「コーイコイコイ」みたいな掛け声とともに、バケツを下げたおじさんが、無造作に白鳥の群れの近くに歩いて行きました。白鳥たちは別にザワザワすることなくその場で首を伸ばして見ていました。争って近くに寄るようなそぶりはありません。
子供たちが別の場所で遊んでいる時、多分つがいと思われる親鳥の二羽がくつろいでいます。コハクチョウは首が短いので二羽が正面を向き合って並んでもハートマークにはなりにくいものです。それに近いポーズを取ってくれたらいいなと思いながら待ちましたが、チョッと残念でした。
水面は少しですが深浅の差があり、白鳥たちはそれぞれ立ったり浮かんだりしています。目とくちばしの間が黄色ではなくシロで、首から頭にかけてグレイががった羽根の色をしているのが幼鳥です。昨年夏に北極圏(ツンドラ地帯)でふ化した子たちです。