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似顔絵(谷原章介さん・「龍馬伝」 木戸孝允=桂小五郎) (portrait TANIHARA SHOSUKE)

木戸孝允(谷原さん)は、前から描こうと思っていたのだが。
どうも今ひとつ影が薄い感じだった。
しかし今回、幕府軍に勝った後の方針について、
戦争はこれで終わりにしたい、という龍馬に対して
「地に付いた考えでなければならない。」と厳しく反論する。
幕府の息の根を止めなければ、彼らは権力を決して手放さない。
大政奉還など絵空事だ、と。
初めて骨のあるところを見せた。
国内政治家としては、まことに現実的な考えだ。
しかし、この視点からは、日本国内の混乱を
手ぐすね引いて待ち構えている諸外国に対する視点が
スッポリ抜け落ちている。
このあたりの方針の決め方は難しいところだが、
万能の政治家は居ないから、状況がどういう政治家を求めているか、
その人の考え方が通るか否か、で、歴史は変わったりするのかもしれない。
私のような小人には、測りかねるところである。
今回は、この「骨のある木戸」を描くことにした。
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