登米市津山町、丘陵地の狭間の車道をゆるやかに下って行くと、道路脇の杉林に窪地状の
小沢があって、そこに長い茎を立てた何かが生えています。
歩み寄って観察するとウバユリの茎で、果実は三裂して半開きになっています。
中には扁平な種子が積み重なっていて、今でも半分ほど残っています。
二枚とも2022.2.26撮影
茎の丈は60~100cmほどあるので、強い風が吹くと揺れて、裂けた果実内の種子を振りま
くように散布します。種子は扁平で軽く、周囲には翼が付いていますから、風に吹かれて
数十メートル飛ばされることもあるでしょう。
果実上部の種子はちょっとした風で散布されますが、果実下部の種子はかなりの強風が吹
かないと散布されませんし、そんな時はより遠くへ運ばれることでしょう。
2022.2.26撮影
ウバユリは2018年の8月に観察して、記事をアップしています。
属性や特徴については、下のURLをクリックして参照願います。
https://blog.goo.ne.jp/snobo045/e/e7c9f499185b4c509ebcb58c5b32eb10
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