輝鵬関は4日目まで3勝1敗と好調でした。この日の対戦相手は三重県出身の志摩ノ海関で、突き落としで敗れてしまいました。その後10日目まで7勝3敗と勝ち越しまであと1勝でしたが11目に天空海席に敗れた戦いで左足親指のけがを負い、以後休場となってしまいました。
NHKの相撲解説番組で漫画家の能町みね子さんが阿炎関の四股を「麗四股;うるわしこ」と表現してほめていました。輝鵬関も左足をまっすぐ上げて5秒くらい静止してトンと落とす所作がとてもきれいです。この麗四股を見て観客から歓声とともに拍手が沸き上がりました。
新十両の輝鵬は宮城野親方(元横綱白鵬)初弟子です。日大出身の学生横綱の実績を見て部屋に入れた親方が「小さな白鵬」と呼んで期待している力士です。まだマゲが結えないザンバラ髪ですが、土俵上の所作がきびきびしていて気持ちがいい力士です。