PRINCOの今日のパチパチ
Sidosso Princoちゃんの思わず拍手パチパチ記録
 



続いて、佛子園へ。パチパチ!
佛子園の公式サイトを見ていただくと分かりますが、もうですね、宗教法人とか社会福祉法人とかの枠を悠々と超え、村を作っちゃったようなもんでしょうか、、、、


まずは小松市の三草二木・西圓寺へ。
1473年創建ですが、後継者がいないため、廃寺になってしまった西圓寺。




ご本尊様こそ、いらっしゃいませんが、地域のランドマークとして見事に生まれ変わりました。今は食堂となった本堂内で案内を受けます。クラフト生ビールがジョッキでなんと300円。※私は聖職者なのでお酒は飲みません。

佛子園の施設には、いずれも温泉が併設されています。そして、すべて地域の方は無料。西圓寺のある野田町は、53世帯しかいなかったのに、10年ちょっとたち、現在75世帯。住宅資金なんかの補助がある訳でも、工場などを誘致した訳でもありません。「あの街、温泉タダだし、いろんな人がごちゃ混ぜに暮らしている。それってなんか住みやすそう」と思われた、若い方々が戻って来たり、移り住んできたのだそうです。ちょっとすごくないですか?
天然温泉 西圓寺温泉



道路の向かいの、元・撚糸工場も、リフォームされ、カフェやスポーツクラブに。




カフェからスポーツクラブが見えます。いわゆるスポーツクラブではなく、小学生からお年寄り、障碍を持った方たちも、みんな一緒に体を動かせる施設です。バリアフリーやノンアルコールは元気をなくすのだとか。プロジェクトサイクルマネジメントという手法により、どんどん新たな事業が興されています。




村おこし、町おこしにお寺がどう関われるか?
なーんて、スケベ心を持って見学に行ったら、ガツンと頭を叩かれた気分です。
あくまで障碍者や弱者を施設から街へ戻そう、壁を壊してごちゃまぜになろう、という活動をしていただけで、結果として、町が元気になったのだそうです。彼らが構成員になると、なぜ町が元気になるかは、、、、、また明日(たぶん^^;)!




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まずは北陸新幹線で金沢に入り、そこから千里浜を眺めつつ、羽咋市へ。



スーパー公務員と呼ばれ、テレビドラマ『ナポレオンの村』の主人公モデルにもなった高野誠鮮上人に会いに行きました。パチパチ!
ご自坊の日蓮宗妙法寺で、ひざを突き合わして2時間たっぷり、お話しを伺えました。わーい。



早稲田大理工学部を中退して、11PMの放送作家をしていた話、自分の生まれ育った寺を継ぐ話、田舎の役所の話、UFOまんじゅうの話、ローマ法王にお米を献上する話、コレオレ詐欺の話、、、、
シンクグローバリー アクトローカル。
こんな凄い坊さんがいる。やっぱり仏教は懐が深いなー。

後半はもっぱら『自然農法(ジャポニック)』の話。

これは、腐らないで枯れたリンゴ。“奇跡のリンゴ”として話題になった青森の木村秋則さんの育てたリンゴです。
「本来植物は、腐らない。枯れるもんなんです」

このことは、自然療法の大家、東城百合子先生もおっしゃっています。
無農薬、無肥料の自然農法で作れば、野菜は腐らないで枯れる。牛乳は腐らないでヨーグルトに、水に漬けたお米はお酒になるそうです。

尼僧で看護師の、玉置妙憂さんも、言ってました。
「人は本来、枯れていきます。チューブで繋がれ、栄養を詰め込まれた身体は、腐るんです」

かつて、世の中の平和のために、即身仏となった僧侶が大勢いますが、彼らは、腐っていない。別に、乾燥した砂漠にいた訳では無いのに、湿気の多いこの日本で腐らず枯れて、ミイラになりました。無農薬、無肥料の野菜穀物を食べていた人間は、仮に孤独死しても腐らなかったのです。

合成着色料、保存料、遺伝子組み換え食品、ステロイド、、、、我々も、生きながらに腐っているのかなー。
「腐ってやがる、、、早すぎたんだ」
仏教を学んだ僧侶こそ、日本の食文化を作っていくべきと檄を飛ばしていただきました。

~つづく~



おまけ~
ルビーロマン。一粒ずつ売っているブドウって、初めて見ました。小さなものでも一粒300m、、、、じゃなくて、1粒300円。大きい粒は通常500円(^^;)




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布教研究所のメンバーと石川県に行っておりました。パチパチ!

これで人生3回目の石川だけど、北陸新幹線は初めて。
まずは、流山から東武野田線(東武アーバンパークライン)で大宮へ。
来年3月からは、清水公園駅-梅郷駅間が高架化されたり、運河-船橋間も急行が走ったりと、流山おおたかの森-大宮も、ちょっぴり便利になります。

JR大宮駅コンコースの待ち合わせスポット『まめの木』。これは、正式名称『行きかう・線』という名前で、人と人、電車と電車が行き交う場所をあらわした造形です。その見た目と、当時駅にできたビル名の【JACK大宮】→『ジャックと豆の木』から愛称がつけられました(のだと思います)。私も高校生、大学生と青春時代、数えきれない人たちと、ここで待ち合わせ、そして、別れたものです、、、、、
♪私をつくる 出会いも さよならも、、、、


今はみんな、携帯やスマホなので、待ち合わせで会えないことってほぼ無くなったのでしょうね。
繋がっていることは安心でいいことだけど、物理的に離れても、常にSNSで繋がり続けるのって、疲弊する人も実際いるでしょう。
まあ、この話はこの辺で。


バブル期は、ここに、鉄人28号や、ピューマなど、様々な巨大造形が設置されたのを思い出します。
OSB(大宮ステーションビル)から、PiNo(ピノ)、Kiss(キス)、そして、新館のWe(ウィ)。今はそれぞれ、ルミネ1、ルミネ2になってます。ああ、懐かしい、、、、まあ、この話はこの辺で(^^;)
※現在は当時から場所が移転して、コンコースの中央では無くなってるんですね。




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先日、二回目の『高畑勲展』に行ってきました。パチパチ!

東京国立近代美術館から、北の丸公園を抜けて、九段下へ。


日本武道館の宝珠は改修中でした。


ギリギリ開門中だったので、靖国神社に私的参拝。

都心なのに周囲にビルが見えない素敵空間。かたじけなさに涙こぼるる、、、。


都心は実は緑が多い。埋立地もせっせと植樹しているので、木がたくさんある。一方、郊外の街は、公園すら木がまばら。ガーデニングは流行るけど、庭木は人気が落ちる一方。唯一の緑の砦は神社やお寺だけど、、、、かく言う円東寺も緑は少ない、、、
緑は心に栄養を与えてくれるんやで!



きみ子様江
心に栄養をいただきました
有難う いつかまた
お逢ひ出来る日が来ることを
祈って さやうなら
草間宗一郎

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『メランコリック』、渋谷のUPLINKまで行こうと思ってましたが、柏のキネ旬に来るというので、いそいそと観に行きました。パチパチ!

予算300万しかなく、監督もIT企業のサラリーマンゆえに、撮影は金曜深夜から日曜昼に行ったのだとか。そこら辺のことが『カメラを止めるな!』と比較されますが、内容は全く関係ありません。

主人公の鍋岡和彦が、東大卒だけどニートという設定があまりにステレオタイプだなあ、と思いながら上映開始を待ちました。食事が揚げ物ばっかりだったり、家庭のだんらんがなんか作りものっぽかったり、殺人事件と銭湯(風呂場)って、、、、、『冷たい熱帯魚』、、、、、!?



以下ネタバレ有(反転させて読んでくださいまし)






最初の、車の後部座席での会話シーン。これから怖いことが起こるのが容易に想像でき、ドキドキします。
一方、主人公の優しい両親と居心地の良い家。何か闇がありそうだけど、、、特に無い。こりゃあ、ニートにもなるわな。

鍋岡は、事件に巻き込まれた被害者なのに、お金をもらって喜んじゃったり、仕事ができないと下に見ていた同僚の方が、オーナーからの信頼が厚かったことに嫉妬したり、、、、彼に感情移入できるか否かが、この映画が楽しめるかどうかの分かれ目でしょう。

ヤクザの田中がオムライスにケチャップたっぷり派だったり、これから突入するぞ、という際の松本のセリフが「普通の顔して、裏切るやつがいるんだよ」だったり、たくさんばらまいた伏線はきれいに回収されていきます。ここら辺のコンパクトなまとめ方が舞台劇っぽくて、インディーズ映画らしい。ちなみにグロい場面とかはなく、笑えるシーンやセリフが目立つくらい。

童貞の殺し屋と、東大卒のニートが、「何のために生きているの?」「人生に楽しみって必要か?」「幸せってなんなの?」ということを、居酒屋で、互いに青臭く問い合いますが、どれも二人には答えられません。

やがて、文字通りの修羅場を超え、4人の若い男女が銭湯でカップ酒をあおりながら談笑するラストシーンになります。
「人生には、今この時間が永遠に続けばいいのにと思う瞬間が何度かある。僕はその瞬間のために生きている。それでいい」
と主人公の鍋岡は独り言ちる、、、、



ああ、ようやくモラトリアムが終わるね。それにしても、若さっていいなあと(人を殺してますけど^^;)

余談ですが、ヒロインの副島百合(吉田芽吹)が、居酒屋で酔っても、レストランでおしゃれしても、明るくてかわいくて、別れ話にも聞き訳が良くて、、、、、、ふーむ、監督の願望が良く出ているなと(^^;)









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