PRINCOの今日のパチパチ
Sidosso Princoちゃんの思わず拍手パチパチ記録
 



下妻の円福寺大施餓鬼法要でのご法話でした。パチパチ!

ご住職から千人針と日の丸の寄せ書きを見せていただきました。千人針を虎型に縫うのは虎は千里を走って戻ってくる、というので無事に戦地から帰ってくることを願って。またお金(10銭と5銭)が縫い付けてあるのは死線(4銭)と苦戦(9銭)を超えて、という意味だそうです。赤い糸なのはやはり魔除けの意味でしょう。みんなの小さな願いが集まって、というのはお施餓鬼の心に通じます。

本堂で「この中で実際に千人針を縫ったことがある方いらっしゃいますか」と聞いたらパラパラと手があがりました!


そんなの迷信だ、俗信仰だ、と言うのは簡単ですが、女性たちの祈りの結晶はきっと戦地に赴いた兵隊さんたちを充分に勇気づけたと思います。
『お父さんへの千羽鶴』のあとがきで、作者のときたひろしさんが千羽鶴を折るのは大変な手間と時間がかかります。自分の時間、つまり寿命の一部を割いて、私心なく他人の幸せを祈って作られるものなのです。うんぬん、と書かれていました。

千羽鶴も千人針も自分の為ではなく、もしかしたら会ったこともないような他人の為に祈りをこめて作られたものです。目に見える「私心なき祈り」です。

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