気仙沼市本吉町、小河川に並行する集落道を下って行くと山裾に平坦地が続いていますが、
造成されてから年数が経っていないようです。赤土が露出していたり、冬枯れた雑草に覆わ
れていたりで、まだ耕作されていませんね。ここは海岸から数百メートルしか離れていない
場所ですから、大震災後に造成されたのでしょう。
そんな平坦地の法面に、点々と緑葉が生えています。歩み寄って観察すると、ジャノヒゲ
の仲間のタマリュウ(玉竜)のように見えます。
二枚とも2022.1.22撮影
タマリュウはチャボリュウノヒゲなどとも呼ばれるジャノヒゲの矮性品種で、葉が短いも
の同士を交配して作られた園芸品種です。日向から日陰まで植栽でき、葉が密生して繁殖
することから、庭の下草やグランドカバーとしてよく利用されています。
株分けや根茎の移植でも増える植物ですから、盛土された土にそれらが混入していたのか、
或いは雑草対策にもなりますから、所有者が植え込んだのかも知れませんね。
2022.1.22撮影
タマリュウの原種であるジャノヒゲは、2018年の1月に観察して記事をアップしています。
属性や特徴については、下のURLをクリックして参照願います。
https://blog.goo.ne.jp/snobo045/e/e55d600f29547a5bf91a9298ca65ce9e
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