この軍手は「新日本軍手」という、滑り止めを兼ねたデザインがオサレな軍手。
ワタクシも草むしりをする時などに使っております。
色々なデザインがございますので見てくだせえ。
さて、軍手と言えば手袋。
手袋と言えば「♪か~さんが~よなべ~~をして~てぶく~ろ編んでくれた~♪」
という歌を思い出す。
そして、おかあさんをテーマにした歌と言えばやっぱり
「おふくろさん」!!
曲の冒頭に
「いつも心配かけてばかり
いけない息子の僕でした
今ではできないことだけど
しかってほしいよ もう1度」
こうセリフを入れたのを作詞家の川内氏が怒っているとの事。
川内氏の詞を削除したり変えたりしたワケじゃないから別にイイじゃん・・
と私などは思うのですが、どうなんですかねぇ?
森進一側は謝っているらしいが、頑固おじいちゃん川内氏の怒りは治まらず。
まぁその怒りはずっと持っていって冥土の土産にでもしなされ、と思うのだが
そうは言っても森側はそのまま放っておく訳にもいかず、困惑しているとの事。
こうなったら作戦変更だ!!
舞台はNHK歌謡コンサート。
先日の出演時は「時代の歌 こころの歌」のコーナーで
当初予定していた「おふくろさん」が歌えず「女のためいき」に変更した番組である。
3月XX日、再び森が同番組に出演する。
番組が始まり、出演歌手がにこやかにステージに並ぶ中、うつむきぎみの森進一。
その表情はやつれ、目は落ちくぼんでいる。
腫れ物に触るかの様に森に気を使う周囲の空気が感じ取れる。
そんな中でも当然番組は進行し、森の歌う番になった。
司会の小田切千アナウンサーが
「森さん、今日は何を歌って下さるんでしょうか?」
予定では「襟裳岬」である。
森は下を向き、黙っている。
再度訪ねる小田切アナ。
「あ、あの~森さん?本日、数ある名曲の中から歌っていただけるのは・・」
突然顔を上げて前を見据える森。
思わず黙る小田切アナ。
「今夜歌うのは・・・」
森が口を開いた。
「この曲です」
流れ出したイントロは「おふくろさん」である!!
慌てる小田切アナ。
「スッ、スタッフの手違いでしょうか。
きょっ、今日は『襟裳岬』です!!すみません、森さん!」
「いえ、僕の一番の名曲と言ったらこれしかありません」
と言いながら舞台中央に進もうとする森を小田切アナが止めようとする。
「今日は、今日は襟裳岬で・・襟裳岬をっ・・!!」
腕にすがりつく小田切アナを全く見ようともせずに乱暴に振り払う森。
小田切アナは後ろへ勢い良くひっくり返った。
ざわつく会場からは
「小田切、止めるな!!」
「おふくろさんを歌わせろー!!」
という声も聞こえる。
まだイントロが続くのに、森はすうっと息を吸い、マイクを口の前に持ってくる。
もしや、またあのセリフを入れるのだろうか!?
ざわついていたNHKホールが静かになった。
そこにいる全ての人間が固唾を飲んで見守っている。
そして・・
「いつも勝手にセリフを入れて
いけない歌手の僕でした
今では歌えぬ曲だけど
会ってほしいよ・・・・もう一度っ・・!!」
川内氏の家に何度も出向き
その度に門前払いを食らって会う事さえも叶わない
森進一の叫びであった。
本来ならばその後に当然
「おふくろさんよ~♪」と歌い出すだが
森は歌おうとしない。
音楽は流れ続けている・・・。
川内氏に会って許可を得るまでは歌わない、という事なのだろう。
「先生、見てらっしゃいますか。
『おふくろさん』はただ単に持ち歌のひとつなのでは無く
僕の身体の一部なんです。
『おふくろさん』を歌えない僕は歌を忘れたカナリヤです・・・
他の曲も歌えやしないんです・・・ううっ・・・」
そう言って森は泣き崩れた。
駆け寄ってきた小田切アナや共演の北島三郎、石川さゆりなどに
助けられながら立ち上がった後、
深くお辞儀をし、床にマイクを置いてステージを去って行く・・。
「森~~っ頑張れ~~~~っ!!」
「やめないで~~~っ!!」
騒然とするステージを後にして、マネージャーと共に楽屋に向かう。
その後、ステージではいかにも熱血漢の小田切アナがカメラに向かって必死で叫んでいた。
「川内先生、ご覧になってますか!?
森進一さんは、本当に心から先生を尊敬し、謝っているんです!!
この番組が引退なんて事になったら・・・
わたくし、小田切千がNHK歌謡ショーの司会者の名にかけて
森さんを説得してきます!!」
カメラマンと小田切アナが森の楽屋に向かう。
すると・・・・・
楽屋ではさっき泣いていたはずの森とマネージャーが明るい声で談笑している。
「あの、マイクを床に置くっての良かっただろ!?
山口百恵の引退ステージみたいで。
おいおい、あのじいさんのせいで引退すんのかよ~って
みんな思うだろ。
も~~う観客みんなこっち側だよな!!」
「川内さんも、もう許さないワケにはいかないですね」
「まぁ、話題になったし結果オーライって事で」
「そ~っすね~~っ!!」
楽屋のドアの外にはマイクを手にした小田切アナとカメラマンが立っていた・・・。
NHK歌謡ショーは生放送である。
ワタクシも草むしりをする時などに使っております。
色々なデザインがございますので見てくだせえ。
さて、軍手と言えば手袋。
手袋と言えば「♪か~さんが~よなべ~~をして~てぶく~ろ編んでくれた~♪」
という歌を思い出す。
そして、おかあさんをテーマにした歌と言えばやっぱり
「おふくろさん」!!
