芝生広場の周囲に植えこまれたドウダンの葉とカエデの葉が紅を競うようです。ここから小倉山に登るには急な階段が混じる山道を歩かなければなりません。長良川の清流を見下ろしたいので多少無理でも上ることにしました。
石段を上ると芝生広場があります。小倉山城は戦の守りの城ではなく城主が隠居するためでしたので、近くにある岐阜城や犬山城のように山の頂上ではなく、小倉山の麓の平地に築かれていました。今はその昔を忍ばせる物は少なく、静かな市民の憩いの場になっています。
小倉山城址と刻んだ石碑の隣に頑丈そうに見える石垣と階段があります。上から見下ろすとスロープのように見えますが実は急な石段です。一段一段が高くて昔のお侍さんでもよいしょと駆け上がるような古い作りです。
