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似顔絵(真木よう子さん・「龍馬伝」 お龍 6)(portrait YOKO MAKI 6)

寺田屋事件である。
京都見廻組が、幕府転覆を謀る龍馬を亡きものにしようと急襲する。
風呂場でその気配を察したお龍は、袷(あわせ)一枚だけを羽織って、
階段を駆け上り、二階にいた龍馬と三吉慎蔵に伝える。
「私も闘う。」と無謀な事を言うお龍に龍馬は、
薩摩藩邸へ行って、自分たちが囲まれていることを知らせてくれ、と頼む。
お龍は龍馬をじっと見つめたまま、
「死んだらあきまへんえ、坂本さん。
決して、決して、死なんといておくれやす。」
と必死の形相で言う。
この必死さを、また真木さんはすばらしい表情で演じ切った。
この女優さんを演出家が選んだわけが、よく分かる。
瀕死の龍馬は、彼女の命をかけた行動と、三吉の獅子奮迅の働きで、
かろうじて一命を取り留めることになる。



先日お知らせした「福山龍馬ファンの集いやるぜよ!」というイベントが
9月25日に高円寺で開かれます。
詳細は主催者、シンシアさんのブログ
http://blogs.yahoo.co.jp/fukuyamaryoumasuito/archive/2010/8/18
をご覧ください。お問い合わせもそちらへどうぞ。
残り席が少ないようです。
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似顔絵(草刈民代さん・「龍馬伝」 お登勢) (portrait TAMIYO KUSAKARI)

寺田屋の女将・お登勢を演じている草刈さんは、
もちろん有名なバレリーナですが、
演技も元々の役者のように達者ですね。
このドラマのお登勢さんは、龍馬の母に瓜二つ、という設定で
龍馬の母代りのような気で、お龍と龍馬の仲を見守る、ということに
表面上はなっているけれど、
やはりその心の幾分かは、女としての心情も綯い交ぜになっている気がする。
自分も若ければ、龍馬にぞっこんになっていたに違いない、というような。
そうでなければ、
「(お龍ちゃんは)龍馬さんのことが好きで好きでしょうがないのや。」
などというセリフをあれほど気持ちを込めて言うわけがないだろう。
草刈さんの演技は、そこらへんを心得たもののような気がする。
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