曲の冒頭に
「いつも心配かけてばかり
いけない息子の僕でした
今ではできないことだけど
しかってほしいよ もう1度」
こうセリフを入れたのを作詞家の川内氏が怒っているとの事。
川内氏の詞を削除したり変えたりしたワケじゃないから別にイイじゃん・・
と私などは思うのですが、どうなんですかねぇ?
森進一側は謝っているらしいが、頑固おじいちゃん川内氏の怒りは治まらず。
まぁその怒りはずっと持っていって冥土の土産にでもしなされ、と思うのだが
そうは言っても森側はそのまま放っておく訳にもいかず、困惑しているとの事。
こうなったら作戦変更だ!!
舞台はNHK歌謡コンサート。
先日の出演時は「時代の歌 こころの歌」のコーナーで
当初予定していた「おふくろさん」が歌えず「女のためいき」に変更した番組である。
3月XX日、再び森が同番組に出演する。
番組が始まり、出演歌手がにこやかにステージに並ぶ中、うつむきぎみの森進一。
その表情はやつれ、目は落ちくぼんでいる。
腫れ物に触るかの様に森に気を使う周囲の空気が感じ取れる。
そんな中でも当然番組は進行し、森の歌う番になった。
司会の小田切千アナウンサーが
「森さん、今日は何を歌って下さるんでしょうか?」
予定では「襟裳岬」である。
森は下を向き、黙っている。
再度訪ねる小田切アナ。
「あ、あの~森さん?本日、数ある名曲の中から歌っていただけるのは・・」
突然顔を上げて前を見据える森。
思わず黙る小田切アナ。
「今夜歌うのは・・・」
森が口を開いた。
「この曲です」
流れ出したイントロは「おふくろさん」である!!
慌てる小田切アナ。
「スッ、スタッフの手違いでしょうか。
きょっ、今日は『襟裳岬』です!!すみません、森さん!」
「いえ、僕の一番の名曲と言ったらこれしかありません」
と言いながら舞台中央に進もうとする森を小田切アナが止めようとする。
「今日は、今日は襟裳岬で・・襟裳岬をっ・・!!」
腕にすがりつく小田切アナを全く見ようともせずに乱暴に振り払う森。
小田切アナは後ろへ勢い良くひっくり返った。
ざわつく会場からは
「小田切、止めるな!!」
「おふくろさんを歌わせろー!!」
という声も聞こえる。
まだイントロが続くのに、森はすうっと息を吸い、マイクを口の前に持ってくる。
もしや、またあのセリフを入れるのだろうか!?
ざわついていたNHKホールが静かになった。
そこにいる全ての人間が固唾を飲んで見守っている。
そして・・
「いつも勝手にセリフを入れて
いけない歌手の僕でした
今では歌えぬ曲だけど
会ってほしいよ・・・・もう一度っ・・!!」
川内氏の家に何度も出向き
その度に門前払いを食らって会う事さえも叶わない
森進一の叫びであった。
本来ならばその後に当然
「おふくろさんよ~♪」と歌い出すだが
森は歌おうとしない。
音楽は流れ続けている・・・。
川内氏に会って許可を得るまでは歌わない、という事なのだろう。
「先生、見てらっしゃいますか。
『おふくろさん』はただ単に持ち歌のひとつなのでは無く
僕の身体の一部なんです。
『おふくろさん』を歌えない僕は歌を忘れたカナリヤです・・・
他の曲も歌えやしないんです・・・ううっ・・・」
そう言って森は泣き崩れた。
駆け寄ってきた小田切アナや共演の北島三郎、石川さゆりなどに
助けられながら立ち上がった後、
深くお辞儀をし、床にマイクを置いてステージを去って行く・・。
「森~~っ頑張れ~~~~っ!!」
「やめないで~~~っ!!」
騒然とするステージを後にして、マネージャーと共に楽屋に向かう。
その後、ステージではいかにも熱血漢の小田切アナがカメラに向かって必死で叫んでいた。
「川内先生、ご覧になってますか!?
森進一さんは、本当に心から先生を尊敬し、謝っているんです!!
この番組が引退なんて事になったら・・・
わたくし、小田切千がNHK歌謡ショーの司会者の名にかけて
森さんを説得してきます!!」
カメラマンと小田切アナが森の楽屋に向かう。
すると・・・・・
楽屋ではさっき泣いていたはずの森とマネージャーが明るい声で談笑している。
「あの、マイクを床に置くっての良かっただろ!?
山口百恵の引退ステージみたいで。
おいおい、あのじいさんのせいで引退すんのかよ~って
みんな思うだろ。
も~~う観客みんなこっち側だよな!!」
「川内さんも、もう許さないワケにはいかないですね」
「まぁ、話題になったし結果オーライって事で」
「そ~っすね~~っ!!」
楽屋のドアの外にはマイクを手にした小田切アナとカメラマンが立っていた・・・。
NHK歌謡ショーは生放送である。
凄い!実話?作り話?
作り話だったら構成と文章が凄い上手~!!
うま~
のめり込んで読んでしまいました ハハハ
作り話ですよ~。
お褒めいただき、ありがとうございます♪
いや~、しかし例の「おふくろさん」のセリフ入りのを
昨日初めて聴いたんですが
ありゃ、「セリフ」じゃないですね・・・。
てっきりイントロ中にちょろっとしゃべってるだけかと思ったら
メロディーも追加してて笑いました。
あれを黙ってやったら、そりゃ~おじいちゃんも怒るわな(笑)
あなた天才
アホ話、他にも色々ありますのでご覧下さいまし。
http://shurui.fc2web.com/zokuzatsudan.htm
ちょっと古いですが
「電車女」は頑張りました。