年賀ハガキ、今年は自分としてはかなり早めにお年玉くじのチェックができました。パチパチ!
100枚につき2枚当たってもいい訳なのだけど、、、、まあまあ、欲張っちゃいけんっちゃね。
詩人の吉野弘さんが亡くなられたそうです。合掌
映画の『空気人形』で、とても効果的に『生命は』の詩が使われていて、法話でもよく引用させていただいています。浜田省吾の『悲しみは雪のように』も吉野弘さんの詩をモチーフにしているんですね。
代表作の『祝婚歌』は、披露宴のスピーチで朗読される方がよくいらっしゃるそうですが、これをさらっと言って似合う大人になるには、、、、私にはまだまだ人生修行が足りません(^^;)
『祝婚歌』吉野 弘
二人が睦まじくいるためには
愚かでいるほうがいい
立派過ぎないほうがいい
立派過ぎることは
長持ちしないことだと気づいているほうがいい
完璧をめざさないほうがいい
完璧なんて不自然なことだと
うそぶいているほうがいい
二人のうちどちらかが
ふざけているほうがいい
ずっこけているほうがいい
互いに非難することがあっても
非難できる資格が自分にあったかどうか
あとで
疑わしくなるほうがいい
正しいことを言うときは
少しひかえめにするほうがいい
正しいことを言うときは
相手を傷つけやすいものだと
気づいているほうがいい
立派でありたいとか
正しくありたいとかいう
無理な緊張には
色目を使わず
ゆったり ゆたかに
光を浴びているほうがいい
健康で 風に吹かれながら
生きていることのなつかしさに
ふと 胸が熱くなる
そんな日があってもいい
そして
なぜ 胸が熱くなるのか
黙っていても
二人にはわかるのであってほしい
| Trackback ( 0 )
|
|