シュルイのブログ「エコ魂」

スケールの大きい小心者のこの私。地球の未来を憂いて早四半世紀。地域活性と持続可能な社会を目指す日々を綴ります。

地球温暖化を加速させたいか否か

2019年10月16日 | 持続可能な社会
各地に大きな被害をもたらした台風19号。
ここ数年、台風に限らずこれまでになかったような雨量を記録することが少なくない。
それらの原因の一つとして、地球温暖化による海水温の上昇があげられている。

先日行われた、静岡地方気象台次長の田中明夫さんの講演の資料が手元にあるので引用すると。

「日本の年降水量は年々変動が大きく、明瞭な増減傾向は見られない」のだが
「非常に激しい雨、猛烈な雨の頻度は増加している」
これは
「地球温暖化による対流圏大気の気温上昇に伴って
大気中に含みうる最大の水蒸気量が増加していることが寄与している可能性がある」

降水日数では雨の降らない日が増えており、
その分、降るときは極端な雨量になるということも示されている。

台風に関しても
「日本にくる回数は減少するが、強い台風が接近する頻度は
現在よりも大きくなる可能性がある」

実際、大きな被害は増えている。
何度も書くが、これが地球温暖化による可能性が高いということは
私たち人間が便利で快適な生活がもたらした故の被害であるとも言えるのだ。
これまでも地球温暖化による恐ろしい影響を聞かされているはずなのだけど
まだ大丈夫だろう、とか
技術開発で改善されるだろう、とか
日本はあまり被害はないだろう。
そんな風に思っていた人が大多数だっただろう。

しかし、もういい加減本気で取り組まないと。

環境に関しては、私は本当に小心者で
なんとかなるだろう
とは全然まったく思えない。

温暖化は、二酸化炭素などの温室効果ガスを減らしたからといって
すぐに止まるわけではなく、
その進み方が緩やかになる程度だろう。
だとしても、今のままの進み方では
私たちの予想をはるかに超える恐ろしい未来を
予定よりも早く見ることになる。

それを少しでもマシになるよう、食い止める努力をするのは当然のことだと思う。

「恐ろしい未来」は何年も先の事ではない。
今ある生活を守りたいなら、私たちはどうするべきか。

私たちは被害者であり、加害者なのだ。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