町内の散歩で見かけた、キャラボクの赤い実です。
このお宅では、駐車スペースと庭の仕切りに植えていて、オープンな雰囲気でしたから
無断で撮らせてもらいました。全く実のない木もありましたから、キャラボクの木は
雌雄異株なのかな ? などと予想しながら散歩を続けました。
二枚とも2017.10.4撮影
キャラボクはイチイの変種であり、両者はよく似ていますが葉の付き方や樹形が違う
ため容易に見分けられます。キャラボクの葉が四方八方へ螺旋状に発生するのに対し、
イチイは二列に水平に並びます。
イチイは樹高20mに達する高木ですが、キャラボクは古木でも2~3mにしかなりません。
キャラボクは裸子植物なので、果実ではなく直接種子が付きます。その種子のまわりを
肉質の外種皮が包むつくりになっています。外種皮は橙紅色に熟し、ほんのり甘く食べ
られますが、中の種子が有毒なので、必ず吐き出さねばなりません。
種子に含まれる有毒成分はアルカロイドのタキシンで、摂取量によっては痙攣を起こし、
呼吸困難で死亡することもあります。
2017.10.4撮影
イチイ科イチイ属の常緑針葉樹でイチイの亜種、樹高1~3mの低木。
本州の日本海側の秋田県~鳥取県に分布し、深山~高山の稜線に自生する。
生長が遅く管理が容易なことから、生垣や庭木として植栽される。
幹は直立せず、下部から多くの枝を分けて横へ広がる。
樹皮は灰褐色で縦に薄く剥がれやすい。
葉は長さ1~2cmの線形で不規則に螺旋状に枝に付く。表面は濃緑色でやや光沢がある。
裏面は淡い緑色で、主脈が目立つ。先端は尖るが握っても痛くない。雌雄異株。
花期は3~4月で、雄花は直径3mmほどの球形で淡黄色。雌花には緑色の鱗片に包まれ
た胚珠が1個ある。
種子は直径3~4mmの球形で、花後に肥大した仮皮種に包まれる。秋に種子が熟す頃には
仮皮種は橙紅色になり、直径は8mmほど。仮皮種は甘く食べられるが、種子は有毒。
このお宅では、駐車スペースと庭の仕切りに植えていて、オープンな雰囲気でしたから
無断で撮らせてもらいました。全く実のない木もありましたから、キャラボクの木は
雌雄異株なのかな ? などと予想しながら散歩を続けました。
二枚とも2017.10.4撮影
キャラボクはイチイの変種であり、両者はよく似ていますが葉の付き方や樹形が違う
ため容易に見分けられます。キャラボクの葉が四方八方へ螺旋状に発生するのに対し、
イチイは二列に水平に並びます。
イチイは樹高20mに達する高木ですが、キャラボクは古木でも2~3mにしかなりません。
キャラボクは裸子植物なので、果実ではなく直接種子が付きます。その種子のまわりを
肉質の外種皮が包むつくりになっています。外種皮は橙紅色に熟し、ほんのり甘く食べ
られますが、中の種子が有毒なので、必ず吐き出さねばなりません。
種子に含まれる有毒成分はアルカロイドのタキシンで、摂取量によっては痙攣を起こし、
呼吸困難で死亡することもあります。
2017.10.4撮影
イチイ科イチイ属の常緑針葉樹でイチイの亜種、樹高1~3mの低木。
本州の日本海側の秋田県~鳥取県に分布し、深山~高山の稜線に自生する。
生長が遅く管理が容易なことから、生垣や庭木として植栽される。
幹は直立せず、下部から多くの枝を分けて横へ広がる。
樹皮は灰褐色で縦に薄く剥がれやすい。
葉は長さ1~2cmの線形で不規則に螺旋状に枝に付く。表面は濃緑色でやや光沢がある。
裏面は淡い緑色で、主脈が目立つ。先端は尖るが握っても痛くない。雌雄異株。
花期は3~4月で、雄花は直径3mmほどの球形で淡黄色。雌花には緑色の鱗片に包まれ
た胚珠が1個ある。
種子は直径3~4mmの球形で、花後に肥大した仮皮種に包まれる。秋に種子が熟す頃には
仮皮種は橙紅色になり、直径は8mmほど。仮皮種は甘く食べられるが、種子は有毒。
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