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お龍、おまンも一緒に薩摩に行くがじゃ。(似顔絵・真木よう子さん 7) (portrait YOKO MAKI 7)

薩摩藩邸で養生していた龍馬の許に、
長州の木戸から、薩長同盟の書状が届く。
命懸けで龍馬を守り、看病をしていたお龍は、
その書状に裏書きをする龍馬を見て、
「もう坂本さんは、私がお守りできる人ではなくなりました。」と言う。
龍馬のしている仕事の大きさに比べて、
自分の存在をあまりにも小さく感じたのであろう。
寺田屋に帰る、という。妹を助けるために借りていたお金も少しずつ返す、とも。
龍馬が少し笑ったので、余計惨めに感じたお龍は、
今はそれしか用意できないのだ、と抗議するように言う。
しかし龍馬は続けるのだ。
「お龍、おまン(お前)も薩摩に行くがじゃ。」
それを、お龍は、絵に描いたような顔で、驚いて聞く。
「わしらは、夫婦(めおと)になるがじゃ。」
「ほんまに、私でええの?」
「おまンでなきゃ、いかんがじゃ。」
心の奥で、言われたいと思っていたことを言ってもらったお龍の喜びを、
真木さんが今回もまた、心に残る演技で表わしてくれた。
描きたい表情がたくさんありすぎて、迷ったけれど、
この瞬間の表情を選びました。
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