーンエネルギー事業を絡めて、観光業につなげる事も出来ると思う。
国や大きな企業は、なしくずし的に原子力事業を進めている。
多くの人はそれには逆らえないと思っているが本当にそうなのだろうか。
六ヶ所村の工場の11月の稼働をなんとか食い止めようと頑張っている人達がいる。
何を指示するか、選択するか、行動するか、
それは国でも企業でもなく個人個人なんだよなー。
私は原子力発電は過去のものだと思う。
エネルギーを無限かのように使う便利すぎる生活も過去のものだと思う。
みんなが「ちょっと不便でも良いじゃん」って思うことが一番大切なのかも。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます