タイルは固く美しいものの、作り上げるのに職人さんの手が必要になるなど、建材としては主役の座を追われた感がありますが、今やモザイクタイルは美術工芸の部品として新たな用途が開けつつあるようです。展示されているタイル・カーテンもその用途の一つのようです。
屋外に置く椅子やテーブルはタイルだったら変質しない安心感がありました。ちょっと冷たいことが難ありでしたが…
ステンレスや新建材が無い時代はトイレやお風呂、流し台など水を多用する部分の建材はほとんどタイルでした。
４階の展示場にはフロアの真ん中に孟宗竹を束ねたような工芸品が座り、壁面いっぱいに廃業した銭湯のタイル画が貼られています。地元笠原町の有志が全国から集めて保存してきたタイル張りの製品や建物の一部を展示していると説明されていました。
