気仙沼市本吉町、山地の道路を上がって行くと、山側の斜面下に赤い果穂のようなものが
見えます。歩み寄って観察するとマムシグサの果穂で、実は既に赤熟していて、株によっ
ては多くの実が落ちてしまっていて、芯になっている黒紫色の果軸が露出しています。
赤熟した実が落ちたと記述しましたが、これは野鳥が食べたらしいのです。
熟した順に、或いは食べやすい位置から順に、ヒヨドリやシロハラ、ヤマドリなどが食べ
るようです。ただ、食べるのはほとんどがヒヨドリで、シロハラやヤマドリが食べるのは
稀なようです。マムシグサは有毒植物で実も有毒とされますが、赤く完熟すると有毒成分
が消えるのか、或いはヒヨドリには有毒成分に対する耐性があるのか、そこについては今
のところ私は把握できていません。
三枚とも2022.8.22撮影
マムシグサは2016年の5月に観察して、記事をアップしています。
属性や特徴については、下のURLをクリックして参照願います。
https://blog.goo.ne.jp/snobo045/e/2c63fab7d438958d4ba330e7855bc04b
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