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行って来るきい。(似顔絵・福山雅治さん・「龍馬伝」 坂本龍馬 10) (portrait MASAHARU FUKUYAMA 10)

ちょっとワイルドな龍馬になった。
複写ではなく絵だから、元の画像にない味が
時に出てくる時がある。
それは人の目と頭と心と手を経て引かれる線だから、
無理もないことである。
普通は、元の像に近付けるため、修整を重ねる。
しかし今回は、ちょっとこの味が気に入ったので
あえてここで止めておこう。
「似顔絵」からは少し遠ざかるかもしれないが。
というのは、これは長州征伐に幕府軍が15万もの大軍を送り込み、
さしもの長州も苦戦を強いられている状況で、
「戦わずしてこの国の仕組みを変える」気でいた龍馬も、
亀山社中を率いて参戦せねばならないという、厳しい状況下、
妻のお龍に別れを告げているところの表情だからである。
したくもない人殺しをせねばならない龍馬の心中を思えば、
ここは爽やかな笑顔、というわけには行かないだろう。
ドラマでの福山さんは、その気持ちをじっと胸中に秘めたまま、
静かにお龍に微笑みかけていたが、
この絵はその気持ちを少し外に出している感じになった、と自分では思う。
これはこれで気に入ったので、このままにしたいと思う。
画像をそのまま写す絵(それはそれで価値がある)ばかりでなくてもよいだろう。
というわけで、似顔絵と称しながら、今回は少し勝手をさせていただきました。
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