「ひやおろし」を蔵元がおろすのは11月末までとのこと。ここでは今売り出し中の蔵出し限定の新酒を1本買い求めました。蔵元のスタッフさんから、蔵元の近くにあるお酒屋さんに「ひやおろし」はまだあると教えられ、めでたく一升瓶一本を手に入れることができました。
飛騨古川の渡辺酒造のお酒と聞きましたので蔵元へ行きました。こちらで作る代表的なお酒の飛騨蓬莱は中部地区では知る人ぞ知るお酒です。店先に据えられた杜氏の酛摺りの像に書を添えた司馬遼太郎もこちらのお酒を賞味したことでしょう。
ひらゆの森での二度の晩餐でいただいたお酒「ひやおろし」はとてもおいしい一品でした。聞きますと、冬から春に絞ったお酒に一度火入れをした後夏の期間貯蔵庫で熟成し秋になって売り出すお酒とのこと。江戸時代から秋の風物詩として日本の伝統文化の一つとなっています。