出港してきた伊良湖の港の方向の雲間からスポットライトのような陽光が下りています。雲の動きが速いので海面を掃くように照射されています。伊良湖岬の灯台の背後の建物は、巨大船などの航行を管制する海上保安庁の伊勢湾海上交通センターです。陸地ではほとんど気にかけていませんでした。
防波堤に打ち寄せて砕ける大きな波を見ると、高々一時間ほどの乗船ですが、山育ちの人間には「本日天気晴朗なれども波高し!!」なんて、時代がかった言葉が浮かんできます。昨日走行中自動車が波を被った海岸道路の辺りを右手に見ながら舟はゆっくり進んで行きます。