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プラットフォームにて(女学生像)

いつもリアルな模写だと疲れるので、
時にはこういう、マンガの一場面のような絵を描く。
私はもともとマンガを描くためにデッサンしていたので、
本来は、こちらが本番の下書きみたいなものになるのだが、
この頃はさすがに続き物を描く気力が続かないので、
ブログで一枚絵を描くほうに移行した。
でも、模写でなく、シチュエーションを考えて
こういうラフスケッチをするのはやはり楽しい。
このスケッチにどういうシチュエーションとストーリーを与えるか。
そんなことを考えながら描いている。
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カンムリツクシガモ(絶滅鳥)

久しく鳥の絵を描いていなかったので、
たまには息抜きに描いてみよう。
息抜きといっても、今回は彩色(色鉛筆)を施したので、
実質的にはいつもより大変なのだけれど。
子供の頃から鳥が好きで、
ことに絶滅した鳥にはロマンを感じていた。
もちろん現存種も好きだが。
この、カンムリツクシガモは世界に標本が3点しか無い珍種で、
そのうち2点は、日本の山階鳥類研究所にある。
黒田長礼博士が、朝鮮半島の古物店で見つけた剥製である。
ということは、後の1点の事情は分からないが、
このカモの生きている姿を観察した学者はいない、ということかもしれない。
江戸時代の古書に、「朝鮮オシ(オシはオシドリのこと)」として、
姿と共に記載があるので、存在は確実なのであるけれども、
何ともミステリアスで魅力的である。
1960年代に目撃報告があるが、確証は無い。
しかしもしかすると、シベリアかどこかに、今も密やかに生きているかもしれない。
この絵は雄で、雌はもっと地味な色合い、模様である。
この絵も、特徴は図鑑(子供向け)を参考に、
あとは想像をふくらませてポーズをつけた。
こういう絵を描くのもまた楽しい。
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