水飲まぬ馬

お盆も無事に終了しました。パチパチ！
終戦記念日やお盆の棚経、家族揃ってのお墓参り…いつもの光景ですが、今年はあらためていろいろと知り、考えさせられた気がします。自分自身が歳を重ねた結果でしょうか。

お盆の棚経ではいつもそうなのですが、各家庭のお仏壇って大抵、それぞれの家の一番奥まった部屋にあるので、当然そこまでずんずかあがりこむことになります。きれいな玄関と応接間だけじゃ、日々の生活はできませんから、それぞれのおうちのDEEPな部分を自然と見ることになる訳です。ご回向が終わってお茶をいただきながら話をするときも、かなり込み入った話をされる方が多いです。そりゃあ自分のうちの中ですから。
人生いろいろ、人に歴史あり。ありおりはべりいまそかり。

これまで自分は何でも「押し付けていた」気がして大いに反省しました。右翼の街宣車をうるさく感じるのは、向こうの都合でやってきて向こうの言いたいことを向こうの話し方で話されるからでしょう。聞きたいときに来てもらって玄関先で面と向かって話をしたら、結構いいこと言っているかもしれません（そうでないかもしれませんが＾＾；）。



あくまで、決めるのは相手なのだから、いつでも両手を広げて待っていますよという事だけ知ってもらえばいいのだな、と。
これからは口数の少ない坊さんを目指しつつ…（＾＾）


写真～
流山市市野谷近辺のお盆のお飾り。竹とマコモで作ります。『腰かけ』とか『座布団』とか呼びます。上にアラレ（洗った米と、胡瓜、なすの細切れを混ぜたもの）を載せて、お線香もここにあげます。